
先方の記事「京阪3000系(初代)テレビカー」
電車の窓割りとしては「理想を追求」したものになっています。外見上では妥協ゼロ! 実製作上での問題も(斬新な手法の割に)少なそうにみえます。高価そうなパーツも見えません(笑)。
但し……敢えて記しますが……この割り切りは好みがわかれてきそうです。
多くのものを犠牲にしなければならない手法ですから。向こうが透けて見えると云う要素では内部ブロックをすべて1×2クリアなどにする方法は考えられましょうが……。
また、今でこそ定着した「横組」も古くは(10年以上前は)内部補強を前提とした手法であり、インテリアの共存が図れなかったのも歴史的事実ではあります。AP氏の客車のシルヘッダ表現も外見を最優先したものですし。そもそもインテリアフル完備はオリジナル作品では意外と少数派という事実もあります。

もう一つ、意外とタイルのグローブ部分は目立つという問題も指摘しておきます。2×2でかつ黄色なら昔のサイドがストレートだったタイプも入手可能ではありますが……。
ちなみに同じ事は拙作のED72で行なってたりします。



インテリアも窓も考慮する必要のない、また1両で完結する電気機関車だから出来た手法でした。
と、意固地に批判的に記してみましたが……かっこ良くてリアルなのは認めざるを得ません。並んだ狭窓の美しさはプロトタイプの魅力そのまま。
自分がなまじ1900形(二代目テレビカー。ちなみに初代は1800形。3000形は三代目)試作中なだけに(笑)、悔しさも高ぶるってもんで(笑)。

ワイパーは前面上部の「空間」を上手く埋めていましょうね。蝶が転じて鳩になる件のマークは「なるほど」と。副標識も芸が細かいです(Φ1の丸タイルですが、NinjaGo辺りで漢字プリント入り出ないかしら? 「回」「急」「特」「臨」みたいなので)。
屋上機器や床下機器もいつものクオリティですね。Tc屋上の八木アンテナも納得!
やはり、いつか実現した姿を拝見してみたいものです。
先方にも記されてる、8000形のTを挟んだ過渡期編成とか、その後のダブルデッカー組み込み編成も含めて余りに魅力的な題材です。
で、最後に蛇足。
管理人は最近インテリア制作サボることが多いので、物凄く反省しなきゃいけない気分にもなったのでした(笑)。差別化は重要ですよ?
私も京阪8000系をLDDで作成しましたが、いつか実際に組んでこの3000系と並べてみたいなぁ....
京阪神デッドヒートの如く、熱くて愛のある記事(半笑:但、マジ)をありがとうございます。自分でも色々問題作である認識はありますが、良い時代を共に過ごした電車の一つなのでどうしても火花が散り気味になってしまいます(笑)。いや、ホント、枕元にいつも走っているような所に住んでいましたので…。
最初は狭窓の習作のつもりで、ちょっと目をそらせながら中間車だけ作っていたのですが、進めるうちに色々蘇って来て、だんだん覚悟が出来て来た…といった流れです。中途半端な気持ちでは発表出来ないな…と。
1900形の試作を見て「ヤバっ!」と、思わず目から出た火花が積み上がった雑記帳に引火してしまった感じですw
表現したい要素は色々あるのですが、まず私がやらなければならないのは、コレじゃないか?…という、一つの結論です。将来的にL字タイル(笑)とかが出て来て、もっと改良出来る時は来るかも知れませんが、このタイミング(Adiemusさまの8000系、関山さんの1900形、そして実車引退の今年…)で、「レゴ的に」や「フィグ乗りスケールとして」を外してでもなるべくリアルなカタチにだけはしておきたかったのです。
やはり最初に頭をよぎったのは室内の犠牲です。いや、本当に大きな犠牲です…インテリアを積極的に作る方ではありませんが、「作らない」と「作れない構造」では意味が違ってきますからね。補強材をもう少し抜けるので、真横から見れば、窓の天地方向分が透けて見えるくらいには出来ますが、座席が設置出来ない…というのはちょっとね。無理矢理ですが、運転室直後の「特等席」はスペースを開けているのですけど(笑)…この席、色々思い出あるのでw
エアビルドではかなり前から考えていたのですが、ED72の具体例は1歩前進させる原動力になっています。ED77-901もコレが無ければ作ろうと思わなかったかもです。まぁ、電車にはちょっと無理矢理だなぁ…とは思いましたがw
割と汎用パーツばかりで出来ているのは、先頭車だけでも秋の関西オフに間に合うかな…という目論みがあったのですが、さすがにもう無理ですね。
>Adiemus さま
大いに影響されました>8000系 ぜひ実現して、来年のJAMでは京阪特急3世代並びと、ライバルの新快速が勢揃い!なんて期待してしまいます。
私の方に8000系の旧色が1輛混じってしまうかも知れませんが(笑)。
これは是非とも実物を拝見したいですね。
自分がもしこの種の車両を手掛けるならば、やはりG@ひたひたさんの選択した組み方を選ぶと思います。
以前EF61作った際に試してますし。
たしかに窓の多い車両で組むと、内部のパーツが見えてしまう、インテリアを省略せざるを得ない、車体の重量が重くなってしまう等のデメリットはありつつも、外観優先で行くのならこの方法がベターかと。
レゴトレ製作にもいろんなアプローチがあっていいと思いますが、自分はいかに製作を楽しめるかが重要で、結果作品の好みが分かれることはそれほど問題ではないと思ってます。
この作品を生み出した原動力の一つは、確実に8000形の作例だと思いますよ。
自分も1900(1810)形ではあの8000形モデルを意識せざるを得ませんでしたから。刺激を与え合っていましょう。
(あとryokuchakuma氏の地鉄10030も忘れちゃいけません。最初に形になったモデルなのですから)
そんなわけで8000形の実現もすごく楽しみです!
あと、リンク先にある「新作」も素敵ですね。これはこれで惚れ惚れ! 見慣れた実車の魅力が十分に。
近日紹介記事にしますね。
◆G@ひたひた様
> 京阪神デッドヒートの如く、
いや、画像見て直ぐに眠気吹っ飛びました。こんなのモジュールビル新製品とかトレイン新製品の発表くらいのものです(笑)。それほどのインパクトでした。
(ただ、もう一つ眠気醒ますすごい作品もbrickshelfに上がってました。あちらも早く記事にしませんと……showtime様少しお待ちを!)
うちの1900も影響与えられてるなら嬉しいです。ただ1900形新造車だと3000と比べられそう(苦笑)。まぁ表現の差ってことで押し通すつもりですが(笑)。
> なるべくリアルなカタチにだけはしておきたかったのです。
いやいや、コンセプトは理解しておりますから。この方向性は絶対にありだと思います。犠牲に見合うというより、有り余る成果が出ていると評せましょう。というより、インテリアのために外見を犠牲にするモデリングも限界といえば限界はありましょうしね。
(ふと思ったんですが、鉄道模型でのゲージ論争ってこんなとこから生まれてるんでしょうね……あればかりは我々の世界に持ち込みたくはないですけど)
それにしてもL形タイルとは夢が……いや可能性を広げてしまう部品かもしれません(笑)。
京阪特急三世代並びはいつか拝見したいものですね。新快速も数世代並ぶと凄そう。え、茶色い電車。あれも自分的には何時か作りたいですよ?
さて、その第一歩?としてリアル試作してる拙作を頑張りませんと……ちょっと秋の京都行に間に合わない可能性も高くなってしまってはいるのですが。
機能やインテリアを優先すると、困ったことに外見も犠牲になってしまうんですよね。
この辺の取捨選択の難しさも、この趣味の面白いところだと思います。
(ちなみに客車のウインドシルやデッキ周り、自分はまだ結論を出せていません。AP様のアプローチが外観的にはベストなのは分かっているのですが……)
制作を楽しむってアプローチでは、大胆な手法も試されて然り、ですよね。確かに定形とかルール(「自分ルール」も)に縛られちゃ可能性も狭めてしまいますから。
ただ、定形や決め事が合ったほうが捗る・楽しいって場合があるのも趣味の趣味たる部分かも。
その意味では刺激の与え合いのある現状って凄く理想的な状況なのだなぁと思ったりもします。
JAMの時にawazoさんとも話してたのですが、APさんとは好みというか、方向性が似ているので…40ポッチスケールで車輌が集合出来ればいいなぁ…と。まだ、私は制作数が少ないので、ちょっと気合いを入れて追い上げないといけませんが。
今回の旧3000系は、組み方の方法論としてはAPさんの旧型客車の影響も大きいです。シルヘッダーとか窓間の柱って、地味で難しいながら、実現すると根本の解像度が変わったくらいに影響が大きいですからね。
車輌重量に関しては、まだ感覚が掴めてないので、来週の立命館運転会で少しテストさせてもらうつもりです。
>関山さま
旧3000系は入手困難になりそうな特殊パーツが無いので、作るのはいつでも良い筈なのですが、1900に煽られているのは事実ですw
制作優先順位は高いので、DDと8000系T車の設計等、出来る事は全部やってから、実際にどれを作るか検討しようと思っています。まぁ、全部作って、気分によって編成を変える…という事も考えていたのですが、床下や屋根上機器が、時代によってかなり変更されているので、その辺の折り合いもまた課題になってしまったり。
茶色いのは、さすがに思い入れで負けそうなので、ネタとして譲りますw
因に、スカ色の113系も、地味ながら新快速ネタになりますよねw
>来週の立命館運転会で少しテスト
3000形ひょっとしてテスト製作中ですか? こちらも気が焦るばかりです。
関西ネタでは別の新作が完成したところではありますが(笑)。
> 1900形
あんなものでも影響与えられているとしたら嬉しいです。
編成は確かに色々な種類ありますが、稼働年数が長い車故に床下や屋根上ディテールは結構変わっているんですよね。極端なこといえば現行の地鉄3連もそれなりに魅力的ですし(笑)。
ちなみに、8000系1両入れた編成もそれなりに好きです(笑)。旧1810中心の編成に1900新造車が紛れ込んだとき以上の違和感ですが、これはこれで美味しい。
一方で、デビウ当時のすっきり感も魅力ですし、確かにそのへんの楽しみは豊富でしょうね。
>茶色
流石に今回は無理でしたが、長期検討課題です。
茶色の電車でも新旧作りたい形式がいくつもいくつも。思い入れは京阪よりもありますし。
>スカ113
考えてみたら、80系が急電色からただの湘南色になって、113系が幅を利かせてた時期って急電・新快速の暗黒時代なのかもしれません。独自塗装とか、冷房車で揃えたこととか、いきなりの15分間隔運転に特急ぶち抜き……153系ブルーライナーのなんて偉大なことか。