とはいえ、作品の方向性がまるで異なるのが興味深く、そして嬉しいこと。佳き相互作用が生まれている好例といえましょう。個性はあってしかるべきが「Lゲージ」です。
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先ずは、エフ様の試作品より。先方の記事「LEGO 横須賀カラー その3」

前面を平面に割りきっておりますが、この解釈自体はAWAZO氏の711系でも違和感なく採用されてきたもので、十分にありなものでしょう。BUCHI氏開発の半ポッチずらしはそれなりの欠点もあります。
なにより、すっきりした美しさがあります。実物の印象が「これ!」って思われる方も多いのではないでしょうか?
また、113系の場合は前面斜め塗り分けが無理なくスロープで再現できるメリットもありましょう。
平面でも美しいのは、屋根カーブの見せ方の巧さもあります。
ポチスロとカーブスロープの組み合わせで、屋根方向へ流れるラインを作っているのですね。真四角なのに隅とかが丸く見えるのは不思議としか申しようがなく、ここは理屈ではなく感性のモデルなのかと思わされます。
あとはアレンジ・ディフォルメの良さ。
ヘッドライトの位置、また側窓位置を低めにされることで作品に柔和さを生み出していて、これがエフ様作品の世界観にも合致していましょう。特に前者ですが、大目玉……原型白熱灯の雰囲気が顕れてはいないでしょうか? 逆にヘッドライト位置を2プレート高くするとかなり精悍な印象になりそうで、これはこれでシールドビーム仕様っぽく見えますかも?
側面は……確信犯ですよね?
カツミのOゲージや、或いは初期のプラレールに存在した「二つドア急行型スタイルでスカ色」という、昔の玩具的製品の雰囲気がとても暖かい。無論、3ドア車風に側面いじることもできるとは思うのですが、これはこれでいいなぁと思わされるのです。

世界観でも魅せるモデル。
なお、意外な展開ですが、案外12Vモータ付けて、12Vの線路上を運転させても様になりそうですね(集電レールがまるで三線Oゲージに見えてきますかも……?)。
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変わって、G@ひたひた様のCADです。先方の記事「クハ111(横須賀色)」。

こちらは713系からの流れを汲むもので、リアル系のモデル。
前面は如何にもシールドビーム仕様という感じの精悍さですね。タイフォン位置の微調整も効いておりましょう。
この作品もまた側面がポイント。高価になること、また3ドア車では使いにくいトレイン窓を避けた割り切りが実に大胆。しかし、こうして形にしてみるとなんて違和感がないことか!
寧ろ、同じ全長でトレイン窓使った仕上げにすると戸袋窓なしでドア間に窓二個並べるか、或いは戸袋窓間に窓1個という選択を迫られるわけで結果オーライではないでしょうか。
なお、個人的な意見ですが、窓の1×2ブロッククリアの上下間に1プレート灰色か、クリアを入れてサッシ表現されては如何なものでしょうか。
また、ドアを別表現にして(ドア幅をなんとか3ポッチに収まる形にして)、1×2ブロックの窓間に1ブロック分余裕を作る方向性もありましょう。これで更に近郊型らしく見えてくる……? というより、トレイン窓をハーフも含めて避ける事さえ出来れば「湘南色の113系」実現できるかもしれません。
なんであれ、コスト高になり、また供給色の制限を受けるトレイン窓避けられるのはひとつの正義になりそうです。

CADの背景機能でしょうか?
この雰囲気ですと113系と言うよりは115系ですね(笑)。中央東線にしては山がゴツイのはご愛嬌。でも雰囲気がよく伝わってきます。
それから、グリーン車組み込むとなると、サロ165-14(スカ色)の方が似合うかもしれません? 横須賀線より短編成で済むのも中央東線115系のメリットでもありましょうし。
関山さんの記事、G@ひたひた様のBLOGを参考に今回の横須賀カラーの車輌に挑戦しました。日曜日に自分のBLOGを投稿した後に、G@ひたひた様のCAD化の記事を拝見したときには、横須賀カラーの作品がいつか・・・くるかのなぁ?と予測していただけに驚きました。
12Vレールの上を走らせるアイデア!いいですね。直線線路の持ち合わせがありませんが、レトロな鉄道模型を再現できるかもしれません。
今の前面が平らで、側面にトレイン窓を使用しない組み方で「湘南色」にも挑戦してみたくなりました。
実物がどうとかではなくて、既に鉄道トイファンの間では両方とも伝説的なモデルですから…
不覚にも、このレゴ作品はチェックしていなかったので、私側から見れば偶然なのですが、今年のレゴトレイン界は色々見えない力が漂っている感じですねw…面白い流れで楽しいです。
117系あたりから始まった、1x2ブロック2段の窓ですが、見立ての幅広さは思っていた以上です…が、そろそろもっと手を加えて前進させなければいけない時期です…個人的に。続きにサロでも…と思っていたのですが、この2段窓というか、狭窓というか、別ネタに転がり中です。
あと、このスカ色クハ111は、自分確認用の雛形なので、最終的にはトレイン窓パーツを一切排除したモデル…つまり、先に語られたズバリ鬼門の湘南色というのが目標ではあります。まぁ、その前に色々練習ネタを考えていますので、順を追って。
もう、先に具体的な目標を書いておきますが、2段窓にサッシを入れる&窓間に車体色の柱を入れる…という事です。関山さん、勘がいいのでネタが分かっちゃうかなw
正義の味方というのは、1x2クリアブロックだけで何杯もご飯を食べられる人の事なのでしょうか?w
…
スカ色サロ165-14、萌えますね。スカ色グリーン車の中ではやっぱりコレが一番でしょう。
紹介記事遅れてすいません。最初の記事から気になっていました。
スカ色はタンと濃青の一般化で激変しましたね。形になってみてその魅力が強烈に顕れていましょう。
12Vレール使って三線式Oゲージにみせるに食いついて下さりますとは。12V直線集電レールはそれほど高価ではないので12Vの拡張も兼ねて試される価値はありますかも(笑)。
全面平らなのは、結果的に「丸み」を強調する感じもあるんですよね。湘南色も期待しています。
それにしても、G@ひたひた氏の言われる
>カツミのOゲージ的な量感がある作品
には同意せざるを得ません。
◆G@ひたひた様
プラレール153系のスカ色はえらくレアなはずです(笑)。関西線快速色も同じくレアモデル。でも京阪神新快速色がリリースされなかったのは謎としか言いようがありません。これなら「嘘タイプ」にならずに済んだんですよね。他にもやるなら167系タイプとか711系タイプとか、「通勤特急」や偽「185系」やる前にだすもんあったろうがと思ってしまったり。
(まぁ今のプラレールならガチで153系ブルーライナーとか、片方低運転台とかで出してきそうですけど)
閑話休題。
>今年のレゴトレイン界は色々見えない力が漂っている
何なのでしょうね(笑)。
2010年くらいからの勢いがずーーーっと継続してて、それが加速かかってる感じですよ。でも、これって2005−7年ころの低迷期を知ってると夢のように感じられるんですよ。
>1x2ブロック2段の窓ですが、見立ての幅広さ
割と何にでも見えるんですよね。個性というかキャラがないのが幸いしています。
>2段窓というか、狭窓というか、別ネタ
>2段窓にサッシを入れる&窓間に車体色の柱
関西な私鉄で転換クロスな車両でしょうか?
あと、湘南色モデルも最終検討課題なのですね。楽しみすぎです。
>正義の味方というのは、1x2クリアブロックだけ
いや、1×2クリアブロックを安定供給してくれてるレゴ社さんじゃないかと(笑)。
1×2クリアブロ・1×2クリアプレートは何故か大量・安定供給が続いてるんですよね。いや、この辺の供給途絶えたら割と死活問題ですけども。
>スカ色サロ165-14、萌えますね。
昔のトミーのNゲージにスカ色のサロ112という偽モデルありましたが、そのリアル版ですよね(笑)。実車の存在知った時には驚いたものでした。最萌は同感です。2等車込でいいならサロ18やサロ45も好きですけど(笑)。