さて。
以前はアメリカの大型イベントは「羨ましいけど、彼我の余りの開きに参考にはならないなぁ」という観点で見ておりました。国内で大型イベント、特にトレイン絡む大型イベントが皆無で有った頃です。開きがもう絶望的な感じだったのですね。
もちろん、今となっては「参考にしたい!」という素直な気持ちになってます(笑)。
とはいえ、やはり差は歴然ですが。まぁ一般の鉄道模型のイベントなどでも(或いは他のホビージャンルでも)日米の差は大きいので、気にしても始まらないのですが。
それよりは、少しでも参考になる部分を観ようと思います。
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ひだか式モノレール。複線・シーサスクロッシング・そしてループ線あり。あらゆる技術・試行錯誤が導入された状態での展示です。日本の感覚では、結構な面積をとっての展示に見えるのですが……。
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……会場の全景?はこんな感じです。日本で云うならJAM(国際鉄道模型コンベンション)の会場全てがレゴ系のサークルでうめつくされてるような感じなのでしょうか?
あまりに広い。そして個々の作品の密度が濃い……。
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ひだか式を採用したと思われる海外作品でしょうか? ディズニーランドモノレールを思わせるレトロヒューチャーなフォルムはいかにも「モノレール」という趣。
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モノレールといえば懸垂式(ランゲン式)もあります。4.5Vレールを使ったシステムで、車内から駆動輪への伝達にはチェーンを用いています。
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懸垂式モノレールの走り回る宇宙基地。究極のクラシックスペースな世界観。懐かしくもり、新しくもあります。
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都市交通といえば地下鉄も。テーブルの天板の間を走らせるというアイディア。第三軌条集電のイメージ出すために敢えて12Vを使っているのも注目されましょう。
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有名な電気機関車、ペンシルベニア鉄道GG-1の並び。この題材はカーブスロープの発達で年々作品がスマートになってる傾向はありますよね。
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給炭塔。巨大なストラクチャー。
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客車や貨車。客車はダーク系の色が使われるようになってぐっとリアルに美しくなって来ました。奥に見える曲線は直線連ねた緩カーブです。
あと、枕木の処理も印象的。ここまでやるのがアメリカ式……。
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ターンテーブル。直径は直線レール6本分。掘り下げもあります。
レールの端は魔改造のようですが……。
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別角度から。緩カーブ、そして広がるヤードが印象的。見慣れたレールが違うものに見えてきます。
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鉄橋。テクニックビームを組み上げたトラス橋。強度は確保できるものなのですね。
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ヤードの配線。これは参考になりそうです。背後に見える高層ビルも気になる……。
管理人のアメリカ、特にシカゴ辺りの印象は高層ビル群の間に巨大ヤード! というものでした。日本だと操車場や車両基地とビル街は相容れないものですから(多くは前者を潰して後者にする)、あの光景はインパクトありました。アメリカの大型イベントで高層ビルが作られてるのはそうした「リアル」を反映しているのかもしれません。
<続>
また、何の説明もなく写真データを渡したご無礼をお許しください。
作品展示の面積は、作品登録時に指定できます。
自分の場合、1.2m x 2.4m で登録しましたが、難なくパスしています。電源供給もリクエストできますよ。
レトロなモノレールは、Joe氏のデズニーモノレールです。
今回Joe氏は、会場でいきなりモノレールだけを自分に手渡して、ついでに展示してって置いていきましたよ(笑)
鉄道ものは、とにかくスケールが大きく、列車が動いているというのもあり、全部を写しきったか否かが定かではありません。
また、それにともなう街並みもバラエティに富んでいて、そしてケタ違いかと。
なによりも、ユーザーグループが一体となって取り組む姿が印象的です。
2,000枚を超える写真を撮っても、全てを撮りきれていないBrickfairを少しでも感じていただければ幸いです。
いえいえ、説明なしだからこそこちらで自由に解釈できて楽しくもあります。ただ、勘違いとかありましたらフォローお願いしますが。
展示面積申請ですが、「空を飛んで」搬入しなければならないと自ずと限界は出てきましょうね。あちらのイベント搬入は車……それも大きめのものが前提になっていそ印象を受けました。
Joe氏のディズニーモノレール格好良いですね。ただ、カーブはクリアできるかどうかが怪し気なのですが……?
鉄道系はとにかくスケール感にクラクラしています。なまじJAMで大型展示やってみると、あちらの凄さがより実感できる感じです。
>ユーザーグループが一体となって取り組む
羨望を感じていた部分です。
とはいえ、日本もようやく「立ち直って、過去の最盛期を追い越せた」感はあります。積み重ねて、積み上げていくしかないようですね。作品だけではなくて、協力体制やら、設営撤収のノウハウなども含めて。
そして、何時かは日本でも「複数の」トレインユーザグループが併存・並行するようになれば素敵だろうと思うのでした。
>全てを撮りきれていないBrickfair
2年連続のひだか様の参加で、やっと「身近」になってきた感もありますね。日本からの参加の意義は大きかったと思うのです。