
先方の記事「117系……CADですが。」
JAM明け間もない状況ですが、G@ひたひた様の意欲作です。
以前も構想は示されていた国鉄117系電車。1980年デビウ当時の新快速仕様。「シティライナー」と称されてたことを思い出されますね。当時沿線(但し新快速は非停車。ついでに阪急の特急も非停車)住まいだったので、登場時のインパクトを思い出します。ちなみに117系は153系のデイタイム新快速専用と違い、運用に空きがあれば「快速」にも入ってましたから、ブルーライナーや阪急6300よりも身近な印象にもなったのでした。
なお、別のところでも「新快速」制作の噂は聞いていますので、これが実現すればガチで歴代新快速祭りができそう……。
閑話休題。
前面も側面も隙のない造り。前面は平面に見せて下半部の「膨らみ」を33度ダブルスロープ(ポチスロ?)で表現されているのが特徴。117系は「下膨れ」の印象ありますので、この表現はなるほど! と。
また前面種別表示窓左右のポッチ……タイフォンの表現も良いアクセントになってましょう(このポッチはヘッドライト部品の横倒しで良いのですよね?)。

連結運転前提・そして現行部品優先?の方針からか、バッファ付き連結器でスカート付き。でも、実物もスカートはジャンパ栓が左右対称にありますからバッファの違和感はなく、むしろ見立てといった感も。
側面は……ドア窓にコストが掛かりそうなこと以外、問題はなさげです。ハーフトレイン窓の「タン」は今ならぎりぎり入手できますから(安くないですけど)、その意味では早めに手がけられる方が良いのかも知れません。ただ、開閉を考えないならドア窓は他表現も考えられる場所ではありましょう(横組など)。
側窓は素直に1×2クリアブロック。これが一番それらしく見えましょうね。
(え、100番代?)
屋根上はクーラーと換気装置の表現が細かいです。前者はファンの表現が印象的。

検討中の側面割付。スケールを考える上でも興味深い資料です。
一番奥が全長51ポッチ。実物と同じ窓割りですが、いささか長すぎる印象が。
奥から2番めは全長44ポッチ。所謂「フルスケール」はこれくらいですね。
奥から3番目が「採用」だそうで、全長40ポッチ。戸袋窓の省略無く、バランスも良い感じ。また既存作のクモヤ791や591系、ED77等との整合性もありそう。
一番手前は全長32ポッチショートスケールだとか。戸袋窓は省略。個人的にはありだと思うのですが、先頭車の窓割り考えると……これはちょっと頭が痛くなってしまいそう。ドア間窓を2組にしてしまう手もありかもしれませんが、これもバランスとり難しそうですし(「重心」が前よりになりすぎるんですよねぇ)。
24−28ポッチショーティだとまだた違った割切りもできそうなので、32ポッチが一番半端なのかも……。
いろいろ、考えさせられます。
ともあれ、33年目の「実現?」が楽しみでもありますね。
その通りです。…この解像度でよく分かりますね〜(笑)凄い観察力!…この辺はビルドの経験値から来るものなんでしょうね。
この車輌、関山さんの153系や、JAM参加のクモヤ791よりも1プレート高いので、何とか削れないものかと考え中です。この車高、出来るだけプレートを使わずに、山ほど在庫のある、タンのブロックを消費したい…という別の目的もあったり(笑)
全長は、まだ32ポッチに未練があります。省略の仕方によっては、うまく見せる方法があるのではないか…という気もしますし。
ドア窓に関しては、次のネタでテストしていますので、ちょっとまだ色々検討の余地は残されています…コスト的にもw
特殊パーツなるべく使わずに、使っても出来るだけセオリー通りの物だけで何処まで出来るか…といった拘りがちょっとマイブームです。
どの窓を間引くとどのように印象が変わるのかがよくわかります。
それぞれ意図があっての設計ですから、どれもが正解であったりして奥が深いです。
2プレート厚に側ポッチ出すために、ヘッドライト横倒しはわりと定番テクですし(笑)。でも見立てが良いです。
車体高さはあんまり気になりませんが、1プレート詰めるなら車体裾と茶帯の間でしょうね。拙作の153系・155系ではブロック2段プレートなしで処理していますので、参考になりましょうか? これならタン色ブロックも消費できましょう。
全長32ポッチ版……いろいろ無理はありそうですが、最後まで頑張ってみる価値もありそうですね。現物作って違和感がないことに気がついたり、或いはその逆ってことは少なく無いですから。
◆薬師山様
窓割り検討図。スケールや今後の方向性も関わってくるので重要ですね。まぁ自分のところは「先ず32ありき」なのでもっと単純かつ自由度のない作業ですけど(笑)。
それでも、どの窓を間引くかとか、或いは解釈変えるかとか迷いは大きいのです。
下手すりゃ完成車両でも再度いじること考えたり……。