古くは9Vで なかの氏が2002年頃に作られています。これは1次型(1,2号機)がモデル。
イグ氏の作品は2次型(3-9号機)がモデルです。
最近作られたyanagin氏の作品は3次型(10号機以降)。
有難いことに、(個人的に一番好きな)試作機901号機はどなたも手をつけておりません。
これは造れとの天啓か?

前頭部試作一晩。他は三晩ほどで仕上がりました。
ちなみに半分作るのに3/4ほどの時間がかかり、残り半分はスムーズに。プチ量産効果です。
◆コンセプト:
全長32−34ポッチクラスの車両に合わせるため、長くなりすぎないように意識しました。全長44ポッチに抑え込んでいます。
実物は25mですから通常車両の1.25倍……即ち40ポッチが理想値。まぁ許容範囲でしょう。

サイドビュウ。明かり窓が多いこと。JRFロゴと「金太郎」が並んでるのが901号機の特徴。
前面は他の妹分な量産機よりも端正な顔の901号機なのですが、側面に関しちゃ量産車の方が整ってますよねぇ。
側面のJRFロゴと「金太郎」は大きくなり過ぎないように意識。腹掛けとか「R」の文字ではちょっと遊んでみました。
なお、電機は他の車種(客貨車・電車)よりも床面が高いので、1プレート高くしています。そのおかげで台車上部に1プレートのゆとりが出来、後述の台車枠自作が有利になっています。車体も「薄い」ので、全長を長く見せる効果ありますかも。

内部機器配置。
動力は9Vと迷った末にPowerFunctionで。牽引力でのメリットとか、今後はPFのみの運転環境も増えていくことを予見して。また、台車周りの自作において9Vより有利な点もあります。少なくとも全車輪が黒で揃うのは美観上メリット大きい!
右手車体に電池BOX、受光ユニット集中しています。左の車体にはウエイトブロックのみ。
屋上機器はパネルを伏せて使ってみました。乗せてあるだけ。
モータはPFトレインモータ1個と、RCトレインモータ1個の混成2台です。後者は単に余剰品が手許にあったからで深い意図はありませんが。性能面では低速時にRCが足引っ張りやがります(苦笑)。高速時は未テストですがどうなりますやら。理想は2個ともPFです。
台車枠は全て自作としました。レゴトレイン標準だと灰色が入手し難いのもありますが、JR新型電機のシンプルな足回りと、レゴ標準の形状差が気になっていたのもあります。
台車枠はプレートそのまま。軸箱部分は思い切って省略してしまい、テクニック軸をそのまま延長(通常長6のを、敢えて長7を使用)し、軸箱に見立てた由。シンプルで軽快な足回りが実現しました。
(パンが無ければ、パンを焼けば良いのです!)

両端台車。

動力台車を取り外したところ。
ただ、JAM打ち合わせで仮公開したところ「ガニマタ気になる」とか言われてしまいました……。
敢えて開き直れば、電動車にとって台車って要素は重要なので、多少の「強調」は必要だと思っているのですが。

前面窓は901号機は微妙に角度が立っているため、2×6×2のキャノピーを避けました。まぁ同じ手法はyanagin氏に先を越されてしまいましたが(笑)。
前面手すりはイグ氏作品を意識したところです。あるとカッコいい。

交差式パンタはMugen氏の手法を参考に、アームを省略した形状。フルに出来なくもないのですが五月蝿い印象がありますので省略した次第です。

その他の写真はこちらへ(brickshelf 検閲済)。
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=531751
◆余談
4月の引越し後のレゴ制作環境はなかなか整わなかったのですが(あの部品がない、この部品がない……あるはずなのにン十単位で……ってことだらけ)、この制作で一気に整い、そして制作の勘も取り返した感じが。JAMまで余り期間ありませんが、どれだけ頑張れますか。
あと、問題は手持ちの貨車だと牽いて似合うものが殆ど無いこと(苦笑)。手許の貨車は「黒い、古い」のとか欧州的なのしかない(笑)。
当面はイベント時などに「貸してもらう」として、何時かはコンテナ車とか、タキ1000のような近代型タンク車とか考えたくなってきます。
関山様だとどうしても国鉄形か京急のイメージが
金太郎ブームですね
あとはEH800とか(笑)
関山様の作品らしくゴツくもありスマートで格好いいです。
関山さんがJR電機とは意表をつかれました。
失礼(?)ながら、同じく別の方の作品かと(笑)
もう「9」のつく車輌祭りですねw
一見して901号機と分かりました。
機関車の台車を腰高にするのはアリですよね。
車体側の見え方が変わって来ますし…と、個人的にも色々考えてナウ。
…で、…ふふふ!
奇遇ながら、私が今、新たに作っている「9」のつくアレと並べるとか、ちょっと楽しみです…ふふっw
どなたか、コキの長編成を持ち込んで頂けないですかね〜。
ありきたりな感想ですが同じ題材でも作者によって個性が出るのが面白いです。
金太郎はイグさんの作品のアイディアも驚きましたが、関山さんの表現も良いですね。腹掛けがあることで金太郎らしく見えるのが素晴らしいです。
JAMに向けて盛り上がってきてますね。自分の予定もメールの方にお送りしましたので、よろしくお願い致します。
意外な感じはありましたか。確かに牽く貨車がうちにはありません(笑)。
国鉄か……それも古いのばっかりやってましたからね(苦笑)。でも、これでJR貨物の今の電機にも興味が湧いてきてます。EF500辺りの幸の薄さ辺り、1950年代の試作機に通じるものを感じちゃいますよ。
EH800は「やらないの?」って他の方にも言われましたが、塗り分けが単純で作りがいがないような(笑)。アンテナ部分の出っ張りとか魅力はあるんですけどね。
あと、電機らしいごつさは意識しました。
◆G@ひたひた様
JAM打ち合わせで見せた時には「いつもの関山だ」とか言われてしまいましたので、別の方の作品のようと云うのは褒め言葉に聞こえます(笑)。
901らしさは出せてますか。良かった。まぁ妹達とはぜんぜん違う形状ですけれど。
台車腰高は好きな表現です。EF58のような旧型機では必然ですが、近代機(ED72とか)や現代機でも使える表現だと思うんですよね。
それから、貴方の「9」は拝見しました。今夜辺り記事にします。
ぜひ並べてみたいですね。ほぼ同スペックでD形とH形、そして日立 VS 東芝のライバルじゃないですか!
jamでのコキ編成は何とかなりそうです。
◆satoastu様
ryokuchakuma氏に間違えられてしまった縁で、satoastu様がEH手がけたらどうなるのかな……というのは興味が出てきました(笑)。とはいえ、今はキハ91が楽しみでなりません。
重厚感は意識した、強調した部分です。
新型電機は一見軽やかな印象ありますけど、解釈次第で旧型電機的な重厚感は出せるとわかった次第です。
なんでも作ってみるものですね。
◆Mugen様
個性、出まくってますね(笑)。
イグ氏の金太郎は話題になりましたけど、個人的にはあのおっさん顔は「違う!」と思ったので(笑)、敢えて採用は控えました。EH500の「金太郎」はもっと凛々しく可愛いのですよ!
で、腹掛けの表現は敢えてアクセントに。
メールは拝見・返答しました。作品に、そして貴方にお会いするのが愉しみでなりません。
ぱっと見、すごい個性にあふれた車両ですね。
独特の雰囲気と重圧感を感じ、内部はPFでしっかり埋まってて、
車体は灰色の部品がないための一工夫がされているのがわかります。
全体的に引き締まってる感じがします。
ちなみに、モーターは1つですか?それとも2つで動くのですか?
以上。
この数日のコメント、話題の流れがかなり早いのですが、でもコメント遅れても大丈夫です。特に拙作へのコメントは有難いです。
重圧感は意図的に本物よりも強調しているかも知れません。電機のイメージって重さや力ですから。
引き締まってるというのは、大きくなってしまいそうな題材を、ミニマムなサイズ(レゴスケール)に収めたからだと思っています。
モーターは現状でPFトレイン用1つとRCトレイン用1つづつの計2基搭載です。理想はPF用×2ですが。