なお当日の撮影ネタは、未だ続きますのでお楽しみに。
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気分屋様の、札幌市電8500形の広告電車(ガーナ)を意識された作品です。
画像検索(札幌市電 ガーナチョコレート)
窓割りや全体の雰囲気がきっちり8500形になっています。前部保護網は路面電車っぽい。裾のポチスロ廻りは逆組もされており、かなり細部への目の届いた作品です。角の面取りブロックも角ばった8500形っぽい。
注目はバーとアームでサッシを表現した前面窓でしょう。このおかげで実物の複雑な面取りのされた前面窓が表現されています。いろいろ、応用の幅も広そうな手法ですね。
動力はPF内蔵。一両で走り回ります。屋上機器も細かく、かつ正確な形状把握。前面窓同様クリップやバーで構成されたZパンタは見せどころになっていましょう。
また「7597」のプリントタイルは「Ghana」ロゴの代わりとして、十分に役を果たしています。これ自体がチョコレートっぽいですものね。
ここまで来ると惜しまれるのが車体高(特に足回り)。いや、2軸ボギーの路面電車の車体高だけはどうしても解決策の見つからない難題です。ボギー車諦めて「中央に二軸、前後にダミー車輪」というのは拙作の名鉄510形で採った手法ですが、これも相当な妥協策ではあり、どなたにでもお薦めというわけにはまいりません。実質2軸なのでかなり下げられるのですが。

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引き続き、pei-san様の作品です。

走行すると、大径車輪とギアで連動された「らせん」がクリアの煙室内でくるくる回転。楽しさいっぱい。
流し撮りに挑みましたが、もっとシャッタースピード落とせばよかったか……。

「この機関車の動力はいったいなんなんだ?」と思わせんばかりの怪しげなクリアパーツによるディテール表現が堪りません。また、この種の「イロモノ」にしては鉄道車両としての約束事は守られており(車両限界など)、見た目のインパクトよりは妙な整合性はありましょうか?
なお模型としては動力はPFです(当然!)。PFトレインモーターを従輪部分にそのまま使用。電池と受光ユニットは炭水車?に。



こうした自由な発想で、ギミック満載の作品に出会えるのも、マルチジャンルのオフ会ならでは!
今から思えば、この白い妖機関車にまっとうな客車や貨車引かせて「違和感を愉しむ」という遊びもやってみたかったですね。