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2013年05月02日

【歴史】レゴトレイン製品史25 9Vの前歴史「モノレール」(後)

 前編こちら。

 モノレールシステムは、他に転用の利かない専用部品多数によって成立していました。その全容と使い方について解説します。

 モノレール関係の部品リストこちら(bricklink)
 画像も上記より引用しています。


◆パーツ構成:車輌部品
 
<付随車台枠>

 %2876「Monorail Base 4 x 20」という専用部品です。色は黒のみ。専用のボギー台車を組み合わせます。

<付随車台車>
 %2686c01「Monorail Bogey with Bogey Bracket/Pivot」。%2876に組み合わせるボギー台車。軸受と台車のアセンブリですが、それぞれは単独では使いようのない部品でした。

<動力台車>
 
 動力台車には2種類が存在しました。左が2684c01a ショートカップリングタイプ。右が2684c01b ロングカップリングタイプ。
 前者ショートタイプは1987年の#6990ヒュートロンモノレールのみ使われ、1990年の#6399エアポートシャトル及び1994年のユニトロンモノレールは後者のロングタイプです。

 当然、ロングカップリングタイプの方が連結面間に余裕があり(半ポッチ程ですが)、急曲線急勾配への対応がしやすくなっている……筈です。カップリングはかなり可動範囲が大きくとられています。

 モーターは縦位置に搭載。駆動用ピニオンを回します。
 写真では下方に見える4角錐状の出っ張りがスイッチで、押し込むと前進・手前に引くと(向こうから押し込まれると)後退・中間位置で停止です。これによってストップや方向転換が可能になっていました。
 なお、成型色は白のみ。


<モーターカバー>

 %2619 Monorail Motor Coverは上の動力台車に付けるカバー。成型色は赤のみ。
 無くても機能上は問題のない、外見上の部品です。入っていたのは「街」仕様の#6399エアポートシャトルのみ。



◆パーツ構成:レール

 %2671 直線(長)1987年より。

 
 %2670 直線(短)1987年より。本当に短い直線レールで、端数調整用と思われます。


 %2672 曲線(長)1987年より。曲線レールで90度の角度あり。

 %2877坂レール(左)%2878坂レール(右) 1987年より。かなりの急坂レールで弓なりになっています。両者は必ず組み合わせての使用ですが、間に直線レールを入れることも可能な模様。
<追記:坂レールの上下は独自の接続であり、中継ぎは出来ないそうです。>

 %2774 スイッチ付レール。 1987年より。モノレール用のストップ・方向転換レール。写真手前の丸い部分を回すとレールを挟み込む楔状の部分が動きます。

 %2892 曲線(ポイント組み合わせ用・左) 1991年からの追加レール。右端の形状に注目。鍵形になっていて、後述のポイントレールとしか組み合わせできない仕様になっています。ラックレールのかみ合わせの問題もありますので、45度角の曲線レールとして使うことは実質不可能なので要注意。このレール同士の組み合わせでS字カーブは可能かも知れませんが。
<追記:可能とのこと>

 なお、%2891 曲線(ポイント組み合わせ用・右)が対になっています。

 %2890 ポイント左 1991年からの追加レール。45度の角度で分岐するポイント。
 勿論、%2889 ポイント右が対になっています。

 左右とも分岐側の線路先端が鍵型ですので、%2891か%2892との組み合わせが必然になります。ラックレールかみ合わせの問題上、その他のレールは繋ぐことができません(同じ向きのポイント分岐側同士を合わせて片渡り線を作るのは可能か?)。
<追記:可能とのこと>

 切替は写真右側の、ラックレール部分をスライドさせることで行います。実物のモノレールやAGT並の大掛かりさなのですが、更に複雑にしているのは逆線進入にも対応していること。
 この写真で左方、直進側から列車が進入したとしましょう。写真ではポイントは分岐側に開通していますのでそのままでは列車は脱線してしまいます。
 しかし、直進側に見えるレバーにご注目。このレバーが列車によって押され、内部の機械的連動でポイントを直進側に切り替えてしまうのです。
 これは分岐側についても同様。
 手動操作は上記レバーの他、スライドするレールそのものを動かしても行えます。
(さて、この優れた機構はかなり機械的に無理があります……)



◆現在使う上での注意点

 自分が故あってモノレールを触った経験から申せば、モーターの方向転換機能と、ポイントの逆方向進入時の自動切り替え機能は現状では作動しないものもあるようです。
 前者はスイッチが押されきらずに途中で止まってしまい、停止してしまう。
 後者では、逆方向切り替えレバーが硬くなっていて列車が当たると、列車の力でレバーを押しきれずに止まってしまう。後者のポイントは注油などで復活する可能性はありますが、飽くまで自己責任です(困ったことにポイントは分解できない構造です!)。

 レゴ社の製造したものは多くは秀でた耐久性を誇りますが(4.5Vや12Vはその白眉)、モノレールは例外であると考えて良いかもしれません。
 無論、モーターの方向転換機能は使わない。ポイントは飽くまで側線・留置線用に使い、原則手動操作という割り切りなら十分に使用可能です。モーターそのものは他のレゴモーター同様頑丈ですから。

 それよりは、PowerFunctionの電池BOXと受光ユニット搭載して、PF-9Vの変換ケーブル咬ませてPowerFunctionでモノレールを自在に操作する……なんて楽しみも今ならありましょうか。

 とはいえ、本格的な自作モノレール(ひだか式等)も実用段階に入っているのもまた事実。
 2010年代の大人レゴとしては、自作モノレールも十分に選択肢になりましょう。
 

 さて、いよいよ次回からは「9Vトレイン」です。
 ここからは所有されている方も多いゆえに、いい加減なことが書けません。
 
posted by 関山 at 18:31| Comment(2) | TrackBack(0) | レゴトレイン製品史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一応補足と言いますか…

勾配レール(%2877と%2878)の途中に別のレールを挟むのは、中間の接合部分が
それぞれ特殊な形状になっていて不可能です。
無理やり繋いでも軌道間に隙間ができるので、最悪ラックとピニオンを削ることに
なります。
(尤も中間部分を延長すること自体にあまりメリットを感じませんが…)

ポイントレール(%2889,%2890,%2891,%2892)の鍵型部分については共通なので
それぞれ接続することができます。なので、S字カーブや片渡り線も可能です。

ウチのポイントにも動きの固いのがありますが…どうにかするのは難しそうなんですねぇ…
Posted by awazo at 2013年05月02日 22:56
◆awazo様
 補足ありがとうございます。本文修正しました。

 ポイントは片渡り線とかできるんですね。

>ウチのポイントにも動きの固いのがありますが…どうにかするのは難しそうなんですねぇ…

 壊れないことを前提としたメンテ不可の作りっていろいろ考えさせられるものがありますよねぇ。
 まぁ想定の耐久年数以上を使っているのも事実ですが。
Posted by sekiyama at 2013年05月05日 01:59
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