
レビュアー Clone O'Patra氏。
原文こちら(写真極めて多数)
テーマはあくまで「DC Universe Superheroes」ですから過度な引用は控えますが、「建物」のファンとしても見逃せない点がたくさんあるセットです。

窓枠の表現。
2005年ころまでのレゴならプリントパーツorシールで済ませてしまってたところですが、今のレゴ社の解答は「L型パネル横組による窓枠の表現」。うっすらと見える十字の細桟。独特の透過感も魅力。
2×2新型窓を駆使するモジュールビル的な方向性とも違うムード。デザイナーのコダワリです。

精細精緻なガーゴイル(軒の魔除け。建築用語)。細かいパーツの組み合わせ!

また、この建物は入り口を中心に左翼・中心・右翼と「3分割」できます。

左右入れ替えて組み替えると……。
なんという密度感! そして重量感。 なにより奥行きが感じられるのが素晴らしい。「レゴ建物」のファンとして惹かれるフォーメーション。
この水準ならモジュールタウンに「精神病院」開業することもできましょう(笑)。
また、ドラキュラ一家の幽霊屋敷とのご近所付き合いも上手くやってけそう?です。
最後に。このセットは既に欧米では発売開始。アメリカ159.99ドル税別。ドイツ159.99ユーロ税込の模様。
版権系で10000代になると如何せん日本での一般発売が望み薄になりがちなのですが、このクオリティなら是非販路を広くとっていただきたいなぁと思うのです。
元来のテーマのファンはもちろん、それ以外の建築系ファンにも訴求する力を持ちまくっているのですから。
護送車も雰囲気があって良いし、外装も凝ってて素晴らしい、
特に、窓の作り方が良い!この組み方は色々と用途がありそうですね。
しかし…レゴ社め、蛙パーツが顔に見える事にやっと気づき始めたな…。
このセットのスケアクロウさんは芸達者ですよね。
記事にしませんでしたけど護送車(黄色い救急車?)も味の歩く味方しているんですよね。6幅でもこれなら大歓迎って感じです。
>窓の作り方が良い!この組み方は色々と用途
応用範囲は広そうです。本当に吃驚な技法です。
>レゴ社め、蛙パーツが顔に見える事
納得(笑)。ガーゴイルの顔になってるとは。あの見立ては「神」です。