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2012年12月13日

【昔のレゴ】nagaki様のからの頂き物:その5「1972年日本版カタログ」

 オールドレゴラバーズオンリーの「オールドレゴ資料館」には、1968・1969・1970・1971・1973・1974年の日本版カタログが掲載されています。その中に
1972年版カタログは海外では存在しますが、日本版はなかったようです 
との記述がありますが、nakaki様から頂いたデータの中に「1972年日本語カタログ」はありました。
 一応、1968年以降レゴの日本版カタログは毎年発行であったようです。
(但し、現状ネット上で閲覧できるのは1975年・1979年版のみです。1981版はデータを別口で頂いているので、何時か記事にしますが。ただ、1976・1977・1978辺りはまだ闇の中。ミニフィグの初代が出てきたりで面白い時期ではあるのですが)

 1972年日本版カタログは全16頁のカラー。印刷はデンマーク。


 表紙。日本語の文言が一切ありません。恐らく世界共通。
 デザインが1971年版に比べるとずっとモダンに、上品に。そして垢抜けています。
 「72」のサンセリフの書体も、1970年代半ば以降のレゴではおなじみですよね。対して未だ「System」と入った旧ロゴマークは古く見えますが。


 2頁目。レゴの特徴を紹介した頁。「空想力と創作意欲」
 ここは「親御さん」向けの記述です。この頁のレイアウトも美しい。1971年までの商品を並べただけのものとは一線を画していましょう。


 3頁目。デュプロ。
 未だ3セットのみの掲載です。新製品#514の、新部品アーチパーツを見せる箱デザインが面白い。それ以外は基本ブロックと台車パーツのみ。

 余談ですが、対象年齢の子供にとってはそれでも十分楽しかったのです。
 1978年のことですけど、幼稚園教材用のやはり基本ブロックと台車のみのデュプロセットで遊ぶのは楽しかったですから。
(家に帰ればもっと複雑なレゴがあったのに!)




 4-5頁目。基本セット。
 基本セットは1968年のリリース品です(#011〜#088。#088は4.5Vモーター入)。
 流石にちょっと古く見えますが、翌1973年に基本セットは完全に新作に入れ替わっています(#1〜#8)。

 #044や#088の作例の立像モデルは面白い。
 あと、#077の縦長の2段整理箱ボックスはユニーク。高そうなお弁当や和菓子みたいです。ただ、このセットはbricklinkにもpeeronにも掲載がありません(!)。
 lugnetで検索はできましたが。実際に出荷されたかどうか怪しげな感じ。#070(1966年)の誤記説がlugnetでは記されていますが。はて? #070も特徴的な縦長パッケージのようですが。
(ちなみに1970年版には#070が掲載され、1971版には#070、#077とも記載ありません)


 6頁目。ギアセット。
 テクニック以前の、旧タイプギアのセット。最上位のセットには4.5Vモーター入。

 なお、旧タイプギアには、1965−67年供給のタイプと、1970−74年供給タイプの二種類があります。後者は今と同じテクニック十字軸。1977年からテクニック規格となり今に至ります。

「最初は単純な手廻しのまるで意味のない機械を作っていたのが、モーターを取りつけたオートメーションの機械へと進歩します。
 小さなエンジニアーたちは、レゴ・ギヤから学んだ力の転遷の法則を、将来きっと何かの役に立ててくれることでしょう。」
 テクニック系の本質ですよね。


 7頁。レゴランド・ミニカー・セット
 1960年代迄のHOスケールの「ミニカー」から、ブロックを組んだミニカーに移行したのが1970年。1972年はこの規格も躍進期でしょうか。
 「ご自分で組み立てるミニカーです」
 「レゴランドには、飛行機や家などもあってみんな同じ縮尺で統一されていますから」
 この解説に、HOスケールの「ミニカー」にとって変わる「レゴランド・ミニカー」のコンセプトを感じましょう。特に大きなトレーラー系にはその感が強いです。
 一方で、「ミニカー」時代のリアルな乗用車群はなかったことにされてしまいましたけれど。一方で建機やトラクターなどが充実。この流れは後世の街シリーズ、そしてCityに至るまで代わっていませんね。

 なお、このシリーズは商品の改廃がやたらに激しいです。商品サイクルが長かった筈のこの時代ですが、1年限りでカタログ落ちするような(そして類例製品に置き換わる)ケースが多々合った模様。




 8-9頁。レゴランド・ハウス・セット
 #355 レゴランドの街セット、こんな大物が日本でも売られていたのに驚かされます。当時4300円。
 
 「普通の家」のセットが、#349 チロリアンハウス #350 ローマンハウス、#353テラスハウスと3種類ラインナップされているのも印象的です。お好みと予算に合わせて?
(余談ですが、#353のモダニズム建築的渋さは、今のArchitecture的です)

 #348のガレージは、HOスケールミニカー時代と同様、車重でドアの閉まるギミック有り。無論ミニカー時代の転用ではなくてベース・ドアともに新規部品。このタイプは後世に続きませんでしたが。

「お父さんや、お母さんに、今度の誕生日や、クリスマスのおくりものには、ぜひこのレゴランドの大きなセットをいただく様に、おねがいしておきましょう。」
 この記載はお子さん対象ですね。


 10頁。自動車セット。
 6幅の大きな自動車。この規格は1975年を最後にカタログ落ちした印象があります。

 管理人の世代的には全く縁の無かったシリーズ・スケールです。正直なところ、レゴランドミニカーよりも古臭く見えますし……(思い入れのある方、申し訳ないです)。
 まぁ、遙か後世に、6幅のCityとして蘇った……というのは流石に無理がありましょうね。


 11頁。バッテリー・モーター。
 お馴染みの4.5Vモーターです。
 #103のモーター・セットですが、この時代に供給されたものは箱写真は青・中身は「黒」だった模様です。なお、bricklinkでの出品見ますと青ver/黒verの両方あるのが確認できます。

 素朴な疑問なんですが、#104の取り換え用モーターって需要あったのかしら? 4.5Vでモーターそのものが不動になるってことは滅多にないようですし(それよりは接点の劣化や、ケーブル断線の方が問題)。


 12頁。汽車セット。
 1972年からの、一体台枠・連結器部品にリニューアルされた汽車セットのみが掲載されています。また、4.5Vバッテリーカーも。4.5Vシステムが完成されたのがこの年であるように思えます。

 「ご自分で組み立てる汽車はレゴだけです」。
 レゴのトレインシステムの本質であるコピーですが、当時のダイヤブロックにもN&Bブロック(任天堂ブロック)にも電動汽車セットは存在していました(笑)。

 「小さなお子さまは、小さな『おとぎの汽車』からおはじめください。」
 #170のことですね。こうしたコンセプトの簡単簡便廉価な汽車セットが灰レール以降出てこないのは残念です。デュプロトレインと、電動汽車セットの間はけっこうな断絶があり、その問題は未だに是正されていませんから。
 単品機関車#126も嬉しい存在。
 なお、1970/1971年カタログには掲載されていた12Vは完全に姿を消しています。
 

 13頁。汽車遊びの楽しい仲間たち。
 楽しい単品の客車や貨車など。#130も#131もこの年の新製品。

 右下の水森亜土風のなカットは、1971年の「Das Lego Magazin」なども同じ絵柄が使われていますので、日本独自ではない模様。


 14頁。レゴ遊びをひろげるための部品各種

 パーツセットのラインナップが1969年版と殆ど変わっていません。そのため磁石ではないフック式連結器の#903とか、旧タイプイルミネーションの#985とか本当に供給されていたのか疑わしく思えてきます。文字ブロック・数字ブロックも。これらは店頭在庫限り、と云う感が否めません(或いは取り寄せか)。
 この古い感じはするものの豊富だったパーツセットですが、翌1973年には大幅にラインナップが整理されてしまいます。

 あとはレゴ・システムの解説。
「例えば、たった7コのブリックでなんと95億ものちがった組み立てかたがあるのです」
 このコピーは有名ですよね。

 あとは、この時代のぽっケージにみられた対象年齢アイコンの説明。ちょっと分かり難い。
 1974年から「A」「B」「C」「D」の4グレードになっていますが、これもわかりやすいとはいえない。1978年ころからの直接年齢表記するやりかたが結局ベストなのでしょう。

 ところで。
 左下の「Das Lego Magazin」は日本語版も存在したようです。アイディアブック的に発売を考えていたのでしょうか? 価格など、文字情報が何もありませんが。


 15頁。人形の家セット。
 女児向けセットの掲載位置は最後部で何か「迷い」が感じられる?

 1971年から始まった後に云われる「ホームメーカー」ですが、この地点ではまだフィグが登場していません(1974年から)。
 #261の「中身を魅せる」パッケージに注目! 持ち手も付いた豪華版で、丸窓のデザインも好ましい。安くはないでしょうが、「箱付き」でコレクションしたい誘惑にかられます。無論、#260・#262も同様のパッケージでした。
 

 16頁 裏表紙。
 やはり日本版を特定する要素はありません。「97320-JA」とはありますが。

 このカタログを通して言えるのは「カラートーンの使い方が凄く巧み」ってことに尽きましょう。
 表紙写真のみならず、各商品のバックにも大胆に着色して、頁ごとの「カラー」を作っています。

 残念ながら1973・1974年はややデザイン面では後退を感じます。
 盛り返しで美しいカタログを作ってきたのが1975年でした。
 
posted by 関山 at 22:05| Comment(4) | TrackBack(0) | 昔のレゴ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
sekiyama様
いつも知識と解説のスケール大きさに感動!
このカタログは写真の撮り方も変わってきた感じがしますね!暗めで照明の当て方の違いでしょうか?そして全体的に緑色を多く使われてる様な・・・・・

今日実家へ行ってきました。何か作ってみたくなりましたが、ほとんどのブロックが甥っ子の作品に使われ、壊すわけにも行かずあきらめて帰ってきました。そしてこの記事をみてまたワクワク!
甥っ子はクリスマスにマリオカートをほしがっていますがおじいちゃんは「LEGOを買ってやるんだ!」と言ってましたよ。「イイネ」と一言返しておきました。



ちなみにnakaki→nagakiです!どっちでもいいですが!
Posted by T.Nagaki at 2012年12月15日 19:08
◆T.Nagaki様
 お名前の方は失礼いたしました。
 過去記事も修正してあります。

 写真は商品バックに意図的に着色しているのが、これまでとは違った感じがします。暗めというのも同感です。良い意味で1970年代、サイケデリックな雰囲気とでも言えば良いのでしょうか。書体とかレイアウトはサイケではなく、モダニズムなのが品を良くしているのがレゴ社だなぁと思う由です。
(そういえば、当時の商品パッケージもデザイン的に秀逸なの多いですよね)

 甥っ子さんが古いレゴで満足に遊ばれてるのはほっとします。そして、いいおじいさんですね。孫が遊ばれているものがなにかわかってらっしゃるのでしょう。それが長く使えるものであることも承知で。

Posted by sekiyama at 2012年12月16日 11:34
この辺はリアルタイム世代なので穴が空くほどカタログ見てましたので、かなり鮮明に記憶ありますね。懐かしいです。
Posted by なも at 2012年12月16日 12:47
◆なも様
 自分のリアルタイムはもう数年後になってしまうのですが、この時代のレゴって「友人の家にあった」「おさがり」などで微妙に触れる機会があった気がします。

 その意味でも懐かしいです。
Posted by sekiyama at 2012年12月18日 19:55
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