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2012年06月23日

【製品購入レビュウ】#182 急行列車セット。青レール時代の華!



 #182 急行列車セット。
 当時の日本での製品名は「4.5Vモーター付旅客列車セット」。また、現在のbricklinkでの呼称は「Train Set with Signal」です。
 但し、このセットのイメージには「急行列車」という、どこか古語的な表現(※)がとても似合うと思うのです。

※:日本だけでなく世界的にみても、「急行」という種別が減っている、或いは凋落していますものね……。

 当時のトレインセット……もとい「汽車セット」の例に漏れず機関車がほぼ組立済のため、準備するのは客車2両と貨車1両のみ。その組み立てもいたってシンプル。
 買ってすぐに走らせられる、を意識していたのでしょう。足回りも「一体部品」です。灰レール時代や、9V以降に入った方には違和感感じる部分かもしれません。が、この時代ならではの味というか合理性に感じるのは贔屓目でしょうか?

 シンプルではありますが、客車の幌周りはよく考えられた、強度を考慮した組み方だったりします。意外と組んでいて楽しいものでした。

 パッケージングの魅力についてはこちらも参照。
http://legotrain.seesaa.net/article/276779783.html

 使用画像はこちらに揚げています(5/26深夜にやっと「検閲」終了。長かった……)。
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=506086


●機関車
 レゴの蒸機モデルでは数少ない、本線用のテンダ機関車です。
 このカテゴリのモデルは案外少なく、他には12Vの雄#7750(1980)、PF時代の#10194(2009)しかありません。あとはホグワーツ特急の電動#10132(2004)と三代目#4841(2010)か。


 煙室扉に黒い車輪使うのはアイディア賞もの。1975年以降の青レール製品では他に幾つかありました。
 ヴィッテデフの表現は当時の製品としてはかなり繊細な印象です。子供の頃はカタログ写真見ても構造が理解できませんでしたから。
 余談ですがレゴの蒸機モデルでデフレクタ付きは最初の12Vである#720/721(1970)、この#182、あとは#10194の3つしかないのですが、どれもなぜかヴィッテデフです。

 サイドは黄色いラインがとても鮮やか。金色の真鍮磨き出しの表現なのかもしれません。
 それでも全体に色彩は抑えているので、悪い意味での玩具っぽさは抑えられています。


 足回り。パックモーターの前後に先輪・従輪つけた1B1の車軸配置は青レール時代は数例見られ、いずれも上位セットか単品車両への採用でした。先輪・従輪は弧状のガイドによって首を振ります。


 バッテリーカーを屋根まで黒成形として炭水車に見立てているのですが、思ってたよりも違和感がありません。むしろ堂々とした大型テンダーを連れているような雰囲気になります。


 機関車単体。


 同じく、後ろから。炭水車なしでもタンク機としてまとまっている形状?

 B+B(0-2-2-0)、とも1B1(2-4-2)とも、或いは2B(4-4-0)とも解釈できる足回りもそうなのですが、この機関車のデザインには隙がありません。
 例えば、サイドタンクがテンダ機には似つかわしくないからと撤去しようとしたり、或いは色気出してキャブ窓に旧規格の窓部品を入れるといった小規模な「改良」でもバランスが大きく崩れそうな気がするのです。
(ちなみに、#133などに使われている黄色いロッドを移植することも出来ないかと検討したのですが、シリンダ部分が第1軸とモロに干渉しそう。残念)

 ところで。

 #182の箱写真では、機関車はバッファーなしの姿です。

 また、bricklinkの一覧でもバッファーなしのトレインプレート「x902c01 Black Train Base 6 x 22 Old with Magnets」で記されています。

 ですが、手許の機関車はバッファー付き。トレインプレート部品は同寸法でバッファー付の「x555c01 Train Base 6 x 22 with Magnets」になっています。

 1975年から1979年ころまで供給されていたこのセットの中で「改良」が行われたと思うと自然でしょうか。欧州型の機関車故、バッファーはあるに越したことはなく、嬉しい改良です。
 また、バッファーは1975年以降の製品のアイデンティティでもありますよね。


 お陰で、箱写真よりも堂々とした姿に。
 ただ、デメリットもあり。曲線レール部分に方向転換バーを取り付けるとバッファー部分が干渉します。実質2軸車での全長22ポッチではオーバーハングがかなり大きいですから。
 まぁ、方向転換バーを直線に設置すれば済むことですが。


●客車と貨車

 客車もまたデザインの効果で、全長16ポッチの2軸車とは思えぬ堂々とした風情! 支線用の小型客車ではなくて、きっちり本線の急行用客車、勿論ボギー車に見えるのです。
 デッキやドアを省略して車室部分のみの表現としているが効いているのですね。精細な幌周りも質を高く見せる。屋根が幌の上まで伸びているのも全長を長く見せるのに貢献と。


 客車の色が1両つづ違うのも国際列車的なエキゾチズムを刺激します。カラフルなのが派手とかおもちゃっぽさではなく、リアルさに繋がっています。


 幌周りの組み方と、窓部品。

 この窓部品、高2幅2のクリアブロックに窓サッシが白でプリントされているだけなのですが、白の色さしが独自の存在感放ちます。1975年に汽車専用に起こされた初代「トレイン窓」。ヨーロッパ的な雰囲気をよく顕していましょう。クリアブロックの2段重ねとか、リップ付きの旧型窓でもこの雰囲気にはならないんですよね。


 貨車は旅客の自動車を載せるもの? これなら編成の格を下げるどころか、上げる役割を果たしていましょうか。編成の良いアクセントにもなっています。ブレーキハンドルがポイント。


●まとめ
 全体にシンプルな組み方でありつつ、機関車も客車も隙がないデザイン。
 4.5Vシステムという制約の下、最小限の部品数で最大園の効果をあげようとしています。この製品のデザイナーは明らかにプロの仕事をしてますね。

 加えて。
 当時既に12Vがありましたので、4.5Vは「下位規格」であったはず。しかし12Vを差し置いてこの立派さ! 序列を無視したデザイン・構成は爽快でさえあります。
(後の灰レール時代は12Vは上位・4.5Vが下位が固定されてしまった感があったのは残念といえば残念でした。今から見れば4.5Vの可愛らしさ華奢さこそが魅力的なのですけど)


 言うまでもなく、青レール時代最強のセット。
 そして、レゴトレインが「汽車シリーズ」であった時代の、最後の華だったのかもしれません。
 
 以後、レゴトレインのフラッグシップは#7740(電化!)、#7745(高速化!)という12Vのインターシティ群になっていきます。レゴの世界にも、実物と同じ時代の流れが(やや遅れて)訪れたのでした。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 青レール4.5v動態保存 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今更ですが、どうやって曲がるのか気になって記事見直しましたが、1B1なんですね。
しかもこの時代にこの様な固定でない1B1を作ってるところがまた凄いですね。
Posted by SUU at 2012年07月09日 23:47
◆SUU様
 この時代だからこそ1B1なのでしょうね。4.5V(この時代だと12Vも)のパックモーターは大柄で、それしかボギー動力車再現の方法がなかったわけですから。記事にも記したと思うのですが、先輪・従輪部分は専用部品を起こしている由ですし。

 なお、9VやPowerFunctionでも「1B1」方式は小柄なボギー車の再現に有効だと思ってます。ウチのだとDD12(米軍8500)や南海の電機が該当しますが。田舎電車や路面電車にも使えるかな?
Posted by sekiyama at 2012年07月10日 07:57
これ実家にあったような...
中古で売ればいくらくらいになるのでしょうか
Posted by pan at 2012年08月07日 17:10
◆pan様
 はじめまして。
 良い物をお持ちですね。自分のは本文にも記したように、ドイツから輸入しています。

 売る価格ですが……。「国際相場」はこちらで確認できます。
http://www.bricklink.com/search.asp?q=182
 ただ、ヤフオクなどだと、この時代のものが如何様に評価されるかは正直未知数です。レゴのコレクターに通常人気あるのは1980年代以降であり、1970年代の製品のコレクターは少数派ですし。

 あと、状態にも依りましょうね。未開封とか未使用とかだとえらいことになりそうですが……。
Posted by sekiyama at 2012年08月08日 00:59
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