
http://www.flickr.com/photos/34338074@N06/sets/72157629462393668/
数ある自作モノレールでも懸垂式のほうが跨座式よりも技術的難度は高いと思われていましたので、PowerFunctionで電動、軌道には4.5Vレールという仕様にはびっくりさせられたのです。
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そして、今度はMarwede氏も別システムで懸垂式モノレールを発表されてきました。



http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=410572

http://www.flickr.com/photos/11842499@N04/7285488840/in/photostream
http://www.flickr.com/photos/11842499@N04/7289323924/in/photostream/
動画! 必見。
Marwede氏はかなり前にベッテルタールの懸垂式モノレール(世界最古の現存するモノレール路線。車両は1970年代に入れ替えられていますが)のディスプレイ用再現モデルを作られていました。その電動化。
で、このシステムもまた独創的です。レールは例によって4.5Vレール(素晴らしき再利用!)、動力はリモコン操作対応のPowerFunctionなのですが……。なんとモーターを車外にそのまま取り付け、変速等なし(※)でダイレクトドライブしてしまうとは! 大胆さと良い意味でのシンプルさに驚かされるのです。
PF-Mモーターはモノレールの屋上機器としても大振りですけれど、中身がモーターという実物同様の機能を果たしていると気になりません。また、モーターをポッチ結合しただけだと外れる可能性が高いので、輪ゴムで補強しているのも成る程と。車輪は先のShuppiluliumas氏とは違う仕様なのは興味深い。
モーターと車体の位置がずれているのは、モーターと車体で釣り合いを取っているからでしょうね。4.5Vレールの「1本橋」を走ってくわけですから、かなりシビアな調整がされていると思われます。
軌道システムはかなりがっちりしたもので、この重量の有りそうな編成を支えます。
それにしても。
夢のリモコン動力系PowerFunction以降、モノレールは懸垂式・跨座式ともますます面白くなって来ました。テクニカルなメカ部分とインフラ部分の総合力が要される難易度高いジャンルではありますが、それだけにどの作品、どのアイディアも魅力的なのです。
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※:PF-Mモーターは、モーター内部で減速をして使いやすい速度に調整されてる由。ギア比1:1で丁度鉄道に使いやすい速度になる使いやすいものだったりします。