
大きな天蓋のあるターミナル駅からの発車。これは京福電鉄3001というよりは、南海電鉄11001のイメージで。
そう、11001形が活躍していた頃の南海難波駅はアーチ型の大天蓋を持っていました。
●各車について。

3001形偶数車(3001・3003・3005)。パンタは前よりに搭載。南海11001形は極初期の新性能車ゆえ出力は小さく、「モハ+モハ」で編成を組まざるを得ませんでした。整備性はよくなかった筈ですが、京福は2000年ころまで看板電車として維持していました。

3001形偶数車(3002・3004・3006)。パンタは後寄りに搭載。レゴでの動力車はこちらです。
実物もそうですが、窓が小さい分、全長が長く見えて御得です???

近年の高架化以前、京福福井支社の福井駅は、国鉄福井駅の隅を「間借り」していました。そんなイメージで。
●まとめというか今後のこと
南海の勇者とかタイトルは大仰に付けましたが、電車は正直「地味」ですね(苦笑)。
地方私鉄ネタは国際的にも何処までわかってもらえるのやら。まぁこんな地方私鉄が今なおたくさん残っている日本は世界的に見れば凄い国らしいですけど。
(匹敵するのはスイスくらい?)
造形ではやはり前面の塗り分け線が「弱い」部分と写真撮って自覚せざるを得ませんでした。でも、ここは直しようのない部分。シールというのは最終手段ですし(笑)。
ちなみに前面貫通型だった3007-3008も製作しようと貫通型前面をあれこれ試してみました。

三面折妻という解釈で。悪くはないと思ったのですが、この処理では横幅が微妙に膨らむのでスマートに見えない。あと隅柱が細く見えるのもなんか違う。
折妻というこれまた日本の私鉄電車ではありがちなスタイル作る練習にはなりましたが。

丸みの強い半流線型という解釈で。作ったときはこれでいいかなとおもいきや、一晩空けて冷静に見つめると……やはりダメ。半流線型の電車作る練習(略

そんなわけで、どうやっても11001形初期車の微妙な雰囲気が出せません。無理せずに案外ただの平面・平妻に解釈したら案外上手くいくのかもしれませんが……。
あと、京福電鉄は2両で「済む」のですが、2両より長くできないのは欠点でもあります(京福は20m車は最大2両編成……のはず)。その意味でも増備のモチベーションはちょっと上がりにくいのですね。
京福は京福で、同じ南海(1201形)払い下げの2001形辺りは別に考えています。窓の大きさや形状でスタイルが数種類あり、2両編成でも「飽きない」のは制作上のメリットでしょうか。
白地にエンジ色帯という電車は、やはり惹かれる存在なのです。
あ、でもお隣の福井鉄道への「浮気」もあるかも(笑)。