

どれ位需要あるかわからない記事ですが、大事なこと?なので、一応。
まず、レール集電の鉄道模型のポイントには2種類があります。
・選択式:ポイントが電気スイッチも兼ねており、開通方向のみに通電する。
tomixの道床付レール(1976年)以来一般化し、今の鉄道模型のポイントは9割方、このタイプです。
・全通式:直進/分岐の両方向共に通電する。
古典的な方式であり、今はあまりみられません(デジタル/DCCは別として)。
レゴの12V/9Vではどうなってるかというと。
9Vは「選択式」ですが、1970年代にルーツを持つ12Vは「全通式」なのでした。
「選択式」はレゴ9Vとか一般的なN・HOゲージに慣れていれば当たり前の方式でしょう。側線などのポイントを切り替えた先は無電区間になり、そこに留置した動力車は動きません。本線に別の列車を走らせることができます。
しかし、「全通式」だとそうは行きません。
切り替えた先の側線も通電しますから、本線も側線も同じように列車が動いてしまう。そのままだと2列車を動かしたり留置したリという、選択式では当たり前のことができません。
そこで「全通式」には「ギャップスイッチ」が別途必要になります。
ギャップはレールを物理的に切って、電気的に無電区間を作るもの。
スイッチは、ギャップの通電・無電を切り替えるためのものです。
鉄道模型の世界ではメーカー純正のギャップ線路+スイッチを使うほか、レールを自分で切ってギャップを作り、汎用のスイッチで済ませることもできました。
さて、レゴ12Vでは?
青レール時代には「ギャップスイッチ」は供給されていませんでした。メーカーでは複数の動力車を買ってもらえる子供なんか存在しないだろう……という割り切りだったのでしょうか? その割にはポイントが電動だったりしますのでチグハグなのですが。
しかし、あらゆるものが鉄道模型的に整備されてた灰レール時代は「#7860 Remote Controlled Signal 12v」がギャップスイッチの役割を果たしました。4.5Vのストップレール兼ねた信号機同様、レゴの信号機は飾りではなかったのです。

http://www.bricklink.com/catalogItem.asp?S=7860-1
セットは2灯式信号機の他、ギャップ集電レール2本と、通電/無電切り替えのスイッチで構成されていました。信号機はもちろん「緑」で通電/「赤」で無電です。
欠点?
運転時にはポイントとギャップ、両方のスイッチを操作しなければならず煩雑です。また、側線の数だけ(!)信号機も用意しなければなりません。コストがえらいことになります。設置や配線が面倒なのは云うまでもありません。鍵盤形のスイッチがたくさん並ぶのは……さぞかし壮観でしょうね(笑)
(実際、#7860は現在かなり高価なセットです……。現用で12Vを運用するなら集電レールの金属部切断でギャップ作り、何らかのスイッチを半田付けでもしてという魔改造が現実的かも?)

こうして考えてみるとギャップスイッチの要らなくなった9Vというのは思っていた以上に「進化した」システムだったのですね。まぁ「当たり前」ができるようになっただけとも云いますけど。



いや〜。この12Vポイントは私も選択式であるとすっかり思い込んでいました。 実際信号機が無いと運転が難しいですね。
今後も12Vと4,5Vは平行して充実させていくことに変わりはありません。4,5Vの信号機のほうが増備は安価でしょうね。
しかし、#7860も1つは導入しなくてはならないなと思っています。
なかなかそちらに行けなくてすみません。少し落ち着くのは6月ころになると思います。本当は12V版#7710と#7819を持って行きたいのですが・・。
12Vポイントの件、yonenaga様のご指摘なかったらずっと9V同様の選択式……と思いこんでいたかも知れません。信号機の必然性がわかったのも収穫でした。
#7860、高価であるのですが実際に明かりの灯る信号というのは魅力的ですよね。4.5Vの信号の腕木といい、必然性のあるギミックは灰レール時代の魅力でもあったと再認識させられます。9Vは便利で洗練され扱いやすい一方、いろんなものを切り捨てたのも事実ですものねぇ。
>少し落ち着くのは6月ころになると思います。
4月末の催しと良い感じで時間が空きますので、6月にお招きして運転会やりたいですね。あの世界感、久々に拝んでみたいのです。