http://www.flickr.com/photos/fbtbnet/sets/72157629296835667/

よくぞこんな渋い題材を……と良い意味で呆れ返ったりもするのですが、よくよく考えてみるとトロッコのある鉱山はこれで3セット目です。

「#7036 Dwarves' Mine」2008年
http://www.bricklink.com/catalogItem.asp?S=7036-1

「#7199 Temple of Doom」2009年
http://www.bricklink.com/catalogItem.asp?S=7199-1
どちらも割と記憶に新しいところ(こちらの画像はbricklinkより)。
但し、トロッコの牽引が動力化されてる現在的な鉱山セットは今回が初めてです。

機関車は見事に加藤とか酒井、はたまたその辺の元ネタと言えるプリマスみたいな雰囲気です(デザイナーはこの方面のファンに違いありません! たぶん)。
古典的なマイニングタイプの屋根なしですが、簡単でも屋根つけたらまた印象変わってきそうです。
バッファとヘッドライトは2012年の新部品Φ1丸タイル。あの部品のトランスクリアは初めてのはず。また、背後の爆薬保管庫のドアは新型長さ6の車屋根の新灰色。これも嬉しい。
で、鉱山はどうやら金鉱という設定のようです。坑口には「安全第一(SafetyFirst)」とかの標語も欲しいところですがそういうところは表示されず(笑)。切羽は金がザクザク、ちょっと派手です(笑)。
レールは直線のみで4.5Vタイプ。新濃灰。
全体として、トレインファン(と産業鉄道ファン)的観点で見て出来の良い、そこそこ納得できる製品でしょうか。坑口付近の切り取り方もジオラマとしてプレイセットとして良いセンス! 製品という制約の中でよくぞここまで、という感じです。US予価は99.99ドル。
ただ、削岩機械とダンプカーは無しでもっとトロッコに注視して欲しかったとも。それこそ曲線や急勾配のレールも込で、トロッコだけで遊べるセットは作れたと思うのですが(或いは価格下げられたかも)。
その他、City鉱山シリーズの情報です。

http://www.flickr.com/photos/fbtbnet/sets/72157629296808755/with/6867764451/
#4200 Mining 4x4 US予価11.99ドル。
黄色い車ドア付き。Cityのデザイナー陣では車ドア必要派閥と不要派閥のせめぎ合いが今尚続いてるに違いありません(憶測です)。いい加減後者は引っ込んでくれないかしら……。下記のように必然性のあるデザインでのドア無しは許容できますけれども。

http://www.flickr.com/photos/fbtbnet/sets/72157629296815751/
#4201 Loader and Tipper US予価17.99ドル
ダンプもローダーも小柄で好ましいデザインです。

http://www.flickr.com/photos/fbtbnet/sets/72157629296821109/
#4202 Mining Truck US予価34.99ドル
かつての#7344 Dump Truck(2005)
http://www.bricklink.com/catalogItem.asp?S=7344-1
とは違い、荷台部分が大味一体部品ではありません。凄い進歩です。手すりなどのディテールは#7344の方が細かい感じがするのも事実ですけれど……。

http://www.flickr.com/photos/fbtbnet/sets/72157629296828301/
#4203 Excavator Transport US予価39.99ドル
削岩アタッチメント装着のパワーショベルと、運搬用トレーラー。
やや大味感があるデザインなのが残念。パワーショベルにもうちょっとディテールが欲しいところです。あとゴムでいいのでキャタピラも。なお、通常のシャベルにも交換できます。
機関車に屋根つけるのは簡単でしょうね。連結器は確かに連結面間隔からするとボールジョイントではなくてフックかもしれません。客貨車の増結も楽しそう。この種のナローが製品になるというのは考えてみたらほんとに凄いことです。
ヘルメットは「ヘッドライト」付けられるようですね。たしかに鉱山仕様です。