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2011年12月29日

【鉄道作品】札幌市交通局 A830 の改修。長さとボリューム感とスケール感。


<before>

<after>

 他の画像はこちら
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=492153

 前回の製作記事
http://legotrain.seesaa.net/article/242589876.html#comment

 仮の完成後、意外と気になったのは
「全長、短すぎ!」「車高、低すぎ。見た目も貧弱!」ってこと。
 欧州系の市電ビルドの「長すぎだろ」「車高高すぎだろ」に対するアンチテーゼでもあり、その反動が行き過ぎ(笑)。
 また、既に作ってきてた低床電車の技術援用ではありましたが、同じ流儀で1960年代の電車作るのもいささか配慮足りなすぎ。
 どちらにしても万葉線MLRV1000とか、広電5000とかと並べた時のスケール的違和感が著しいのですね。或いは自動車(乗用車)やミニフィグ、モジュール系タウン系の建物に対比させても。

 割と迷った上で、以下の改修を行いました。
・全長を窓1つ分づつ、すなわちピラー含めて3ポッチ分延長する
・車高を1プレート分上げる
・1−2−1の軸配置はやはり違和感あるので、ダミー車輪を付けてごまかす


◆全長の延長
 最初は連結面で伸ばすことを考えてましたが、後述のダミー車輪つける関係で、運転台と中間ドアの間で1つ分(3ポッチ)延長しています。編成全体で6ポッチ分。
(ちなみに連結面でも更に窓ひとつ増やすと実物同様の窓配置にできますが、流石にそれは長すぎです、多分)

 ショーティ感と言うか可愛らしさは薄れましたが、如何にも輸送力対応車っぽい堂々とした風情にはなったかと。
 延長部分に緑灰の2×2タイルが足りなかったので、魔道書のプリントタイルを広告に見立てて使用。魔術と科学が交錯する(以下略


 長くなった分、カーブでの折れ曲がりも大きくなり連接車っぽさも強調されています。


 車体延長に関連して車内もアーチ型の補強付けました。実物にはない要素ですが、防風板も兼ねてあればいいのにな的な感じで。ちなみに実物には車掌用のカウンターがありますが、さすがにこの寸法では省略しています。


◆車高上げと貫通路
 車高を床下で1プレート分あげています。先頭台車は車輪枠が少し見えるようになりました。ボリューム感も変わってくるものです。


 モーター周りは、床面1プレート上げたおかげでわずかにゆとりが出来、トレインモーター前後のツメにひっかけていた左右の覆いを上から垂れポッチでぶら下げる形に改めました。これでモーター台車の全長を2ポッチ詰め、台車の不自然な大きさを少し改善しています。

 連接車の基本である連結部も、ホイールベースが3ポッチ伸びた関係で要改修。
 アレコレ試した末、貫通ドラムの上面にターンテーブルつけて回転するようにして※、そこからフックをつけて車体を「釣る」方式にしました。フックというのがポイントで、微妙に遊びがあるのでカーブや勾配前後などでの微妙な動きに追随しやすくなってます。こういうところをテクニック系でガチガチに固めちゃ、多分ダメです。

※:固定してしまうとS字カーブがクリアできません。


◆ダミー車輪とその効果
 実は違和感を感じていたのは先頭台車が1軸であったこと。意外とシルエットに顕れ、気になってしまう点でした(車輪というのが鉄道車両における要点であるのを、再認識)
 ガチで2−2−2のボギー車にするのは難しすぎるので論外。貫通幌諦めりゃ2−2−2で固定軸でいけなくもないのですが貫通幌省略するのはイヤ(あとカーブでも見た目も美しくない)。小径車輪ならボギー車に出来ますが走行性能考えるとやはり却下。走行しないダミー車輪でごまかすことにしました。
 基本はトレイン車輪の枠のみ利用。車輪はいろいろ考えましたが黒で丸い形をしていること、適度に「挟み込める」ものということでホイール付きのタイヤを使用。走行時レールに引っかからないよう、軌道面1mm位の微妙な位置に固定しています。



◆改修のまとめ
 手をつけたときには「あぁやっちまった……でも元に戻すの大変だし」と微妙な気分で始めた改修でしたが、やはり「弄ってよかった」という感じです。

 実は路面電車のスケールは本線車両と比べて違和感のある部分で、A830の場合は全長21mと言われますから本線車両に合わせると全長32ポッチじゃないといけないのですが、実際その寸法で作るとえらく寸詰まりでディフォルメ過多なモデルになってしまうでしょう。
 ショーティはショーティで肯定すべき文化ですけど、ショーティとフルスケールが同じ世界観に混在するのは避けたいですからね。
 そんなわけで、今回の改修は微妙なところを「いじった」のかもしれません。
 まぁ「レゴスケール」は既にディフォルメスケールなので、何を今更という感じはありますけど。


 乗用車や人間、自転車とのバランスは取り敢えず、満足です。411ブルーバードは時代も揃います(笑)。


 広電5000 GreenMoverとの並び。広電5000は従来型の3車体連接車と同じ長さなので、2車体連接のA830はその2/3位が気持ちのよい長さ……となるはず。
 

 
posted by 関山 at 23:18| Comment(7) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
タイヤ(笑)
前面インパクトが強いモデルなので、画像で見る限り一軸は気にならなかったのですが、見比べると車高や全長も含め、引き締まった感じになりましたね。

路面並びの画像がいいなぁ…
少しでも地面があると、風景になりますね。
車輛が生き生きしています。特に路面は。
Posted by G@ひたひた at 2011年12月30日 20:19
路面電車にゴムタイヤとは…。

関山さん、お互いに市営交通の1000系地下鉄をやってみませんか?


Posted by TOM at 2011年12月30日 23:44
路面電車、良いですね。
昔は、私の田舎にも路面電車が走っていた事を、
とても懐かしく思い出しました。

今回も、タンと灰緑の配色がとても美しく、
関山さんらしい、緻密な作品ですね。
Posted by m&m at 2011年12月31日 06:36
◆G@ひたひた様
 タイヤ、ないとシルエットが間が抜けて見えるんですよ(笑)。2×2丸プレート+ターンテーブル上部も試しましたが、位置が微妙にレール面すれすれで脱線誘発リスクありますので諦めました。

 路面軌道は昔作ったものですが、インパクトあるみたいですね。好評で何より。カーブ路面もそのうち復活させたいなぁと。

◆TOM様
 いや、タイヤは已むを得ない表現ですから(笑)。微妙に2ポチ分の幅がないので使いやすいのです。
 
 1000系というのは2000系のことですよね? 何時か考えたいです。走行システムはともかく、車体も難易度たかそう。ところで走行システムは実物同様にすずかけ号とかはるにれ号で実証試験が必要でしょうね(笑)。


◆m&m様
 1960年代の新造車くらいだと、懐かしい路面電車のイメージに合致しますよね。これが低床電車だと新しい、これからの乗り物というイメージになるのでしょうか。 

 タンと緑灰の組み合わせは自分も大好きで、以前は自由形の車両でよく使っておりました。今回は久々にどかんと使ってみました。やっぱり中間色が好き♪
Posted by sekiyama at 2011年12月31日 12:20
●1000系というのは2000系のことですよね?

そうです。
ここに確認が入るとは関山さんも流石ですね。(笑

私は鉄と言うよりは、土地柄知ってるだけですが…。

開業当時において運行されていた2連車両は1000系となります。
後に輸送拡大に伴い4連が登場し、これが2000系となります。
(ここで先頭車と中間車の形式分けは行われていませんでした)

1973年に、1000系としての2連製造が終了し再編。
1000系は全て2000系に組み込まれました。

以降、管理番号上全て2000系になります…が、
私はこの2連と4連を区別するため、
それぞれを、1000系、2000系と呼んでおります。

●実物同様にすずかけ号とかはるにれ号で実証試験が必要でしょうね

あの辺りは知る人も少ないでしょうから、
端折ってもいいかもしれません(笑


そうそう、若干内部寄りな情報ですが、南北線3000系は今年度で引退になる筈です。これで緑の車体は全てなくなりますね…。

ではでは、
今年は色々お世話になりました、良いお年を!
Posted by TOM at 2011年12月31日 22:34
>1000系貫通扉のマーク、
既にプリントパーツがあるではないですか!
…SWシリーズに入っていますよね?(笑)
Posted by G@ひたひた at 2011年12月31日 23:37
◆TOM様
 2両口を1000形、4両口を2000形という言い方は面白いと云うか、分かりやすいですね。事情を知った上での呼称でしょうけど。
 はるにれ号・すずかけ号はまぁ冗談です。でも片方は1両で動ける作りやすい?モデル、もう片方は足回り検証用の簡易車体のみのモデルですから、2000形の前座とか、同じ走行路を走らせる「仲間」になるかもしれません。あ、「検測車」もありましたね。

 何時になるかわかりませんが、何時かは手がけてみたいリストに入った感じです(笑)。

◆G@ひたひた様
 なるほど! あのマークはいろいろ見立て出来ますよね。その意味でもSW系丸タイルはありがたいです。
Posted by sekiyama at 2012年01月02日 23:03
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