http://www.peeron.com/cgi-bin/invcgis/scans/?ct=1
ですから、特に珍しいものではないのですが……「日本語」になると話は変わってきます。写真はともかく、説明やコピーなどでの日本語情報は結構重いものです。
そんなわけで、TOM様の1970-80年代の日本語カタログのコレクションは貴重です。しかも保存状態が最高なのですね。
昔のカタログ80年代編(主に1982年?)
http://blogs.yahoo.co.jp/hitomiaska/21607517.html
昔のレゴ(1975年)
http://blogs.yahoo.co.jp/hitomiaska/21450163.html
そんな昔のレゴのカタログに関して言えるのは「雰囲気がひたすら 上品!」に尽きます。
白を基調に、文字組は明朝体。余白も生かしたデザイン。
そして解説やコピーもどこか高尚な。大人の文章。
対象としては明らかに子供よりは「親」を狙っていたのでしょうね。全体に「大人」の雰囲気が漂う。
でも、当の対象年齢との子供としては(少なくとも自分は)不快なものではありませんでした。背伸びしがちな子供にとっては「品の良さ」「大人っぽさ」は嬉しいものでしたから。
ひょっとしたら当時のカタログは、知育玩具として親を意識する一方で、そこまでを計算に入れていたのかもしれません。
そういえば。
創立者の著書「田宮模型の仕事」によると、タミヤでは絶対にお客様をお子様扱いしないこと(ミニ四駆のイベントなどで)という記述がありました。思えば、タミヤのパッケージデザインってどの年齢層を対象にしたものでも白基調の、大人を意識したデザインですよね。
そのシームレス性が、子供から大人のホビーユーザーを育てることに貢献しているのでしょう。
余談続けますが。
タミヤとは別に、もっと大きな事業……携帯電話やコンピュータで今なお「白基調で余白を生かした品の良いデザインを守ってる」世界企業がありますよね。
Appleには言いたいこと山のようにありますが(苦笑)、あの会社はどこかでLEGOのスピリッツ受け取っているのかなぁと思ったりもします。
(少なくとも、日本で市民権を得た欧米の工業製品ということは共通しましょうか)
お手数おかけして申し訳ございません。
余裕のある時で構いませんので、気長に、且つ楽しみに待たせて頂きますね。