今度は「#10220 フォルクスワーゲンTIキャンパーヴァン」。日本だとワーゲンマイクロバスとかの愛称の方がつうじる車ですね。今なお移動販売車などで現役の個体を偶に見かけます。今のワンボックスに比べて意外と背が低く小柄なのに驚かされたり。
という話はともかく。

製品画像に関しては以下bricksetを。
http://www.brickset.com/detail/?set=10220-1
組立中画像に関しては以下のEurobricksのレビュウを参考願います。
・dr_spock様(最後はファビュランドを合わせています)
・SONIC883様(最後はホームメーカーで締め!)
自分には組み立てつつ撮影するなんてとても無理。頭下がります。
先日の#10222ウィンターポストオフィスもそうでしたが、手順ごとのパーツ小分けはないスパルタン仕様。
この種のキットに掛かるときは「極力広い平面(大きな机など)を用意する」のが鉄則です。狭い場所だと、どうしても「パーツの下にパーツが隠れたりして、パーツ探しが手間取り」ますから。そんなの組み立てには不要なストレスに他なりません。
あと、事前に大まかでもいいのでパーツ分けておくとストレス減ります。
その辺を踏まえておきますと、組み立て過程は最高に楽しい!
序盤では、バラバラの小さな部品から段々大きなものになっていく過程が味わえます。
エンジンという精細な部分の組み立てや、後部のエンジンハッチは序盤のハイライトでしょうか(用もないのにパカパカ)。そのあとはひらすら、後部から車の形を作っていきます。
チェック模様の床は、まるでモジュール系の建物作っている気分(笑)。
タイル貼りのシート類は、往年のホームメーカーの家具を思い出しました。あの時代よりはずっとずっと精細で、ベット可変へのギミックも込ですが。
さて。
先程「大きなもの」とは記しましたが、この製品の完成寸法は全長30cmに過ぎません。組みつつも……「思ったより、小さい?」 なにより、箱に対して中身が小さい印象は否めないのです。
でも、それは素晴らしいこと。
同じパーツ数・同じコストで製品作るなら、サイズが大きくても大味なもの出されるよりは、小さめで密度濃く精細なものの方がずっと、嬉しい。
レゴの大型モデルで同じワーゲンマイクロバス出されるにしても、「サイズはもう一回りでかいけど窓ガラスも入ってなくて、内装も最低限(貨物車仕様?)」だったら個人的には食指は動きません。
(また、これほどの人気商品になり得たでしょうか?)
レゴは一時期、多くのジャンルの製品で「大きいことは良いことだ」的マッチョイズムで、精細さを犠牲にしてでも大味なモデルに走った傾向があるような気がします。
ですが、大人対象の#10000代とはいえ、その流れが変わりつつあることを実感させられるのですね。
(で……組み立て開始2時間半地点ではまだ完成せず。インスト2冊目の半分位。続きは明日分でお許しを)