6913: Blue Roadster

http://www.brickset.com/detail/?set=6913-1
7292: Propeller Adventures

http://www.brickset.com/detail/?set=7292-1
毎度おなじみ?の感のある、自動車と飛行機のクリエイターです。それぞれについてもう何代目なのかしら?
自動車の方はメインのロードスターがあんまりだと思うのですが(苦笑)、ジープとホット・ロッドの方はそこそこ格好いいですね。精細感ありますし。
飛行機の方も、限られたパーツの中で双発レシプロ機とジェット機の組み換えは頑張ってると思います。どっちも航空機として整った造形で、やっぱり精細感がある。
……。
が、正直なところぶちまければ「ミニフィグスケールに近いのに、フィグ乗りできない乗り物モデル」にはもうウンザリです。
この両製品の部品「だけ」からフィグの乗れる自動車/飛行機作るなんて、ほぼ不可能。
フィグ乗りのためには1980-90年代街シリーズよき時代に開発された多々の特殊な、而して大味ではない部品も必要なのですね(代表例が「車ドア」でしょう)。
しかし、クリエイターは意図的にそうした部品を避けている。基礎に忠実!と言いたいのかもしれません。
が、1970-90年代の基礎ってミニフィグだったりしますから、これじゃ悪い意味での保守反動です。
レゴ社的には、フィグスケールの乗り物が欲しいならCityがあるでしょ……と云いたいのかもしれませんが、Cityは対象年齢下げるために、またコンセプト的にも大味でかつ組み換えは考慮されていない製品群です。ちょっと代用にはなりません。
同時に、クリエイターをCityの発展用・拡張・成長用に使う道も閉ざされちゃってるわけです。Cityや、或いは他のフィグ使うテーマから入ったユーザーなら、ミニフィグに合わせることは「必然」。クリエイターはシームレス性に欠け「使えない」のです。
そんな、孤立しちゃってるクリエイターに可能性、そして需要はあるんでしょうか?
フィグとは合わさない少数派のユーザーはさほど多くはないでしょう。またそうしたユーザーの関心はクリエイターでもよりプリミティブなミニモデル、逆に大型モデルの方へ向かうのでは?
あとは部品取りに買う大人ユーザーか(苦笑)。
その程度では「ミニフィグスケールに近いのに、フィグ乗りできない乗り物モデル」の需要は限られそうな気がするのですが……※。
でもまぁ、こんな製品の流れが続いているというのは需要あってのことなんでしょう。想像できませんけれども。
それでも、一度くらいは「ミニフィグの乗れる、Cityなどとシームレスな自動車や飛行機」のクリエイターもリリースして、せめて市場で闘う機会……ユーザーに判断させる機会は与えて欲しいのです。
※:クリエイターでも建物系は最初から既にミニフィグスケールで、またそれ故に成功してきたんだと思います。ミニフィグ、フィグ小物が入るようになったのはちょっと時間がかかりましたが……。
ミニフィグの体形は横幅が広いためにそれに合わせてモデルを組むとミニフィグの身長に対しては大きくなりすぎます。
例えば6913のような二人乗りの自動車をミニフィグにあわせて組みますと、横幅8ポッチの空間が必要です。するとミニフィグと並べたときに異常に大きい車ができます。結局ミニフィグと絡めて遊ぶのは無理です。
したがって自分のような実物に近いモデルが好きなユーザーは、無理にミニフィグに合わせず、見た目優先のクリエイターであってほしいと考えます。
まとまり感がありますし、ジャック・ストーンスケールということで◎かな、とw<ぉ
ミニフィグスケールというのはお子様向けということから大人向けのクリエイターシリーズでは出てきにくいのかな、とも思うんですが、10000番台がミニフィグスケールで出てきてるのに入門モデルがそれを無視している状態というのがレゴ社の戦略の矛盾だなぁ、と感じてしまいます。
しかしこのシリーズ、どうせやるならリアル路線で例えばボーイングとタイアップして小さい飛行機作るとか、緑のロードスターならジャガーとかうまく付加価値を足してやれば多少高くても、そして毎年更新する意味が出てくると思うんですけどね。
なんかほれ作れ、みたいな感じに見えなくもなく・・・
はじめまして。コメントありがとうございます。
スケール面ではまさにコメントの通りで、ミニフィグに合わせるとスケールの破綻が起こるのは認めざるを得ない事実です。これは難しい問題で、ミニフィグスケールの破綻性(車や飛行機に限らず、建物や鉄道でも)は意識しなければならない問題なのですね。そして、それが苦手という方がいることも。
(フィグスケールの「破綻」と「妥協」に関しては話が長くなりますので別の機会に。フィグスケール好きとしては常に自覚しなけりゃいけない問題ですから)
また、現行のレゴのテーマの多くがミニフィグ基準であるという事実もあります(City、アクション系各種、版権系各種。或いは、10000代の多く)。
だからこそ、ミニフィグスケールじゃない製品というのは貴重で、その良さを理解する必要もあるのだと思います。その意味で、本文での「ニーズが見えない」というのは書きすぎたと思っています(あえて修正は控えますが。一度書いてしまったことなので)。
実際のところ、どんな製品であっても「売れれば正義」は間違ってないですし、需要があるから供給されてるのも事実なのでしょう。
それでも、個人的な希望としてはミニフィグスケールのクリエイター的コンセプトの製品が欲しいということに変わりはないのですが。クリエイターにもマイクロスケールから大型モデルまであるように、競争と言うよりは「並行」できれば良いのでしょうね。
◆かう゛ぇ様
うーん。純粋にこのスケールのクリエイターとしては何代か前の黄色いカウンタック風のがまだ良かったような気がします。今度のモデルは、サブモデルのほうが出来良いような気がしますが……。
で、本題です。
>ミニフィグスケールというのはお子様向け
>大人向けのクリエイターシリーズ
この見方は気がつかなかったです。大人向けすぎる#10000代のミニフィグスケール製品に慣れていたからでしょうか? 確かにミドルレンジ?で一旦ミニフィグから離れるのは違和感であり、商品ラインナップの矛盾にもなっておりますかも。
(純粋に、対象年齢層に対して「ダイレクトに」売れそうな商品をデザインしているだけなのかもしれませんが)
この辺はいつも口にしてしまう「Cityとモジュールタウンの間くらいが欲しい」という話にも繋がってきます。
とはいえ、クリエイター建物系に例年のクリスマス系(ウインターポストオフィスなど)が間を埋めているのもまた事実なのですが(あと一部の版権ものか)。
その意味じゃ、なんだかんだで建物は恵まれていますよね。2000−2004年頃のまともな建物のなかった時代、屋根ブロックさえ手に入れにくかった時代が今や昔……と。
でも最近、気になるのはクリエイターシリーズのサイズが小さくなり、
パーツ数が減り、組み方も簡素になってきているように感じます。
その結果としてミニフィグスケールのものとの差別化が微妙になってしまったように思います。
レゴの組み方の技術の投入はTechnicシリーズやモジュールタウンのほうへ流れてしまって、
今のクリエイターは組み立てていても退屈です。
もっと大きなサイズ、細密な見立て、組み立てる楽しみを詰め込んだセットが今後増えていけば、
ミニフィグスケールとの住み分けができるかもしれませんね
関山氏のミニフィグスケールへのこだわりは非常に理解できます。
青いバケツが若干ミニフィグスケールを意識してるので、
さらにミニフィグスケールにこだわった新色のバケツが出ないかなぁ、なんて思ってます。
クリエイターについては、入門としてはやっぱり必要なのかな、と。
量販店やクリブリなどでの子供のレゴの遊び方を見てるとそう思います。
>あとは部品取りに買う大人ユーザーか(苦笑)。
あ、私のことですね(笑)。
今のクリエイターは、デザイナー時代よりも、
プレートなど細かいパーツが多めに入っている印象がありますので、
手軽にパーツ補充したい時なんかに買ってます。
そういう買い方をしている私としては
中間色のパーツを増やして欲しいと期待してるんですが・・・。
中間色増やしたら入門用でなくなるじゃん、って自分でツッコミ。
クリエイターの小粒化はなんとなく感じていました。
建物系にしても、2011年モデルはちょっと小粒感が否めないのですね。とはいえ、他ジャンルの建物系のクオリティが上がっているがゆえ物足りなくみえているのかもしれません。
(ただ、絶対値としてパーツ数は減っていますが……)
>もっと大きなサイズ、細密な見立て、組み立てる楽しみを詰め込んだセットが今後増えていけば、
ミニフィグスケールとの住み分けができるかもしれませんね
まさにそのとおりで、頑迷なフィグスケール原理主義者も振り向かせるようなモデルがリリースされ続けるのが理想だと思います(部品取りにされちゃうかもしれませんけど)。
ただ、大型モデルに関しては今度の#10220のように#10000代でのリリースのほうが良いのかもしれません。
モデルチームの復活願っているファンも少なくないような気がするのです。
◆sin様
>私は80年代の街・宇宙・お城で育った口
自分は70年代にフィグスケールの強烈な洗礼を受けてしまったこと。またフィグスケール全盛期?の1980年代後半〜90年代前半にレゴから離れてて、その時期への憧憬があるがために、拘り(こだわり)を持ってしまったのかもしれません。
青バケツは今から見るとやや大味感あるんですよね。対象年齢低めの製品では近年の小箱群がまとまりよくていいデザインだと思います(大味感も少ない)。
どちらにしても、その先に向かう新色の上級バケツ……昔で言う「上級基本セット」がないのは残念です。こうしたセットは、大人のホビーユーザーのレゴ復帰への足がかりにもなるでしょうし。
部品取りニーズはなるほどという感じです。自分もパーツ買いメインになる前は、そしてクリエイターにたっぷりパーツ詰まってて箱が重かった頃は部品取りに複数セット購入をしていました。
あと……中間色は欲しいですね。
供給状態の芳しくない中間色、意外と多いですから(笑)。
私には、さながら難解な知恵の輪の様です。
上手いビルダー作品はこのスケールの嘘が実に巧妙で、
そういった物に出会っては「ぐぬぬ…」とたじろいでおります。。
それでも日本人の場合はそういった咀嚼を行い易い基板(マンガ)を
感覚的に知っている分、割りと助かっているのかなと思います。
海外の方には基板の本質は理解してもらえないかも知れませんけど
そこから出来上がったレゴ作品は理解してもらえるような気がします。(笑
ミニフィグスケールは実は奥深く、難しい。と思うのは同感です。でも、それだけに楽しめる余地も大きいと思うのですね。
>そういった咀嚼を行い易い基板(マンガ)を
>感覚的に知っている分
なるほど!
省略とか見立ての文脈と一致するのかもしれません。その意味ではリアルスケールとは一線を画しますよね。
ミニフィグスケールはマンガ的、というのは今後突き詰めて考えてみる価値あるのかもしれません。深そうなので時間は掛かりそうですけど(笑)。
またレゴ作品を通して概念の「輸出」というのも夢の膨らむ話ではありますし。