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2011年04月05日

【考察】Me-modelsの「革命」。レゴトレインは「鉄道模型」になれるのか?


(railbricksのティザー画像より。ティザーだと思っていたら「そのまま」が出てしまったのが最大の驚き!)


 突然ですが、鉄道のおもちゃと鉄道模型の差ってなんなんでしょう?
 対象年齢でないことだけは明確です。今やおもちゃコレクターの多くは大人でしょうし、小学生のNゲージファンだって沢山いるのですから。
 また、HOゲージ、更にはOゲージだって半ばおもちゃからスタートした歴史はあるのですし。

 スケールとかシステム性、給電システム? これらも大きなファクターでしょう。
 ただ、今回の主題は「外部業者・サードパーティが存在するか否か?」ということ。

 多くの鉄道模型システムは、創始メーカーが規格を独占することは先ずありません。車輌や線路、周辺機器やストラクチャー、更にはそれらの「部品」や「素材」など外部業者に作ってもらうことで、相互補完的な関係を築くというモデルです。
 なにせ、1社では供給できる製品の種類には限りがあります。車輌やレールの種類が少なくてはその規格(スケールとかゲージ)は魅力がなくなり、自然と先しぼみになってしまいますから。
 ここで必要なのは、時に協調、時に競合して切磋琢磨する関係のパートナー群。
(後発の業界ですが、テレビゲーム機も同じ形態ですよね。ATARI2600の時代は無許諾・ファミコン以降はメーカー許諾という差異はありますけど。ファミコンはサードパーティで伸びたと言えますし、同じ時代に自然消滅した8bit機の有象無象はサードが参入しなかったため、自ずと滅んでいきました)
 
 レゴトレインは鉄道模型として、そこが非常に脆弱だったのです。
 悪く云えば、製品の供給はレゴ社が「一社独占」。
 クオリティコントロールという意味で独占は必ずしも悪ではありませんが、それでは供給できる製品の種類だって限られてしまいます(※1)。

 レゴ社というのは大きな玩具会社ですが、哀しいかな大企業の中の一分野としてのトレイン部門です。製品開発やら商品企画に割けるパワーは自ずと限られてしまうのでしょう。
(その中では1980年ころの灰レール12Vは特例でしたけど、あとが続きませんでした)
 そんなレゴ社の意識と、鉄道模型的に楽しもうとする先鋭的なファンの意識はすれ違ったままで、その中で2000年代半ばには9Vシステムさえも潰えてしまった……。
 PowerFunctionも良いシステムですが、それとこれは別問題。
 また、2000年ころからファンコミュニティとの連携を密にしており、ホビー的な市場は強く意識しているのも事実。されど、それもまた大企業の余力として行っている印象は否めません。
 して、大企業は大企業らしく振舞えば良いと思うのです。細かい市場は「外部業者」が開拓すれば良いのですから!


 幸いにも2011年現在、レゴに外部業者がないわけではありません。
 お馴染みのbricklinkは部品供給では最強。世界各国のパーツ類の販売を行う企業や個人もそれに準ずるでしょう(こうした環境あってこそのホビーとしてのレゴです。他の組み立て玩具にはないですよね!)。
 そして、いくつものカスタムパーツメーカー群。ミニフィグ用の武器や楽器、さらにはマインドストームの外部機器などなど。トレイン分野では「BBB」の功績はとてつもなく大きいもの(公式がBBBに追いついたのは快挙というべきですね!)。

 で、今度のMe-Modelsの「9vレール」はその流れを更に加速させていくと思うのです。
 レールというインフラを外部業者が復活させ、更にはオリジナルにはなかったハーフや長尺レール、大半径カーブレールまでも供給しようとしているのですから。

 純粋な「レゴ」に拘るユーザーの気持ちもわかります。
 でも、何時までも「2年に一度、大箱のセットしか出ない」「レールは直線と急曲線、ポイント左右(これも急な番数)しかない」なんて状況で満足できましょうか?
 「世界で一番クリエイティブな鉄道模型」がそれでは寂しいと思うのは、管理人だけでしょうか。

 レゴのトレインがより「鉄道模型」になるために、こうした外部の血は避けられない流れだと思うのです(※2)。
 

===============================================
※1)レゴは自由に造形できるから、決まった形の鉄道模型とは種類の概念が違う! というツッコミは頂きそうですし、それもまたレゴトレインの特徴でもありますが。
 でも、クロコダイル(ワニ)のセットはクロコダイル(電気機関車)にはなりません。電気機関車を作りやすいセットが供給されてくれなければ困るのです。同じ意味で、機関車+客車のセットから客車2両を作るのもほぼ不可能でしょう! ましてやレールのようなインフラ系は切り刻んで魔改造するしか種類を増やす方法はなかったのですから。


※2)さて……この話題、未だ書けることありそうですね。
●今後、外部業者に求めるもの
●「外部業者」とクローンメーカーの差異(重要!)

 この辺は折りみて、続き記すことにします。


posted by 関山 at 23:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
グランドエンポリウム33パーセントオフですね。
2個目の購入ですが、大学生にはなかなか痛い出費です。

レゴもメインの客層としては小学生くらいの子供たちがターゲットでしょうから、パーツの大型化(ブーメランな翼とかですね)や、表現の簡略化などは致し方ないことかと思っています。しかしそれに伴ってレゴのよい部分が消えてしまうのは残念なことです。また、「鉄道模型らしい」9V規格からの方向転換は、レゴトレインをレゴ社がおもちゃと見なしたという意思の表れのようにも感じます。

デザインの外注くらいは行うべきだと私は思っています。
製品の一部や、またはそのすべてを外注することは真新しいことでは全くないはずです。
Posted by shipwreck at 2011年04月06日 21:14
◆shipwreck様
 #10000代は買えるうちに買っておかないと後悔……ですね。

 メインの客層に対して、ホビー的な高年齢層な市場を何処迄優占するかという意味では、レゴ社は日本の玩具各社(特にバンダイ・トミー)ほど「進んで」いないような気がします。まぁ日本がガラパゴスなだけなのかもしれませんが。

 レゴの大味化に関しては……一部の国の事情(敢えてどこかは書きませんが)に合わせてそうなってしまった感が否めないのですね。日本と(ついでにアジア各国)に関しては精細なもののほうが受け入れられると思いますのに。


>「鉄道模型らしい」9V規格からの方向転換は、レゴトレインをレゴ社がおもちゃと見なしたという意思の表れのようにも感じます。
 何らかの拘りがあったら「ありえない」方向転換でしたものねぇ。
 まぁ9V終焉には他に理由があったとしても、商品の提供形態が概ね鉄道模型的ではないのが困ったものですが。

 なお、デザインの外注といいますか、ファンデザインの製品は既に2000年ころより登場しています。#3739ブラックスミスショップや#10020ほかサンタフェスーパーチーフなど。でも、こうした製品って出来の良さで絶賛される割には流通形態が限定されていたりして、市場を広げるために役に立ってなかったりするのですよね。

 また何時か記事にしたいのですが、サードパーティ的企業に「大量の」パーツなどを供給するBtoB的な事業をレゴ社には行って欲しいと思うのですよ。それによってMe-MODELSのような事業が世界各所で(勿論日本でも)行われたらなぁと想像してしまうのです。

 ただ、これには「純正」に拘らない、柔軟なユーザーの意識も求められるのですが。 
Posted by sekiyama at 2011年04月07日 01:18
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