その名の通り、特定のモデルを作るわけではなく、汎用的な基本セットでした。もちろん代表的なモデルにはインストは入ってますよ。
(ちなみに基本セットは英語圏ではUniversal building setと称しています)

その一例。1973年の「#1」。なんと潔い型番!
ちなみに同年には「#2〜#8」がリリースされています。数が増えるほどグレードが高くなる由。
まぁこれらの「基本セット」の方は今のバケツ(青いバケツの方)、或いはタブに相当しますから無くなったというより発展的解消を遂げたと言ってよいかと思います。



問題は「上級基本セット」の方。対象年齢は(確か)6歳以上と高く、松竹梅の三種があったら「松」には原則モーター入、勿論テクニック部品だって含まれると。
上にあげた最初のセット群(1976年)では手足なしのミニフィグが含まれ、LEGOLANDシリーズ(この言葉の定義も難しいですね……)ともシームレス。#912は4.5Vモーター入でした。



二代目の1980年製品ではフィグなし。部品は宇宙シリーズと何処か共通する印象あり。或いは初期テクニックか? こちらも最上位の#744ではモーター入。



三代目の1985年製品。やはり最上位セットにはモーター入りです。
それよりは「竹」「梅」のセットにミニフィグ入りで、街シリーズとシームレスな点が印象的。特に#730は色使いやらパーツ構成の精細感がたまりません。
「上級基本セット」と称されたり、それに類するセットはこれまで。
それ以降、これらのニーズは街や城、或いはテクニックが吸収したというのがレゴ社なりの答えなのでしょう。00年代に至ってはクリエイター各種が。
しかし、現在の「良心的構成な」クリエイター・テクニックにしてもなお特定のモデルを作るための製品、の域は出ていません。自由に作れるレゴのリテラシーを上げる役には立たないのです。
「知育玩具」である以上、上級基本セットは改めて必要だと思うのです。
自由につくることを教える。また、基礎的なテクニック部品やら、モーターの使い方をユーザーに教えることは「顧客を育てるべき」レゴ社にとってとても重要だと思うのですが。
大人のための「基本セット」と言う意味でも上級基本セットは欲しい。バケツは些か子供向け過ぎて大人の再入門にはちょっと「使えない」、パーツが大振りに過ぎるのです。
(レゴ版「大人の科学」も求められてるってことです)。
というわけで、こんなのがあればなぁと。
・新:上級基本セット(松) PFモーター・リモコン付、実売¥14800位
・新:上級基本セット(梅) PFモーター付 実売¥9800位
・新:上級基本セット(竹) 実売¥5980位
ギアとかラックとか硬派な?部品も欲しいですが、緩やかな「媚」としてミニフィグ2体位とミニフィグスケールの窓やドアも少しは欲しいところ。この製品買ってもらった子供が(或いは自分買いした大人が)テクニックやマインドストーム方向にも、或いはモジュールタウン方面にも両方に進めるようにすると。
地味で売れなそうな気もしますが(苦笑)、「何でも作れるお得感」とか親の世代が未だ持ってるはずの「レゴはお硬い知育玩具」というイメージを上手く刺激し、何とかできないものでしょうか?



そしてテクニックパーツにはじめてふれたキットでもありました。
すごいものができると喜んだのをおぼえています。
ただテクニックパーツを使いこなすことはできず、その後、発展(成長)することがなかったのは不徳の致すところというか、単に才がなかったというのは我ながら残念です(^^;
基本セットに関しては小箱のほうは結構揃ってきてるんですけどね。
それをまとめる気がないというか、放置プレイされてるような感じなので、そのへんをアイデアブックでうまく集約するような形ができれば、っていうのはいつもの話ですが。
それでも今はクリエイターシリーズもあって、すごく恵まれた環境だな、と思います。
なんでも作れるようになりましたしね。
贅沢になってしまったのかもしれません(^^;
丈夫な紙製で、中にトレーが一段入っていて、赤バケツより大きいものです。赤いナイロンのベルトで蓋を締めるようになっています。高額だったとの事ですが、これは一体何なのでしょう。判れば教えてください。
伺う感じDactaのようですね。
工具箱というのは、部品に沿った形のような窪み
が沢山あるものでしょうか。
まさに「遊び倒した」という感じで、モータライズの楽しみを知りました。
コメント有難うございます。
Dactaをチェックしてみましたが、残念ながらありませんでした。また1970〜2000年の年別でも探してみましたが見つかりませんでした。
>部品に沿った形のような窪み
部品がいくつも入る大き目の仕切りです。
画像が抜けているもの、日本独自のもの、ノベルティの箱…そういったものなのかも知れません。
赤いゼンマイのユニット等いくつか特殊な形状のパーツが入っているので絞られると思うのですが、判明しませんでした。
ちなみに私は持っていませんでしたが、よく遊びにいく家には#910があり、「たくさん部品の入ってる箱」として嬉しく遊んでいたものです。対象年齢には未だ届いていませんでしたので、その魅力を引き出しきれた自信は正直ありません。だからこそ、今の時代にも上級基本セットを! ということになるのかも。
◆TOM様
いい買い物されましたね! あれがあってこその今のTOM様の作品群があるような気がします、分り易すぎるほどに……。やはりこの種のセットは必要なんだなぁと思わされます。
◆かう゛ぇ様
貴方も#744持ちだったのですか! 近年の4歳以上対象の小パッケージは基本セットとして秀逸ですよね。でも、せっかくの好ましいセットなのに、それをまとめるアイディアブック的なものがないのは残念なのは同感です。
◆TN-FACTORY様
それは私も正体分かりません。
特殊な収容ケース入りのセットというのはもう考古学的領域なんですよね(木箱入りとか)。基本セットのたぐいは残存率も著しく低いですし。なまじ基本であるがゆえに中身が散逸しやすいのでしょうか……。
◆ayucow様
やはり、モーターライズの楽しさを汎用的に伝えたという意味で偉大なセット群だったのですね。上級基本セットの「松」は。
クリエイターやテクニックセットのモーターは「(サブモデルがあると云っても)特定のモデルを作るだけに終わるおそれがありますし、かといって単品のモーターは余りに「突き放した」存在ですから、やはりモーター入りの基本セットが必要なのだなぁと思わされるます。今は4.5Vの時代より、相対的にモーターの価格的敷居は下がったはずなんですけどね……。
>特殊な収容ケース入りのセットというのはもう考古学的領域。
面白いたとえですね。過去の文献をあさって合致する遺物を確認するようなものですか…。
日本名と海外名で違いますから…
●TN-Factoryさん
紙箱がしっかりしていたのは多くが80年代のセットなので、
自宅の80年代のカタログからコメントにゼンマイがあったので
めぼしい3セットを抜粋しました。
577-1 - Basic Building Set (partial) (1981)
599-1 - Universal Building Set (1982)
550-1 - BASIC Building Set (1985)
また工具箱というニュアンスから、90年代にあったプレイケース
というシリーズでぷバックモータの入った物を抜粋しておきました。
385-2 - 3+ Build-N-Store Chest (includes motor) (1990)
上記はどれもBasic基本セットのカテゴリで国内
販売されていた共通点があります。
情報提供ありがとうございます。
レゴに関しては過去製品の資料であるとか入手であるとかは他のおもちゃでは考えられないほど恵まれていると思うのですが、それでも弱い分野は残っているのですよね。
そういえば、日本版カタログも貴重な資料です。
余談ですが、自分のレゴ史は(いろいろあって)「1982−1999」頃がボロリと抜け落ちていたりします。そのかわり妙に70年代リアルタイムの記憶は妙に鮮烈に残っていたりするのですが(笑)。
コメントありがとうございます。
レゴでもお城や街と違って基本セット系は意外と話題になりにくいので、ごらんいただけて大変に嬉しいです。「持っていた」「持っている」方は少なくないのですよね。
#912という良質なセットをお子さんと遊んでおられるのも喜ばしい話ですね。上級基本セットのモーター関係は「家族で一緒に楽しめる」要素もおおきいのだなぁと思わされます。
さて。
#912に入っている4.5V規格のモーターはカンザンブリック(翰林のショップ)で調達をお請けいたします。是非お問い合わせ下さい。
(モーター自体は高価ではありません。また関連して各種パーツの調達も行えます……4.5Vの汽車関連なども未だ未だ入手できます)
http://kanbri.ocnk.net/
よろしくお願いします。
情報提供ありがとうございます。
赤のゼンマイの他に以下のパーツもあるので中身は599-1のような感じがしました。パーツリストに近いくらいのパーツが残っていれば断言できるのですが。
30022:Vehicle, Tipper End Flat without Pins
3436:Vehicle, Tipper End Sloped
箱については謎ですが、再確認した内容を書いておきます。
・外形は長辺37cm 短辺24cm 高さ22cm
・赤い紙箱(1mm位の厚さで硬質パルプのように丈夫な紙で両面が赤です。皮のようなエンボス加工がされています。)
・側面にLEGOの白文字のロゴだけ印刷されています。写真、番号、柄等は印刷されていません。
・箱は糊やボンドでなくリベットで組まれています。
・内部は同じような材質のトレーが入っていて2段になっています。また固定された仕切りがあります。
・ぱっと見たところは785-1 RedBoxや890-2のような形状ですが、これほど立派ではありません。
・再確認したところベルトの色が間違っていました。赤でなくベージュでした。もしかしたら元は白でベージュに変色したのかもしれません。
・ベルトの幅は1.8cmでした。
・ベルトは短辺の面から始まり反対側の短辺の面で留めるようになっています。
・ベルトを留める部分は黒いプラスチック製でした。
現時点ではレアなものみたいですね。