PowerFunction各ユニットの配線図(!)などを、mbellis(Mark Bellis)殿が上げてくださっています。
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=297938
で、差し当たって便利そうだと思った応用例がこちら……。

9V通電ポッチ規格(Lights & Sounds)の006P電池BOXで、PowerFunctionリモコンを動かす!!
この写真が示す情報は大きい……。やや分かりにくいですが関連回路図も参照して、自分の文系脳(苦笑)で分かったことは以下。
・PowerFunctionの4芯ケーブルのうち、モーター等を動かすのは内側2芯。この2芯は可変電圧対応(受光ユニットによるコントロールが行われる)
・モーター等に関しては、外側2芯は使われていない!
・外側2芯は主電源(9V固定)の供給に使われる。PF電池BOXから受光ユニットへの電源供給用。
・上の図には記されていないが、PF電池BOXは外側・内側共に9Vを供給?
・製品の9V/PF変換ケーブル(#8886)は、内側2芯のみを変換し、外側2芯は無効になっている。そのため、PFで9V規格のモーター等動かすのには使えるが(内側有効)、9V規格電池BOXからPF受光ユニットへの電源供給は行えない(外側無効)。
・PF受光ユニットへの主電源(9V固定)供給は、どの外側2芯からも行うことが出来る! 上の写真ではモーターに接続した4芯ケーブルのうち、使っていない外側2芯を9V規格電池BOXからの主電源(9V固定)用に使っている。
・余談であるが、上の写真ではレゴ4.5V用のコネクタを使用している。また、受光ユニットのケーブルは未使用であるのも注目。
以上、PowerFunctionの仕様が見えてきました。
今度のPowerFunctionトレインのおかげで電池BOX事情は改善される(コンパクトで廉価な単四用)由で、この種の「魔改造」の必然は下がりそうですが、それでもPowerFunctionを深く濃く楽しむ一助にはなりそうです……。
最後に拙作リンク。
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=375823
PowerFunctionの仕様知らずに魔改造に挑んだため、PF電池BOXの基板部のみを切り取り、その内部配線と9V電池BOXの通電ポッチを半田でくっつけただけというシロモノ……。mbellis殿のが「科学」なら、こっちのやった荒業は野蛮な「呪術」でしょうか(苦笑)。知育玩具で何やってるんだか。