http://blog.livedoor.jp/legoblogg/
の、最新エントリ「モジュールのスケール感」
http://blog.livedoor.jp/legoblogg/archives/52072813.html
が、みんな気にしつつ実は納得してた?問題を思い起こさせてくれました(以下、引用は上記記事より)。
思えば、レゴの建物にフィグが入って内装が付きだした頃……1978年からの初期レゴランド時代の「後面開放」という仕様は凄く都合が良かったんです。家にトイレや風呂がなくても、切断された側にあるんだよね!と妙に納得出来てしまいましたから。
その意味では近年の#10184TownPlanも納得できます。小さい映画館や公会堂も「表現されていない部分が実は裏にある」と解釈できましたから。現行Cityも同様ですね。
でも、今のレゴ建物のメインストリームである「モジュールタウン」規格や、クリエイターハウス系はそうはいきません。後面開放じゃない完結した建物である以上、省略を補うことができません。だから、
狭すぎて1フロアに1部屋、無理をして2部屋くらいしか作ることができない。
キッチンには結局冷蔵庫を置くスペースが確保できず、洗面所に置こうと思って作った洗濯機も狭くて置けなかった。内装を満足させるにはもっと広さが欲しい。見た目には雰囲気が出ているので、自分の脳内設定が満足していないだけなのだが、ここに住む人はアイスを買ってきたらすぐ食べないといけないし、服は全部クリーニングに出すか、風呂場で手洗いするしかない。そんなのって、作品として不完全に思えてしまう。
という問題が起こってしまうんだと思います。無いものを省略されていると割り切りにくい!
まして、モジュールタウンの建物は製品レベルで既にリアルなエクステリアを誇り、それをブラッシュアップした「作品」になってしまうと(先方に感想記しましたが、本当に素晴らしい作品です!)、省略の矛盾が許容出来るレベルを超えてしまう……?
でも、これに関しては、やっぱり強引に「割り切る」「脳内設定で補完する」しか答えはないような気がします。
モジュールタウンの建物は既に「ギリギリ」の大きさ(経済的・保管場所的・手間暇的)ですので、これをスケールアップすることは全く考えられません。でも、ミニフィグより小さなフィグを想定するのももっと非現実的ですし。
先方にはこんな記述もあります。
それでも建物を作るのはまだ楽な方で、レゴで列車などの乗り物を作っている人はもっと困難な問題を抱えている。6幅で列車を作る場合、座席を1つ置くともう通路も作れない。グリーン車とか寝台列車とか、リアリティを追求したいと思うと頭を抱えてしまう。自動車だって、4幅だと助手席が作れない。
レゴで列車のインテリアも造っている立場で答えると、実はそんなに難しい問題じゃないです。
まず、公式製品が或る程度答えを出してくれています。サンタフェの客車#10022は個室寝台車や食堂車という厄介な組みも考慮されている由ですが、「1ポッチ幅あれば通路」という強引な解釈で乗り切っています。公式が至上と言い切りませんが、これで自作でもインテリアを作るのに抵抗はなくなります。
そもそも、実物では定員20名の寝台車が定員4名!になってしまう地点でスケール感のリアルティは喪失、省略ディフォルメ上等になっていますから、その中でどこまで「実物のテイストを惹き出すか」が重要になってきます。インテリアであれば、特徴的な設備を作り込み(食堂車のテーブルランプなど)、スペース的に無理のあるトイレなどは省略してしまうことになりますね。

上の拙作では、車内左方の窓パーツの向こうがトイレ……と割りきっています。
自動車は4幅フィグ乗りの形状的バランスやら、他の建物や列車との折り合い考えると助手席がないことは殆ど気にならない、ということになりましょうか。
以上は飽く迄「レゴ的省略」を全面肯定した上での個人的な見解です。
正直云えば、私も建物の内装作るときには鉄道車両ほどの割り切りができないままなんです……。トイレもないのはまずいよなぁとか。
でも、迷うより手を動かして作品を作る方が良い! というのは結論としては弱いでしょうか? 最初に戻りますが、先方の作品を観て冷蔵庫や洗濯機が無いことは全く気にならないのですよ! 作品として不完全……?
そんな訳ありませんって!
余談:
建物や船と、鉄道車両、飛行機や車って実物でもスペースの感覚が変わってくるんですよね。
ビジネスホテルの狭い部屋も、鉄道車両で実現したら途轍もなく豪華な車両になります。
B寝台個室(ソロ)も、飛行機にあればファーストクラスになってしまいます。
この辺も「建物の内装作るときには鉄道車両ほどの割り切り」ができない理由かも知れません。



この一文が、レゴのスケール感の問題を全て納得させる要素を表していると思います。広さって、人の主観ですね。実物との縮尺比ではなく、レゴでどこまで表現したか、ということが重要なのだと思いました。さらに鉄道や車で言えば、その狭さでどこまで表現したか、ということですね。
とても参考になりました。
今回はいろいろ考えるよいキッカケとなりました。
貴方の書かれたような「疑問」「考察」ってもっと発表されなければなりませんね。
手を動かすことも大事ですが、考えることも作品造りでは大切だと、改めて思い直した次第です。
あと「余談」に記したことに反応してくださったのが嬉しいです。建物であれ何であれ、実物(或いは図面類)への観察眼というのは大事と云うのも、今回の結論とさせて頂きましょう。