
その他の写真は以下(あんまり無いですけど)。
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=375378
或る意味、先の6200よりウケの悪そうな(苦笑)題材です。何せ鉄道創業時の「1号機関車」(150形)と同期の機関車。勿論英国産。身近どころか歴史上の機関車といってもいい。
されど、この機関車は今なお現役の機。早い話が博物館明治村の動態保存機12号なのです。
この機関車の実物に関して詳細は以下参照願います。
「明治村・12号機関車」ぼくでんのホームページより
http://homepage1.nifty.com/tukahara/okajoki/puchiken-okajoki.htm
現行の写真、歴史的写真、そして考察がとてつもなく濃いです。鉄道専門のwebでないのが嘘のよう……。
ちなみに個人的に好みな「古典蒸機と電車が共存してる世界」にもかかわっており、昭和30年ごろまで名鉄新一ノ宮駅で入替機として使われていたとか。これなら昭和生まれの貨車群にだって合いますし、背景に濃緑のAL車(1990年代まで生き延びた旧型電車)が居ても何らおかしくないってことになります。まぁ、当時の濃緑の名鉄電車は課題としては重すぎですが……。
●製作動機
鉄道創業時の1Bタンク機群は、先の英国製4-4-0群ほどではありませんが気になる存在でした。
小さい車体に対して生意気にも先輪をもち、動輪径も小さくは無い。後世の入れ替えや小運転用を意識したBタンクやCタンクとは明らかに異なる風格。明らかに本線の客貨両用機という気合の入ったものであったことを伺わせます。
とはいえ、意識したのはレゴトレイン用に「BBBホイールミドル」が供給されてから。これを使えば先輪と動輪を区別し、1Bの車軸配置を明確に表現できるという目処が立ったのでした。
プロトタイプはいくつか迷いましたが、やはり後世まで生き延びていることが前提となり、加悦鉄道の2号機(元120形)と迷った上でこちらに決定。
製作そのものは6200作った勢いで進めてしまいました。例によって二晩で完成と。
●小物の割には……
意外と苦戦しました。6200同様に動輪が一部車体に隠れているので(いや、そこが魅力なんですけど)、ランニングボードをバーで表現したり、サイドタンク部分は上下逆転させたり。
それ以上に苦戦したのは、ロッドのスライド部分。ピストン?は1×1テクニックブロックで割り切り、スライドバーの上部をランニングボードと兼用する方法で何とか纏めました。やや大仰になってしまい、肝心の1軸先台車を隠してしまうのが難点。
車軸配置は1Bなんですが、第一動輪をフランジレスとして全軸固定としています。
狙ったのはキャブの表現。古典機特有のキノコ形の窓?を、アーチ使って再現してみました。
●まとめ
やや小さくアレンジしすぎたかな……というのが尚思うこと。そんじょそこらのBタンクやCタンクと大差ないような気も。かといって半端に大きくしたらバランス壊れる。とりあえずコレで完成という感じですね。
それにしても、世界観あわせる意味では小型客車とか欲しくなるところ……。この機関車だと時代的にも似合いそうなプロトタイプが多すぎて逆に迷ってしまうのが有難き悩み。
コンパクトでとても可愛いです♪
(ミニマムな蒸気が好きと言ってるだけの事はありますね)
日本でBBB使うのはsekiyamaさんが一番上手いんじゃないですか?
見覚えのあるような機関車だと思いましたら、明治村の蒸機でしたか。
小型機故にバランスよくまとめるのは意外に大変だったのではないでしょうか?
久々に現物を見に行きたくなってきました。
明治村、自分も行ったのは確か5歳のときだからずいぶん昔。でも汽車に乗ったのは覚えてます(12号か9号までは分かりませんが、流石に)。
確かに建物や静態保存車輌(御料車や蒸気動車)も含めて、久々に訪問したいところではありますね。それこそ時間とか機会とか合わせるのは無理でしょうか?
バランスに関しては、製作1ヶ月経過した地点では「納得」している次第。とりあえず、自分なりのベストだと。
◆Suu様
バランスとりでは萌え……もとい可愛らしさ重視なので、有難いコメントです。ミニマムなのがすきなのは蒸機に限らず……ですね。より小さいサイズで収めるというのはちょっとしたポリシー?ですので。
BBB使いは、もっと日本にも現れて欲しいです(笑)。#10194でこの辺の状況は変わってくるのかもしれませんが。