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2006年05月30日

過去作の手直しと再紹介 ブフリ駆動の電機[自由形]

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=100228
(各verの写真あり)

 製作:ver0:2003年11月/ver1.0 2004年7月〜8月
 更新I:ver2.2 2005年10月
 更新II:ver3.0 2006年5月

◆プロトタイプについて
 ブフリ駆動とは、1910年代〜1930年代の欧州で流行った電気機関車の動力伝達機構で、車体に置かれた主電動機から、動輪の外側に置かれた大歯車で伝達するのが特徴です。動輪と大歯車の間は位相を吸収しうるリンク機構で結ばれているため、車輪が多少上下左右に移動しようとも、確実に動力を伝えることができます。
 外見的には、動輪が電気機関車としては大きめになり(例えばED54では直径1500mm。蒸機並)、大きな動輪の周りに歯車を収容するための枠やケースが張り出し、かなり仰々しいスタイルになります。通常は片側にしか装荷されないため、機関車の左右の形状がまるで違うものになることも多いです。
(フランスには両側に駆動機構をもつ例もあります) 大変に優れた機構ではあったのですが、より優れた駆動方式が生まれたり、また単純明快な釣りかけ駆動に戻る形で、いつのまにか採用例は無くなっていきました。フランス国鉄の2D2-9100型(1950)が最後の採用例といわれています。
 有名な形式は瑞西国鉄のAe3/6とAe4/7型で、両数も多く1980年代まで広く活躍していました。動態保存機も何両もあるようです。
 これらの機種は大きな動輪と高速向けのギア比を生かし、高速度(といっても当時の)の旅客専用かと思いきや、実際には重量貨物列車にも多用されていたようです。それ位にマルチパーパスに使いやすかったのでしょう。

 日本では瑞西製のED54型式(1927〜1950)がこの機構を採用していました。但し、2両のみの輸入で使い勝手が悪かったこと、整備に手を焼いたこと、そしてメーカーのBBC(ブラウンボベリ・現ABB)が日本での提携先を持てなかったことから短期の試用に終わってしまいました。当時のどの機関車より高性能・高速であり、軌道への低負荷が特徴であったにも関わらず…。それゆえ、後の蒸気機関車C54やディーゼル機関車DD54と並ぶ「悲運の機関車」と称されます。
(ちなみに画像探しましたが見つかりませんでした…。ただし、Ae4/7からボンネットを取ってデッキ付としたスタイル、と思って間違いないです。それ位にバタ臭い機関車だったのです)

◆第1次製作(2003/10頃)
 ED54はその姿を見(勿論、写真で)、余りに儚い伝説を聞いたときから時からほれ込んでしまった機関車であり、レゴ復帰時よりその再現を考えていました。最初の挑戦は、飽くまで雰囲気が再現できればという形で手がけた以下の形。
 最初はメトロライナーカラーで製作しました。部品の都合というより、個人的には旧式機に派手な塗り分け、というのも嫌いではないので趣味の問題。しかし世間的には茶とか灰とか黒じゃないと嫌がられるようなので、これは写真撮影用に一時的に灰色1色にした仕様です。
 足回りは飽くまで普通のトレイン。サイドの点検口が4つ並ぶあたりでブフリ駆動らしさを表現した由。反対側も腰周りでそれらしく。前後のボンネットはED54というより、Ae4/7を意識したアレンジです。内部メカはそれらしく作ってありました。点検口を開くと主電動機が並んでいるという設定でした。

 この形はこの形で気に入っており、この頃から手許の車輌の「標準色」を「緑灰とタン」のツートンにする計画もあったので、このままでの色変え更新も予定に入っていたのです。
 が、ロッド可動のクロコダイルという題材を思いつき、テクニック系パーツをデジラから取寄せ、いろいろ実験しているうちに(2004年の3月頃)、「ブフリ駆動も、実際に可動するものが再現できるのではないか」と思い立ち、色変え更新は「新製に近い全面更新」と相成ったのでした。

◆第2次製作(2004 6〜7月)
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?i=1813888
 大工事ゆえ、実際に手をつけたのは2004年の6月。それでも約1ヶ月で完成したように記憶します。以下に製作ポイントを記しておきます。
●足回り:実物の軸配置は一見1D1に見せかけて「1A+B+A1」でしたが、これを
「1+A 補助輪 B 補助輪 A+1」(事実上1-2-1)
 にアレンジし、補助輪は隠してしまいました。
 ブフリ駆動の表現としては、「車輪の外側にある大歯車と、車輪の真上に装荷された主電動機」を意識しています。勿論、回転するだけのダミーですが。
 非動力側は、冷却用のオイルパイピングがあるのですが、グリルタイル使ってメッシュ状に仕上げています。メッシュから車輪が透けて見えるのは満足のいくものでした。
 なお、容易に足回りと車体の着脱は出来るようにしてあります。
●車体:緑灰クロコダイルと同じく、ドアや点検口は全て開閉可能に作っています。ドア4箇所のほか、前後ボンネット、非動力側側面の点検用ドア2箇所、動力側カバー2箇所、動力側ギア覆い4箇所…。おかげで強度面では妥協を強いられています。
 窓は極力アーチを使用し、優雅な感じを狙いました。紋章は銀蛇。
 カラーリングは派手といわれましたが、それに輪を掛けるのがサイドの赤白パターン。西洋式の警戒色なんですが、本線用の高速機に入換機の如く警戒色もヘンといえばヘンでしょうか。
 ヘンといえばヘンなのが集電装置。何故か路面電車かインタアーバンのごときポール集電。ヘタにパンタグラフ自作するくらいならポールの方が格好いいや、という判断の上でした。

 なにはともあれ、幾度かのEJLTC例会や2004年ミリオフ、あとはBrickshelfでのお披露目になったのはこの姿です。

 なお、動力は仕込まずダミーの機関車となってしまったため、後押し用の暖房車も製作した由です。こちらはやっつけ仕事で内装も入っていない、ダメダメな車輌でした。
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=94718

◆更新I(2005 9月-10月)
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?i=1813889
 さて、製作後1年余の2005年夏。いろいろ粗も見えてきました。何より気になってたのは、走行抵抗が大変に大きく、モーター1台だと「機関車+暖房車+客車1輌」の3両が限界だったこと。これじゃあまりに情けなさ過ぎます。そのため、以下の改良を行いました。
●車軸配置の改良:この種の多軸車は走行抵抗の大きい車軸配置と、小さい車軸配置があることが実験の結果判明。
「[トレイン車輪-プーリー]+[補助輪-プーリー-プーリー-補助輪]+[プーリー-トレイン車輪]」
(事実上1+2+1)

「[トレイン車輪-補助輪]+[プーリー-プーリー-プーリー-プーリー]+[補助輪-トレイン車輪]」
(事実上2+0+2)
と改めました。実質的には「ホイールベースのやたら長いただのボギー車」であり、プーリー使った動力部はぶら下がっているだけという状態です。これで随分改善されました(多分、原因は元の車軸配置だと補助輪の重量負荷が大きかったからだと思います)。
 ちなみに小径車輪の補助輪は走行抵抗が大きいので補助輪を通常のトレイン車輪に改めた2-D-2もテストしましたが、これだと雰囲気がまるで別の機関車になってしまいますので却下。
 これに関連して、補助輪隠しのために下回りも弄っています。位置の変わった補助輪は灰色の三角プレートで隠しています。これは主台枠の延長のようで悪くないかと。
●軽量化:当初は内部機器を調子に乗っていろいろ積んでしまったのですが、軽量化のため最低限にまで削減しました。インテリア作りこむのも程ほどにした方が良さそうです。

 それとは無関係ですが、以下の改造も行いました。
●窓のアーチを、「アーチ窓に格子」から「フェンダーアーチ+白窓」に全面的に改めました。前面視界?はこれで改良されたはずです。
●パンタグラフ化。何の工夫もないワンアームZ型(笑)。貧弱な印象は否めませんでした。

◆更新II(2006 5月)
 先の更新Iでとりあえず完成のつもりでしたが、スタイル面で小修正を行いました。現在はこの姿です。
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?i=1813873
緑灰のクロコダイルでは劇的に効果的だった、屋根周りと台枠回りの白化(ライン通し)。スタイルのまとまりが良くなりました。他、カラーリングの一部見直しも。
●屋根前端部に1×3カーブスロープを使用し、若干のスマートさを狙ってみました。
●パンタグラフは貧相すぎるワンアームから、菱枠に変更しました。アーム2本の簡易的な菱枠パンタですが、違和感はなく似合ってると自負。この種の機関車はやはり大き目の、しかして線の細いパンタが似合うみたいです。パンタ周りは碍子なども追加。
●後押しする暖房車も新調しました。後述。
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◆まとめ?
 肝心の設定に関して触れるの忘れてました。やっぱり1920年代生まれの瑞西製で、そして活躍するのは瑞西か日本の私鉄ということになるのでしょうか(例によってどっちにみえるかは見る人と気分次第♪)。で、その私鉄は中規模な都市間連絡の鉄道であり、所有機は「社機」として国鉄線(SBBなのかJRなのか?)にも直通してしまうと。
 なにはともあれ、スケールの「いい加減」なレゴトレインの利点で、同じ機関車を
「1000mm軌間の瑞西の私鉄」(車輌はけっこう小型)
「1435mm軌間の瑞西の私鉄」(車輌は割と大きめ。欧州の標準サイズ)
「1067mm軌間の日本の私鉄」(見慣れた大きさですね)
と使いまわし出来るのは便利といえば便利(苦笑)。なお、テールライトの標識円盤は昔の日本風なので、瑞西の機関車とみなすときには外した方が良さそうですが。代わりにヘッドライトを3灯にすれば問題なし、と(笑)。

 編成としては、やはり同じカラーリングの自由形客車の先頭に立たせるとサマになります。形状は各車まちまちながら色だけは揃っているという混沌編成は、由来も年代も違う旧型車がゴロゴロ混成されてた一昔前(昭和末から平成になったころ)の日本の中規模〜大規模私鉄の趣と。

 最近は自由形より、欧州型再現系の製作・企画が続いてしまっていますが、こうして修正や写真撮影などしてみると、自由形もいいものだとしみじみ…。
posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 鉄道作品(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

昔はTMSを愛読してましたので、ED54は頭に焼き付いてますよ。勿論実物はおろか、雑誌でも模型しか見た事ない筈なんですけどね。形式は憶えてなかったのですが、2D2-9100もまた焼き付いてますね〜、やっぱり4つの連続した大きな動輪というのは強烈ですね。おまけにEF58みたいですし。レゴでなら、実物に先入観がないぶん、2D2-9100の方がすんなり入れますよね。

関山さんのグレーのボディーのも(画像で見る限り)好きですよ。画像では立体感とかボリューム感が分からないので、カラーが統一されていた方がまとまり良く見えてしまうんでしょうね。

件の最終型は、菱形パンタの表現がなるほどです。こういった省略の仕方もありますね。
Posted by G@ひたひた at 2006年05月31日 18:03

◆G@ひたひた様
 昔(1980年代)のTMSは面白かったですよね。無茶な自作が今で云うなら「神」扱いされる世界。のびのびとした自由形も素敵でした。あと2D2-9100はまさに「ED54」+「EF58」なんですよね。1950年代の電気機関車というのは戦前の設計を引き継いでる、妙に新型機になりきれない部分があり、中途半端な部分が魅力になっているといいますか。
 あと、灰色のは義理で作ったようなブツなので(苦笑)、製作者は好きじゃないです(笑)。日本の私鉄電機でも茶や黒の一色塗りより明るめのツートンカラーのほうが好みでしたし。
(国鉄ED14より近江のED14が好み、ED12なら西武のE51の方が好み……) ……まぁこの辺は趣味の問題なんでしょうね。
 ただ、最近は色を使い過ぎないように自戒しつつはあります。

 最終型の菱形パンタ、パンタアームを省略できる菱形です。ただ、線が細くなりすぎるので真っ当な日本型には不向きかも…。
Posted by sekiyama at 2006年06月01日 19:18
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