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2007年07月26日

台湾交通部鉄道管理局 筥光號客車

[製作:2007年6月末]

http://www.brickshelf.com/gallery/sekiyama/clocodile/TaiwanRailway/ChuKuangExpress/zb0015.jpg

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=267561

 「筥」は正確には草冠に呂です。

 製作動機の一つは、現地ビルダーskyranch氏によるこの作品。
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=229991

 オレンジとクリームのツートンというのが意外と派手ではなく、その上で白帯が引き締めた魅力があることを教えてくれた作品です。
 そして台湾訪問。筥光號(特に手動ドアの旧型)にはずいぶん乗り、そして撮りました。

■筥光號客車について
■夜行列車のこと(筥光號)

 かつての豪華列車ではあるのですが(設備は日本の「国鉄時代の」グリーン車級)、その上に自強號が設定されて以来、また台湾の経済発展にともない、相対的に庶民派の急行列車というべき存在になっています。運賃料金も極めて低廉(台湾の物価全体に照らし合わせても)。
 設備や雰囲気は、20年ほど前に九州や四国で見られたグリーン車転用の気動車急行指定席車に近いものはあるかもしれません(このたとえの方が判りにくい?)。夜行便もあり、こちらも往年の座席夜行の雰囲気を残します。
 この中でも多数を占める旧型は、裾絞りのない車体に高めの屋根、完全な切妻形状、手動のロックなしのドア……それ以上に最後尾貫通路が走行中も開け放しであるあたりはとても「旧客的」な雰囲気を湛えます。飽くまで車両のベースは日本の20系ですし、製造年代は1970〜83年ごろと12系14系、或いはそれ以後の世代なのですが。
 
●プロトタイプ
 1970年より1983年ごろまで製造され続けた、手動ドア・片デッキ・床置きの冷房機という一番ポピュラーなタイプを選びました。
 製作したのは客車×2と電源行李車(電源荷物車)という3両。今のふつうの列車という意味でオーソドックスにまとめた由ですが、1990年まで存在したという餐車や、今も団体貸切用に健在な展望車はかなり迷った題材でした。
 色は勿論、1980年代〜現行のオレンジとクリームのツートン。

●製作に当って〜客車
 突然ですが。
 往年(1970年代。当然、国民党独裁時代)の台湾の鉄道当局のデザイナーというのは、結構アヴァンギャルドなセンスを持っていたのでしょうか? 往時の写真を見ると、駅の構内の案内看板のデザインがえらく垢抜けた1970年代モッド的なセンスであることにおどろかされたりします……駅自体は古い日本時代の代物だったりするわけですけど。
 勿論、その影響は車両にも及び、当時の筥光號は白い車体に紺帯! 蒸気機関車健在の時代によくぞ客車を白く塗るという発想が出てくるものです。それだけならともかく、紺帯のパターンは今の筥光號客車とほぼ同様……あの時代に斜めのラインという大胆さ。

 そんなわけで? 台湾の客車でキモはあの車端部の斜めラインにあると思う由。スロープと逆スロープの組み合わせでばっちり再現してみました。
 それ以外、車体自体のつくりはいつもの6幅32ポッチ長さで極めて捻りのないものですが、以下が工夫ポイントでしょうか。

・最大の萌えポイント。床置の冷房装置のグリル部は外板とツライチになるよう収めました。
・窓はクリアのライトブルーに。実物もブルーグラスになっていますので。
・屋根は丸ブロックだと屋根の印象が深く・重くなりすぎるので意図的に45度スロープとしました。予算にも優しいのは事実ですけれど(苦笑)。
・幌は欧州式のゴム円筒幌なんですが、円筒のブロックで組むと「旧客的」雰囲気を殺してしまいます。ここはAWAZO氏流儀の「日本型車両向け幌」をアレンジしてみました。
・ドアは勿論ロボットアームによりプラグドアとして開閉。実物は手動の折り戸ですが。ここは見た目より機能優先ということで。ドア自体もちょっと大胆なデザインにアレンジ。
・例の新考案の座席を持った内装は1両づつコンセプトを分けてみました(実物も製造時期や更新でバラつきが激しいですので)。
A:「鮮やかでモダン。薄青の床に赤のシート地、シートのフレーム部は黒、内装仕切り板は白のエンボス」
B:「爽やかなナチュラル系。緑の床に灰緑のシート地、シートのフレーム部はクリーム色、内装仕切り板は木目」
 ……とか書くとそれっぽいですよね?
http://www.brickshelf.com/gallery/sekiyama/clocodile/TaiwanRailway/ChuKuangExpress/Coach/zb0017.jpg

 ほか、洗面所(デッキ側)、便所、給湯設備を設けています。

・台車は車体の見かけよりも近代的なタイプが奢られていますので、とりあえず今風のエアサスっぽく仕上げました。床下は……適当です。

 先にも記しましたが、最近は「内装造るのめんどくさい病」に掛かりかけてましたが、やはり造ってみると(自己)満足感が違いますね。

●製作に当って〜電源行李車
 初期に導入された車は日本製と聞きます。
 が、当時の日本の20系、はたまたマニ20そっくりの韓国の発電車(日本製)とはまったく異なる、異質のスタイルが印象的です。

 で、荷物ドアとか側グリルとか、また電源室の点検用ドアとかでやたら面倒そうな側面です。で、実際に面倒でした。客車の何倍かは手間が掛かりました。開口部多いのも困り者でしたし。

・側グリルは、客車同様外板とツライチに収めています。
・片方のデッキはドアが大きく凹んだ形状なので、思い切って「いつもの」客車スタイルに。
・荷物ドアに、電源室点検ドアは勿論開閉可能。プラグドアで開閉可能にすると微妙な凹みも表現できるので好都合です。
・電源室は点検ドアに明かり窓から見えるように(笑)、エンジンと発電機などを設置。エンジンは例によってそこらに転がってたテクニックの変形コネクタからそれらしく。V8の立派過ぎるエンジンですが。
・列車全体の重量が増えつつあったため、補助動力も考慮し、トレインモーターも組み込み可能にしています。客車がもう1両増えたら考える必要があります。

http://www.brickshelf.com/gallery/sekiyama/clocodile/TaiwanRailway/ChuKuangExpress/BaggageAndGenerator/zb0016.jpg

●まとめ
 とりあえず機関車+電源行李車+客車2両という、最低限の編成にはなりました。オレンジの手持ちをほぼ使い果たしたので暫くは無理だと思いますが、あの展望車は何時か作ってみたい題材です。
posted by 関山 at 23:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 鉄道作品(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

普段、あまりインテリアには興味が湧かないのですが、この作品に関しては外観カラーと共にとても印象的ですね〜。現地には行った事は無いのですが、ブログを見るうちに頭にイメージが出来上がっていたのでしょうね、実写の雰囲気とすぐにリンクしましたよ。

特に内装が20系とダブるな…とは思っていましたが、あの、まだ古典になり切れない中途半端な魅力はひしひしと伝わってきます。本当に国鉄時代の格下げグリーン車ですね。九州や四国で、ビンボー旅行の際にはお世話になりました(笑)。

南国独特の明るい田園風景の中を走るオレンジ色の列車はさぞかし魅力的でしょうね。レゴのタンとオレンジ&クリアブルー(この色、すごく明るくて好きなんです…)のマッチングが素敵です。

電源車の表現も的確で良い雰囲気です。…関係ないけど、競争馬を輸送する馬匹輸送車に似てる(笑)。窓から見えるエンジンにそそられますよ。屋根の表現は、1×3のカーブスロープが沢山あったらベストでしょうね。

何れにしても、私の中では台湾の鉄道イメージを大幅にアップしてくれる作品には違いありません。凄い!
Posted by G@ひたひた at 2007年07月27日 17:24

■G@ひたひた様
 インテリアは自信作だったりしますよ。棚上げに際してはインテリアの写真をトップに挙げたくらいで……ご評価が嬉しいです。やはり内装とドア開閉は止められません(笑)。

>あの、まだ古典になり切れない中途半端な魅力
 ここも筥光號客車の魅力を突いていますね。日本の客車の常識で見るとやはり良い意味で半端な部分がありますから。

あと、「運転台の無いキハ28」は乗られたんですか。この種のフルリクライニングシートの普通車も随分減ってしまいましたよねぇ……。そういえば165系の最後の定期運用もこの種の座席の車だったような(笑)。

>南国独特の明るい田園風景の中を走るオレンジ色の列車
 あのオレンジ色は本当に風土に似合った色ですね。おかげで久々の撮り鉄がとても楽しかったです。
 クリアブルーは実物のブルーグラスに合わせたのですが、効果的でなによりです。

>窓から見えるエンジンにそそられますよ。
 見せ所に気がついてくださり嬉しいです。テクニックの使いどころとして正解だったんでしょうか。

>屋根の表現は、1×3のカーブスロープが沢山あったらベストでしょうね。
 カーブスロープだけでは浅めになってしまいそうですから、その下にプレート1枚かませてあげるといい感じになりそうです。

 思わずbricklinkで相場調べちゃいました……非現実的な価格ではないみたいです(但し新濃灰)。問題は重量……。

>私の中では台湾の鉄道イメージを大幅にアップしてくれる作品
 最高のお言葉、有難うございます。近くて行きやすいところですから、是非一度訪問をお薦めしますよ。
Posted by sekiyama at 2007年07月28日 23:56

こんにちは

上品に仕上がりましたね。
関山さんのテイストか、レゴという素材のせいか、なんとなくヨーロッパの香りを感じます。オレンジを赤やエンジにすれば、どこか小国のTEEのような感じになりそうですね。もちろんこのオレンジも素敵です。

内装の椅子これまたすばらしいですね。以前の記事で紹介されたときはテストでの作成だけかと思いきや、ズラリと並べられ特別列車の雰囲気満点です。レゴのシートパーツはベンチって感じでちょっと貧相ですから、それから比べると関山シートによるアコモデーションの向上は画期的です。
Posted by なも at 2007年08月03日 16:47

◆なも様
 お久しぶりです。
 
 ヨーロピアンな香りですか……隠し味がバレたか!という感じで、ちょっと嬉しい評です。あと、斜めの塗り分けはオランダスイス連合のTEEに似ているかもしれないですね(あれも何時かはレゴで……)。

 シートが好評なのも嬉しいです。ちなみに「先だし」した地点で既に客車は出来上がっており、内装に取り掛かったところでした。
>ズラリと並べられ特別列車の雰囲気
 ウチではお馴染みの(笑)、本物よりちょっと豪華に見えるというやつですね。シートの自作は今後も極めていきたいテーマです。
Posted by sekiyama at 2007年08月05日 01:27
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