
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=269858
以前に車体試作と足回り完成を中間発表したEF58。ミリオフ合わせで完成しています。
その後、インテリアも作りました。
厄介な部分である「足回り」と「前頭部」を処理したあとですから、あとは車体だけでそんなに問題はなかったはずなんですが……。
青いパーツは意外と最近のセットには含まれておらず、その取り寄せで時間と手間が掛かってしまった感じ。あと、難関は飛行機タイプの窓の青いの(過去1セットにしか入っていない、意外とレアな部品)。ミリオフなどで人に見せるたび、「茶色の、やらないの?」とか云われましたが、この窓に関しては茶色の方が難易度はずっと低いでしょうね(笑)。
試作段階との変更点は、AWAZO氏からのアドバイスで側面割付を見直したこと。半端な運転台窓は省略し、その余裕で機器室の窓配置を均等にしました。なにせ試作品の窓配置(5個の窓の配置が不均等)では、「まるで七つ窓の変形機、35か36号機に見える」とか云われてしまいましたから(苦笑)。
ちょっとしたこだわりは、前面帯に銀ラメのプレート1×1と1×2を使用したこと。テストショットと思しき、どのセットに入っていないレア部品ですが、やはり効果的。あとは側面のナンバープレートとメーカーズプレートの再現。
部品さえありゃ楽勝……と思いきや難儀したのは前面屋根部とヘッドライト廻り。微妙な隙間は残りますが苦心の作。
屋根上は青1色で……61号機同様黒だと思ってたので資料調べて驚きました。あと、微妙に前後非対称なのも無視して前後対称で作っています。屋上モニターはきちんと窓部が抜けたつくりで。
パンタグラフは4本腕も試してみたのですが、自分のスケールでは大仰になりすぎるので、いつもの2本腕で済ませてしまいました。
前面の窓柱はシールで貼ってみたりもしたんですが、どうも巧くいかず見た目も良くないので(と、いうかこのままでも58に見えるので)、今のところは見送りです。
インテリアはキャブ内も機器室も適当に済ませています。意外と資料がないので正確なところが作れないためでもあるのですが。それでも窓から運転台や機器室が見えるのは小気味いいもの。なお、機器室内の機器類はトレインモーターに直に繋がっており、ウエイトも兼ねています。本来なら12Vの機関車の如くウエイトブロックでも搭載したいところ……。
●結び
その昔EJLTC例会で「LEGOで絶対に作れない形式」みたいな話題で上がったのがEF58だったような記憶があります……その辺への妙な挑戦欲からの「無理」ではありました。車体前後の絞込みであるとか、製作者は気にして似ないものの世間的にはどうなんだろうか? と思しき全面の傾斜加減とかまだまだ改良の余地はあるんでしょうが、自分的にはこれで完成です。
ただ、結構面倒だった割には「いつかもう1両別タイプで……」とか思わせてしまうのがこの題材の罪なところ。誰もが思いつきそうな61号機は避けて(笑)、実は作ってみたい題材はあったり……。いつになるか判りませんが。
それから、この足回りで他にも旧型電機は手がけてみたいと思ったり。ほぼ同じ足回りでEF57とかペンシルバニア鉄道のGG-1(!)とか行けますから。1両作ると夢(というより物欲)は広がるものです。
●次回予告
勿論、そろいの客車も「インテリア完備で」完成しています。明日以降発表予定!
内装も完成したようでおめでとうございます。
いや本当に誰しもが作るには難易度が高すぎると思われていたEF58を誰が見てもEF58と思える形にしたのは完成度が高いと思います。しかも6幅ですからね(^^)
今後の日本型にも期待しています♪
正面はもちろん、横の窓配置はAWAZOさん指摘を受けてのことですが、実にそれらしくいい感じです。
しかし強烈な足回りですね。先輪も動輪と同じ径なのでF型というよりJ形!?という迫力があります。渡り線などをぐねぐねスムース通過するのは面白そうですね。
運転台のマスコン・ブレーキハンドルも参考になります。
◆SUU様
客車はもちろん、機関車でも内装があると、「生きてるなぁ」と実感したりしますよ。見えない部分だと自己満足ですけどね。
で、ちゃんと58に見えてるので安心しました。
>誰しもが作るには難易度が高すぎると思われていた
111や333辺りにお返しします(笑)。スタートレインの造形や技法は実物車輛の再現にも参考になる部分は大きいですよ。その意味であのプロジェクトの意義は大きいんじゃないかとおもったり。
◆なも様
窓配置は窓が均等に並んでいるのがやはり58らしさに繋がっているんでしょうね。
足回りに関しては、小径車輪を避けたかったのであの表現となりました。小径車輪は電機の先輪には些か小さすぎる印象が否めないんですよ。
>F型というよりJ形!?
アメリカには一見、2D+D2に見えつつ、実はB-D+D-BなんていうL型電機が実在しました。
<a href="http://www.northeast.railfan.net/images/tr_gn5019.jpg" target="_blank">http://www.northeast.railfan.net/images/tr_gn5019.jpg</a>
グレートノーザン鉄道のW1型。色は「湘南色」。
(格好いい! 惚れ惚れ……いつか造りたいです)
あと、ポイントをわたる姿はこの種の多軸車の見せ所ですよね。来週のお披露目が楽しみです。