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2007年10月23日

▼ 台湾鉄路管理局 DR2700「光華號」

[製作:2007年5月〜6月頃]
http://www.brickshelf.com/gallery/sekiyama/clocodile/TaiwanRailway/DR2700DMU/2700_z018.jpg

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=281465

 1966年東急車輛製の特急用ディーゼルカー。如何にも東急車輛!なステンレスボディが特徴です。特急用にしては大人しい貫通型の顔つきですが(伊豆急100系に類似)、それでも片側面に1ドアという配置に、広めのピッチを約束した窓幅は特急型の証! 
 機関周りはアメリカはバッドの標準車RDCに準じていることも含めて考えれば、「伊豆急100系風の顔」に「国鉄キハ35 900のノウハウ」によって造られた、「和製RDC」と云ったところ? 妻面の縦コルゲート部はキハ35 900同様ですし、屋上の巨大なラジエータ(クーラーに非ず!)はRDCの流れを汲んでいます。

 全回転クロスシートであるのですが非冷房コイルサスというスペック。ここは狭い固定クロスながら冷房エアサス付のキハ65との対比として興味深いものがあります。この辺は何が必要かという営業サイドの割切りの問題なんでしょう。

 1980年ごろまで特急「光華號」で活躍しましたが、台北〜高雄の電化により台北〜花蓮の急行に転用。1982年、こちらにもDR2800という同じく東急車輛製の特急DMUが導入されたため、以後は普通列車用に格下げされています。こうなると1ドア全回転クロスですから、さぞかし使いにくい車となったことでしょう!

 しかしなお、この車は今も過半数が健在です(動力車25両、付随車6両製造。現在の在籍は動力車20両)。車体の老朽化こそは否めませんが、カミンズエンジンのパワフルな走りはオーバースペックなほど。台東線の朝・夕・夜の列車のみの充当なので、乗りにくい・撮りにくい列車ではありますが……。

●製作にあたって
 現在の前面警戒色入りの姿ではなく、オリジナルの銀色1色の姿です(台鐵のサイトから写真を引用)。バッド社ライセンスの車ということで、レゴで云うならもろに#10022(バッド製ステンレス客車)が類縁関係に出てくるわけで、製作は楽かと思いきや……。

 意外とそれらしい姿にするのに苦戦しました。強烈な個性がない車(個性がないのが個性!)というのは案外鬼門であるものです。あと如何に#10022のクセを消すかにも。
 前面窓は%7026(2×2の家窓)の灰色も少しは考えましたが、bricklink相場が1個4ドルという凶悪な部品につき断念。%4035のハーフトレイン窓としましたが、これも旧灰は高めの部品なのは困ったこと……幸いにも手持ちストックがありましたが。されど、貫通ドアの分は足りず、ここはハーフトレイン窓でも新濃灰ので代用しています(幌のおかげで目立たず) 現在は新灰のハーフトレイン窓が入手しやすくなってるみたいなので(現行品のお城に入ってますよね、たくさん)、その方向でいつか更新したいものです。
 貫通幌はおなじみAWAZO氏の流儀です。この種の貫通幌付の車を6幅で再現するときに「これ以外は考えられない」組み方でしょうか。

 警戒色の入ったスカート、そして翼のついた大型のヘッドマークには「らしさ」を出すための個性として大いに助けられました。ヘッドマークは翼部をプチスロで表現、本体はお馴染みの「盾」です。

 側ドアははじめはトレインドアをそのまま使うことを考えましたが、ドア幅が広く見えすぎてバランスが壊れることから断念。2幅のプラグドアを折り戸風の外見で作っています。運転台部の乗務員ドアも最初は省略するつもりだったのですが、なんとか開閉可能で再現しました。流石に非常口は省略しています。
 
 腰板は下半分は思い切ってコルゲートなしにしてしまいました。パーツ不足もありますが、ここもグリルブロックで試し組みしたところかなり重い感じになってしまったためでもあります。おかげで軽快な感じが少しは出せたかと。

 窓配置もさんざん迷い試行錯誤した部分ですが、窓無しでダクトが通っている部分を3幅とし、やや誇張した表現としました。

 屋根はあれこれ試した結果、33度の屋根スロープが一番それらしいと判断。#4512に入っていた余り気味の大味部品もたまには役立つものです。肝心のラジエータ部分は誤発注で何故か手許にごろごろしていた飛行機用のウェッジを利用。スマートさとボリューム感は両立できたかと。ファンにはターンテーブルをそのまま使用。

 台車・床下は例によって適当です。エンジンとかタンクの位置は一応それらしく(簡単でも推進軸の表現を行うと気動車は説得力が増します……よね?)、台車はコイルサスらしく。

 内部は「洞門部」(台湾のディーゼルカーの特徴。排気筒や屋上ラジエータへの配管をひとまとめにした部分)以外、特に凝った事はできず。それでもインテリアがあると満足度は違います。

●まとめ
 手軽に出来るかな、と思ってたら案外難しい題材でした。#10022臭さを如何に消すかとか、窓配置のバランス取りとか。あとは旧灰の窓部品が入手しずらい問題とか……。
 走らせてみると2両では少々物足りないので、もう1両中間車(2750型、キサハ)も! とか考えもするんですが、面倒そうなのでいつになることやら……。
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道作品(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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