なるべく記事に拾うようにはしているのですが抑えられていないもの、あるのかもしれません。
さらっと難度は高い題材ですが、それだけに工夫や解釈の分かれる余地があります。また、コダワリもみえてくる題材です。
お召機には、本物の華やかさがあります。
8620の「お召」自体はかなり実績ある筈で、蒸機の終焉期(1970年代)まで観られたものでした。ただし、この作品は大正末くらいの設定のようですね。赤い端梁やバッファが映えます。
国旗と紋章。
そして側面の手すりがこの時代ならではの装飾です。
それら以外の色気も抑えているので、本物感が強いのですね。
8620原型機としても、無理のなくそして曲線部分も残されてる造形です。円筒ではなくてスロープの缶胴も8620だと似合っておりましょうか。ハシゴの表現も見逃せません。テンダのスコップも味があります。
ユニークなのは、先輪をダミー化していること。意外とルックスは良く、そして走行上の問題からも解放されます。第一動輪フランジレス、第二・第三動輪フランジの配置も含めて試みた価値はありましょうね。
この角度も良いものですね。8620らしいフォルムは装飾の下からも窺えますから。
灯火が欧州的なのがまたエキゾチックでもあります。まだ西欧の香りを残していた大正の趣。
バッファは4.5V時代の古い部品です。それを上下逆に使われてます。
この美しさ。華やかさ。
サイドビュウ。
テンダ込で40ポッチほど。8620には或る程度の全長持たせるのが、良きフォルムのキモなのでしょうか。
(余談ですが拙作が苦戦してるのは、全長34ポッチにこだわってるからかもしれません)
テンダドライブの安定性重視です。
「賢所車」をあわせて。
長大編成にもなりますから、供奉車などの増備も期待したいところでありますね。
さて。<<続きを読む>>