より。
列車砲や装甲列車。鉄道の軍事利用に関しては、WWI時代が花盛り?
でもってWWIIでは時代遅れになってしまった(それでも最後の一花はなんとか咲かせた)「列車砲」と、冷戦時代から現代の「鉄道移動形ミサイル台車」(ロシアや北朝鮮。アメリカでも構想有り)の間に、ある程度の空白があります。
誘導型の大型ミサイルはWWIIで初めて実用化され、戦後普及した兵器なのですが。
どこの国でもその時代……1950ー60年代は自動車の発達や道路の整備があり、鉄道移動は考えられにくかったと。
とまぁ、軍事史素人でも空白があるのだろうなぁ、と思うわけです。
その隙間を埋めるような作品に、度肝抜かれました。

製作者いわく「V2ロケットの発射用トレーラーを参考に作成」とのこと。
他のプニコフ国のこれまでの兵器的にも、WWIIくらいの考証設定なのかなと。いやWWIIあとの冷戦初期くらいの印象を個人的には受けましたが。
V2、あのドイツが鉄道移動は考えなかったのが今思うと不思議ですよね。
考察はともかく、古典的なミサイルとやや古い発射台車の組み合わせはかっこいいものです。

この角度。堪りません。
ランチャー廻りの繊細な処理、特に斜めの部分が良いのです。
古典的な「砲」の延長上にミサイルランチャを作り上げたような過度感。
8幅+α。ぎりぎり10幅に収まり。全長は概ね48ポッチ。架線がなければ広範に運用できそうです?
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