10月14日、鉄道の日を機会に、久々の更新です。
少しづつ、過去分も更新していく予定ですのでご期待ください。

秋保電鉄は嘗て仙台の近郊にあった田舎電車。全長16km。
1914年開業の、1961年の廃止です。
半路面電車でも有りました。仙台市電とは線路は繋がってたようですが、しかし直通など有りません。1067mm軌間で貨物営業も行っておりましたが、しかし国鉄との貨車直通もなく。軽便鉄道……に限りなく近い、1067mmの電鉄の一つでありました(類似するのが静岡鉄道秋葉線でしょうか)。
ここに、モハ410・モハ411という素敵な流線型の小さな電車がおりました。
1942年に発注、戦争のため完成が遅れて1946年に入線という。しかし大きな窓の可憐な電車。阪神の「金魚鉢」の一群もそうですが、戦時下にこんな電車が作れてしまったのも不思議な感じ? 仙台市電の45形とは同形で、仙台市からの発注流れ品とも言われていますが。
1961年に廃止とともに廃車。わずか15年の活躍に終わりました。
(仙台市電の同型車、また伊予鉄道の同型車も早期に姿を消しています)
しかし、秋保と仙台市電のものは意外と記録の多く残っています。そのスタイルの佳さもあったのでしょう。

制作の狙いは、「小型レイアウト向けの、まったり走れる車輌が欲しい」に尽きます。小型レイアウトはR24カーブ(TRI-X-BRIX)や、R19カーブ(薬師山式。R40を切り刻んで作る急曲線レール)で組む、即席パイク的なものです。
小さくてもそこそこ見栄えがして。
また、付随車を牽引することも出来る。

前面はお面を貼り付ける形で傾けています。
絞りのある側面を上手く合わせる。
隙間上等で、まずは形ができればと。

側面は窓数間引いています。
秋保はいくつかの色がありましたが、ダークブルーとクリームのツートンでウインドヘッダーダークブルーと言う時代を選んだ由。
この時代は窓枠が水色でしたので、窓の上辺に軽く色差しして表現です。
車体は窓から下が上下逆転組。これは路面電車作るときの定番です。車輪をL形パネルで避けるためですね。
ドアは2x3タイルを使いたくも手持ちがなく、プレートで代用落成です。
足回りは1x6プレートで単台車らしく。
床面の低さはこだわりです。<<続きを読む>>