
JRというか国鉄の車両。
実は1954年のナハネ10からの問題は、車体裾の絞り込み形状なのです。
省略するというか見なかったことにするのも解決策でした。特に6幅では。
というか、6幅では無理して再現しようとすると違和感が否めないですし(車種には依りますよ!)、何より工数やコスト、強度の問題だって大きいのです。
でも。その表現を前頭部のみに絞れば……?
その意味で、興味深く、示唆に富んだ表現の作品です。
先方の記事
JR北海道の代表的通勤型車両 721系
https://ameblo.jp/ainchan2019/entry-12668198745.html
721系の本線デビュー♪
https://ameblo.jp/ainchan2019/entry-12669295450.html
721系 快速エアポート完成へ…
https://ameblo.jp/ainchan2019/entry-12670580663.html
721系快速エアポートと…
https://ameblo.jp/ainchan2019/entry-12670920724.html

札幌都市圏でお馴染みの721系電車。1988年の車ですから高架化前の札幌駅も知ってるもはやベテランですね。
北は旭川、南は苫小牧まで足を伸ばします。旭川だと相当な長距離です。
車体は未だ国鉄標準的な流れが残っていた頃で、205系・211系の流れの「軽量ステンレス車体」(東急8090系などの流れの)であり、車体断面は211系に等しく。つまり裾絞りの結構目立つ車体。

アイン様の作品では、前頭部の1ポッチ分のみを絞ってきました。
この効果は、絶大。
スマートさ・流動感が全体に感じさせられるではありませんか!
前面の後退角こそ割愛ですが、そうであってもきちんとまろやかに見えるのですね。
他にも功をなす要素は。
軽快なそして立体感ある幌枠表現。
前面窓の横組とクリアタイル。
凝った形状の立体的なスカート。
でありましょう。
また、貫通ドアや乗務員扉の色変え(新濃灰)も効果的です。

先頭車の側面です。
サイドのリブは省略ですが、余り気にならないです。
<<続きを読む>>