1970年代後半から、1980年代の雰囲気でしょうか。
今でこそトラック(トレーラーヘッド)は輸入車も増えましたが、あの時代は特殊用途であるかどうか……みたいな雰囲気。それだけに舶来のミニカーやら、翻訳の絵本や図鑑で見る外国のトラックは憧れを抱かせるものでありました。
https://twitter.com/houmeisya/status/1382341664400805888
より。

すっきりと。
而して、精細に。
(そして、エキゾチック!)
この両立感が第一印象です。
いつものsakurai様作品同様の6幅スケールですが、押し出し感が「良い意味で」弱めですので、4幅の自動車の世界観に溶け込める自然さなのです。
あぁ、正しく欧州産の玩具であること、全身に顕してますよ!
顔は、ボルボしていますね。
斜めのエンブレムパターンはスケート靴の利用です。いつか真似したい表現です。
丸目4灯の灯火は「垂れポッチ」使う贅沢さ。あの丸穴をライトに見立てると独特の表情になるのです。

赤とタンのツートン。赤のマッドガートの形状が流麗。
ディテールも抑え目で、そこがかえって上品さに繋がってる。あぁ、欧州の香り!
そしてポッチ隠しの数々に惚れ惚れさせられるのです。丁寧なモデルです。
ドアハンドルはローラースケート靴ですよね? 細かい!

トレーラー部分は「LOGISTIC」ならぬ「LOGISTIK」。北欧語圏の正しきムード。
車体の裾部分も細かい赤ライン。このパターンの細やかさが嬉しい。

ランディングの状態。この状態のトレーラーも魅力的ですよね。
リアのバンパーと、そしてスペアタイヤにも注目です。
レンガ舗装の歩道に持ち出されての撮影も素晴らしきことです。
全身で、あの欧州が(北欧が)憧れだった時代を再現しているではありませんか。
一つの指標になるべき、自動車作品です。
リアルな欧州型の7幅の鉄道作品に合わせてみたくなえりますね!
で、自分としてはなんとか「5幅トラックにこのテイスト落としこねないだろうか?」 と野心を刺激されるのでありました。