
「オレンジ色の列車を作りました。レトロな半流線型の気動車。
全体的に良い見た目にできた◎ 内側に座席を作り、ドアも開閉。
特定のモデルはない自由形だけど、日本の古い車両を参考にした(キハ04・キハ07など)」 とのことです。
https://twitter.com/nnnk_lg/status/1369598154266447876
不思議というか、エキゾチックな印象の半流線型気動車です。
明らかに旧型(キハ41000やらキハ42000あたり)ベースなのに、張り上げ屋根のノーシルノーヘッダ。そして二つ目玉。
何らかの更新改造を尽くした車……? という感じが伝わってきます。
日本形の文脈なのですが、日本形らしくない。
台湾とか樺太あたりの、1067mm軌間の(762mm?)気動車を思わせる何かがありますね。それがエキゾチックな第一印象に繋がってくるのかもしれません。

海の見える駅で。
南国の印象です。やはり、台湾あたりの雰囲気を感じさせますが……。しかし、この車は架空国家「皇国」の車であります。
造形見てまいりましょう。
4枚窓の全面。左右2枚は表面出し組みでベクトルが変えてあります。独特の流動感。丸みとしてはそれこそキハ41000とキハ42000の中間くらいなのでしょうか(笑)。
前照灯が窓上2灯なのはデザイン上での大成功ですね。
側窓はブルーグラス。南方ゆえの装備でしょうか。
ただエアコンとかの時代ではなく、屋上にはお椀型ベンチレータが並びます。
旧型気動車らしい軽快な台車がいいですね。台車枠の茶色……錆というよりは鉄粉が付いた表現も良い感じです。

長閑に。
オレンジと白のツートンは緑に映える色です。

動力無しのトレーラーで、その代わりにインテリアが備わります。
7幅のメリットで座席が左右にあるのですね。ドア開閉もこだわりのポイント。
気動車と小型蒸機の楽しい世界。良いものです。