500馬力という当時としては大馬力で強引に非電化区間を高速化し、また電化区間では電車に負けない動力性能……を目指したものでありました。
然し、そうしたハードな運用には無理も多かったようです。
幸いにも主戦場からは早期に離れ(期待されてた、電化の進展)、ローカル特急の軽めな仕業に回され、そのおかげで或る程度は生き延びることができたのでした。
中でも最後まで残ったのが、JR西日本での特急「はまかぜ」で、更新のうえ新塗装化されて充当。2011年に引退。特急車として39年以上ですから、よく保たせたものです。
レゴでは、2002年ころにBUCHI氏作品がありました。
キハ82に比べて作品は少ない感じです。この番翁様作品も17年ぶりってことになるのでしょうか。

(番翁様撮影)
新塗装です。ダークタンに解釈しているのですが、これが違和感ないのです。
前頭部は半ポッチずらしで造形という古い手法ですが、ディーゼル特急にはなぜか似合うのですよね。幌枠も張り出しにして立体感をより強調しています。
ジャンパ栓を強調しているのは、スマートさよりも力強さの181系らしく。
特徴の角型ライトケースも181系らしく。

(番翁様撮影)
先頭車。キハ181形。6幅ながら長めのスケールです。ここは先行のキハ82と揃えられる感じ。運転台直後の機器室が広いのがキハ181らしさ。ここ外見はかっこよいんですよね。定員減るので営業的にはどんなものだったのやら。
新灰の屋根に対して、屋上機器新濃灰もアクセントになっています。
ちらりとみえる中間車キハ180形は屋根上のラジエータが見えます。あれは181系の大きな特徴でありました。グリルスロープという適任部品の存在は大きいですね。

(エース様撮影)
キハ181形のサイドビュウ。
上下方向小さめの側窓がJNRな感じ。スケール的に好ましいバランスです。

(エース様撮影)
最高のカット! 流しがばっちり決まる。

(エース様撮影)
先行のキハ82系と。

(エース様撮影)
きれいな並びです。
同じ方向性で造られておりますから整合性有るのですよね。またキハ181形とキハ82形の差別化もできておりますし。
キハ181系。活躍範囲は東北(山形の辺り迄。関連して上野口)、中央西、山陰地区(関連して京阪神)、四国地区とそこそこ広いのですが。しかし、先輩のキハ82が旭川・釧路から西鹿児島迄活躍しちゃったオールラウンダーぶりに叶わず。しかし、国鉄色に四国色といったバリエーション展開も考えられ、なによりキハ180形・キロ180形のラジエータという魅力! 時代的にはヨンサントウから21世紀まで。
……皆様も製作計画に含めてみては如何でしょうか?