JR西日本287系電車は2010-12年に製造された山陰地区ならびに紀勢線向けの特急型電車。高運転台・貫通型オンリーの仕様の実用派?ですが、流麗な造形は貫通路の存在を忘れさせるほど。山陰地区のものは4両基本+3両付属の編成。コンパクト編成の柔軟な使いこなしは関西某私鉄の有料特急か、はたまた、嘗ての急行列車群の名残か……?

7幅のやや大きめ。そしてリアル感あるモデルです。
ツルンとした前頭部。造形の単純化は認められつつ、上手く雰囲気を掴んでおりましょう。
運転台窓から屋根へのラインがとても綺麗です。
側面屋根部、丸ブロックならではのカーブがこの電車の印象にぴったり。
床下機器。かなり作り込んで来られましたね。ここに横組入れることで精細感があります。
惜しいのは前面スカート。もう少しのボリューム感があったほうが「らしい」かもしれません。それでも車体との間の間隙は大事ですが。
文字ブロック(1960年代の部品です!)で形式番号と「JR」表示。青文字のJRは西日本ならでは。ドア脇の表示機関係も細密感。

7幅なのでインテリアは2列の座席が表現されています。分割ラインを左右でずらしているのは屋根外しての展示状態で見栄えがするものですね。
ドア窓に上部丸隅使ってるの注目。意外と似合うのです。

左からクモハ286。モハ286。クモハ287の編成です。
先頭車のドア位置が正確なのが嬉しい。

編成くんで。片方の前頭部は前照灯対応です
7幅の中型作品ですから、3両でも結構な存在感、迫力があります。
今後もJR近代路線続けられるのか(この顔は応用効きますよね!)、はたまた古典路線継続か……気になるところですが、いずれにしろ楽しみなのです。