
<実物写真は、エース様撮影>
えちぜん鉄道が福井鉄道市内線との直通のために用意した低床電車で、2016年に2編成が導入されたもの。
拡幅車体など福井鉄道の3車体連接車F1000形と仕様を揃えていますが、2車体であること、また前面デザインの変更がインパクト大きいですね。
F1000形がカッコいい凛々しい……のに対して、L形の方は「かわいいっ!」ですから。
専らえちぜん鉄道三国芦原線から、福井市内への直通に使われています。

ドイツ流儀の、新潟トランシス製路面電車の作品も随分増えてきましたが、今作は特にスマート。塗装が黄色1色というシンプルさは難度を下げ、そして上げる要素です。塗り分けがないので単純化できる反面、「一切の誤魔化しができない」ですからね。
その中でスマートさの追求を叶えてる作品です。
前面窓は曲面キャノピなども検討されたのでしょうが、敢えて3x4パネルにして電車らしさ狙ってるのでしょうか。
横組み造形で整えられた前面下部見事。
難度高い、前面と側面のつなぎも成功されてますね。
ワンアームパンタ。アンテナ使った補助アームで精細感強化!理想的形状でしょう。

真正面。不思議な、そして可愛い顔です。愛嬌の塊のような。
2編成にとどまってるのが残念なほど。
なお、この種の電車の作品では側面下部がやや膨らんでしまうものなのですが(動力とか車輪避けることと、車体断面にメリハリつけるため)、この作品ではフラッシュサーフェス実現しています。

サイドビュウ。
2両連接で、左の車にモータ、右の車にPUハブ搭載です。
実物は2軸車の2連ですが(かなり荒っぽい言い方ですが)、この作品では、左の動力車が1軸。右の付随車が2軸です。ええと、逆じゃないんですよ!
側窓は3x4パネル。大窓感が気持ち良い<<続きを読む>>