9Vは事実上不可ですから(例外あり)、どうにかして「大振りな」PFの機器一式を収めなきゃいけません。
Mモータ、受光ユニット、単4電池用電池box。
それを6幅のミニマムサイズに押し込む! 難度高いです。その上できちんと走らねばなりません。
まぁ……それ故に工夫する楽しさに溢れる楽しいジャンルでもあるのですが。
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工夫には「ちょっとした加工」も肯定されましょう。
嘗ての006P電池box(9V用)を、PFで使う手法は過去に公開されています。
これで合ってますよー。
— ユウユウ (@mini1275jkdlego) 2019年10月18日
ちなみにこんな事をすると9V乾電池Boxが使えたりします。 pic.twitter.com/cN0nlBs7Oj
要点をもうせば、PF受光ユニットへの給電部分を内側線・外側線をそれぞれ短絡して上げればよいわけです。ぶった切ってコネクタ付け替える魔改造もありですが、アルミ片(アルミ箔などでOK)を挟み込む可逆的な方法もあります。
これで、最大容積の電池box単4用をかなり小さくすることができる!
よし!昔の9V角電池で動作した!感動だわ。 #レゴトレ pic.twitter.com/27mUETxZDn
— さくりん@12/14艦これ忘年会 (@saku_rin) 2019年10月20日
これが実現の第一歩です。

そして、完成です。
定番のC11は真岡鐵道の325号機仕様とのこと。特定番号機ですね。
「ボイラーを小さく見せるためにデフレクターをできるだけ細くしたり、実車で見てきたものを詰め込んでみました♪」
とのことです。フラッグ使ったデフレクタは薄く見せる効果がありますね。付け根がちょっと気になりますが……。
全体のプロポーションは勿論良好です。ディテールも精細仕様といえるものでありましょう。全部盛り?なのですけど、均整とれてます。
地味に効果が絶大なのは、タイルでサイドタンク裾を延長していること。サイドタンクに段が付くデメリット差し引いても、C11のサイドタンクの大きさや重み、少し隠れる足回りの上品さ……が表現できているのですよね。

バックビュウにこそ、この種の機関車は、何かが宿ります……。
背が低いこと。
車輪の間隙が正確であること。
露出したプレート車輪に台車枠表現が正確な従台車。
そしてディテール。梯子や架線注意警告板。
3枚窓を表現したキャブ。無論キャブ庇も。
こちらを前にして走らせてみたいものです。

サイドビュウ。
もう何も申すまい。完璧なスタイル。<<続きを読む>>