例えば地味に人気の国鉄形式な103系や205系。
また今の関東の通勤形の主力にして「乗って快適」なE233系は作品も少なくないのですが、209系はあんまり人気がない?
まぁ、デビウ当時の「走るンです」なんて言われ方であったり、お世辞にも快適とは言い難かった車内設備などのネガティブイメージが抜けていないのも大きいのかもしれませんが。
いや、それ以前に。
基本番台の大規模導入が京浜東北線のみであったこと(試作車が1992年より)。南武線と八高線では少数派に終わる。
引退が寿命半分のコンセプトどおりに早く、京浜東北線では2010年迄に引退してしまったこと。
その後の転用が、千葉地区で113系・211系の置換用であったことで、更に印象に残りにくいのかもしれませんが。
(千葉は「通りがかり」がないのですよね。東北線とか上越線などと違って)

その千葉地区に状態良好車をかき集めて再組成されたのが2000番台及び2100番台。
4連と6連があり、先頭車のみがセミクロスシートです。ついでに言えばロングシート部分も先頭車はE233系同様になってます。いわば「軟座車」。
実は211系時代には全ロングが当たり前だったので、改善といえば改善なのですよ。
って実物の話はともかく。
209系の無機的な印象と、レゴの無機感の相性はかなり良いものですね。
前面造形は白く額縁を造り、前照灯のある裾部を1幅横組み。その上に帯重ねて窓部分を3幅横組としています。
四角い顔が、如何にもな209系ですね。

4連が2本造られています。実物では4+4や4+6の編成も見られるようです。

4+4の8両運転。なかなか良い雰囲気です。
前照灯は1x1クリアブロックではなくて、クリアのヘッドライトブロック使うことで、ライトケース内のバルブ表現に見立てているのですね。オレンジの内部色は偶然か狙ったものかは不明ですが、しかし尾灯っぽさもあります。

如何にも、千葉の海沿いの小駅といった趣です。
千葉の209系も導入から10年です。
想定寿命から言えばもう10年も超えてるわけでそろそろ廃車の動きもあるかもしれません(南武線は2014年に引退、八高線も2018年引退です)。
代替にE217系の転用の噂もありますが、その際に編成端のセミクロスが維持されるのか気がかりです(E217系の基本編成は全ロング4連……)。
最後の209系。案外、乗るなら今のうちなのかも知れません。
18きっぷのない時期のだらり乗り鉄に実は千葉地区は有能であり、東京近郊区間の一筆書き乗車で最低運賃の乗車券(ICカード不可。多分。あと行程表は持参が望ましい)で房総半島一周できちゃったりもしますから。
【追記 2019 11月14日】
動画が上がっていますので、リンクしておきます