
「パーツの制約」の中で、最大限に頑張って作られたことがわかる作品です。
制約の中で造形し、色や形を整える。
そして、実物の特徴をシンプルなラインの中に捉えています。
窓は黒ブロック処理ですが、メリハリが付いて有りですね。
位置を工夫することで、ここはドア、ここは窓っていうのも分かりますし。

前頭部。四角いブロックに抽象化された、N700系の複雑なライン。
然し、抽象化されてなおN700系らしい個性を放ちます。的確に捉えた証でありますね。
なんとなくですが、拙作の上野駅壁画「自由」のモザイク化を思い出しました。
抽象化には思考とセンスが必要です。
惜しいのは、それもとても惜しいのは集電装置が無いことでしょう。
300系の大仰なパンタカバーが懐かしいですが、N700系でも集電装置回りは各種の工夫が凝らされたところであり、レゴでの作りがいがある部分なのですよ。

それでもこのポチスロ1個分の「鼻筋」に、ミニマリズム的なセンスを感じます。制約の中から生まれる造形。
今後も楽しみにしております。
そして、よろしくおねがいします。