長らく1997年のデビウ当時の特殊塗装を保持しておりましたが、近年は京阪の新標準色になりつつあります。
京阪に関しては新塗装も趣味が良いのでどっちが良いか、難しいもんですね(個人的には新塗装が好きです)。
内外装とも丁寧なものであり、20年以上前の電車という感じはありません。陳腐化しないデザインは新塗装化で更に冴を増した感があるように覆えるのです。


エース様の作品。先ずは旧塗装車。
以前も同題材行っておりましたが、今回は大きく「解像度」をあげてこられました。
前面がキャノピーではなく3幅分の横組で精細感を出していることは注目されましょう。前面窓と非常口の配分も面白い。
また、側面ではドア窓が埋まり、沓摺表現もあります。
車幅灯はオーバースケールですが、而してこの「路面電車」には必然性の高い装備でありますね。誇張表現で正解でしょう。斜めの塗り分けはディジタルな割り切りですが違和感もありません。丁寧になってきた作品と思うのです。


こちらは新塗装車。これで京阪の一員になった感です。なお、緑の京阪電車でクロスシート車というのもえらく久々ですよね。
当然ですが、同じ題材ゆえ組み方は同じです。車体裾の黒はエラー? かと思いましたが、800系に関しては裾の黒差しが新塗装でもあるのでした。
なお、現状でどちらも先頭車のみの試作品です。
ともあれ。
京阪の大津線(京津線・石山坂本線)は過去もそして現在も、とても面白い題材でありますよね。この路線の題材、増えてほしいもの。
自分も「びわこ」60形のリメイクとか考えたいですね。260形の特急色とか80形とか魅力的な題材いっぱい……。
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さて。
解像度が上がったのは嬉しいのですが、然し惜しいところもある作品です
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