http://legotrain.seesaa.net/article/466002899.html
有澤様の地元題材、とさでん交通(土電・土佐電気鉄道)の200形電車が大幅アップグレードです。

この側面に惚れ込みましたよ!
まさに、路面電車……1950-60年代のボギー車の模範的作品と言えるほどに。
無理して二段にせず、1段に割り切った側窓。窓の位置も高めで幕板狭いほうが路面電車感は出るってものです。
凹ませたドア。大事なインパクト。
そして、車体裾の処理。1幅のタイルを貼るのはフィクションではありますが。しかしレゴで路面電車造るときの問題である車高下げと、その際の車体裾処理の問題を解決してくれます。
ここは低床電車で足回りをタイルで覆うと落ち着くの同じ、末広感の問題かもしれません。
違和感なく車高が下がり、そして適度に足回りが隠れます。
この作品では車輪枠部品のみをダミー車輪にしていますので、きちんとボギー車に見えるのですね(実際は2軸+ダミーですが)。
なお、1プレート分の張り出しは、同じく1プレート分はみ出す(笑)、広告枠で相殺される感じです。あるところを目立たなくさせるなら、他を目立たせろ、ですね。
社章や出入り口表示なども良い意味で目立ってます。

反対側側面です。
200形冷房車の特徴である窓柱を一部太くしてダクト通してある部分が、窓の横組化でより鮮烈になりました。
なお、元からの部分でありますが、屋上機器の賑やかさもこのタイプの魅力でありますね。

斜め前より。
サイドの違和感はやはり、皆無です。
前面はそのままですが、前照灯が付いてより「土電」らしくなりましたね。土佐の電車はほぼ全車が窓上ヘッドライトで、どことなく路面電車と郊外電車の間の子的な雰囲気がありますから(実際路線網も半ば郊外電車的です)。
200形のカラバリであったり(復刻塗装車が二種類もありますよね)、また600形や700・800形という展開もできそうで、楽しみにしております。
それにしても。路面電車、奥が深いです。