これもいくつか変遷有りまして、初期には急行や特急(料金不要の!)のに用いる車はマルーンに銀帯の車もあったのです。
塗装ではなくてステンレスの銀帯を巻いていた800系に820系。奈良線の料金不要特急(現在の快速急行)に充当されていました。
また、大阪線の特急車格下げ車(6431系等)や、奈良電の1200形もこの塗装だった時代があるようです。
正直なところ、1色塗装はシンプルに過ぎる部分もあるので、銀帯巻いていたのは良い趣味でした。800・820系が更新時に帯撤去して姿を消してしまったのは残念でした。
さて、昨今の近鉄は「復刻塗装」が盛んです。
マルーンに銀帯も「鉄田原本線開業100周年記念復刻」として実現した由。

近鉄通勤車といえばこの方! なエース様がもちろん手がけて居られます。
8400系電車のB14編成……なのだそうです。近鉄素人ゆえにこの種の電車は全て「8000系?」で済ませてしまいそうなのですが、然し、8000系らしい形状の8000系ですね。
そして、その先輩たる800/820系の塗色が似合わないわけはないのでした。
(8000系列は、900系のデビウ当時はクリームに青帯だった由。その後は長らくマルーン1色)。
前面貫通型ですので、820系の復活にさえ思えてしまいますよ。
写真はク8314-モ8464-モ8414です。

逆向け。モ8414を先頭に。近鉄は先頭車片ホロですからホロの有無で結構表情が変わってくるものです。

ク8314。
車体造形はいつものスタイルです。レゴ純組のシンプルさと、近鉄通勤車のシンプルさの相性って良いものですが、1色+帯の塗り分けは特に様になるものですね。
造形自体は、いつものエース様の定番です。4ドアを3ドアにアレンジ。なお運転台後ろの窓を省略しないのは近鉄では大事なことです。

モ8464。
前後非対称の中間車です。
これも昔の近鉄通勤車の特徴でありましたね。
見る端によって印象が大きく違ってくるのですよ。

モ8414。
エース様流儀の近鉄通勤車は屋根のポチスロ使用で大きくイメージを変えてます。
あとはこの基本形状でのディテールアップが今後の課題でありましょう。ドアに沓摺り表現はそろそろ欲しい頃でしょうか……。
ホロって電車の表情を大きく変えてしまうものなのですよね。


他の形式造結して、本線(橿原線か京都線?)の運用入ってるところでしょうか。
同じく復元塗装で、濃緑(1960年代までの標準色)との混結も行いたいとか伺ったのですが、赤い電車と緑の電車はきっと良い対称を魅せてくれるはずです。2x2の濃緑窓が前面に使う4個なんとかなれば、造るのもそんなに難しくないかも……? 何時か実現して欲しい鮮やかなる6連に期待膨らむのです。