車体はJR東日本のE233系に準じるものです。
その前の3000形(2代)があまりに酷い代物(デザインを捨てた車体形状。ツギハギの側面。硬いシート)でありましたから、この標準化は寧ろ大きな功をなしておりましょう。現代の通勤電車としてみすぼらしく見えることもなく、長距離乗車でも疲れない理想的なものに。
前面はシンプルながら、傾斜も微妙に付いた流動感有るものです。シンプルな飽きの来ない形状は悪くないものですね。

前面です。やや吊目の灯火類が巧く表現されておりますね。車体幅はいつもの5udon様の流儀で6幅+2プレート。6幅と7幅の良いとこ取りの寸法です。
おでこ部分は前頭部のみ1プレート下げることで、微妙な傾斜というか流動感の表現としています。
非常口は割愛。うまくいかない表現なら割愛も手でありしょう。
スカートの絞り込みというか隙間が綺麗です。このおかげで鈍重さを逃れているのですね。足元大事です。

側面見せて。3ドアへのアレンジです。ドアは微小な凹みがありメリハリ。

4両編成です。シンプルな形状であるがゆえの完成度を感じさせますね。
シンプルであると、誤魔化しが効かないのですよ!
屋上機器もツボ抑えた細密さです。
換気装置などはインゴット部品使って形状整え。アンテナも埋め込みです。

連結面から、車体構造を推し量ることが出来ます。
2019年からの「ト」形部品を芯材に使っているのは注目されます。こんな使い方がありますとは。
動画もあります。
なお、先方のブログ記事こちらとなります。合わせてご覧ください。
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小田急はどうしても特急車ばかり造られがちですから、通勤車のモデルはとても貴重です。名脇役として活躍、期待したいものですね。