自社発注車は1974年導入の1000形が1985年までに導入され、長く統一されてきましたが、2017年には新型A3000形への置き換えが始まりました。現在5編成が導入されてる由。旧車も新車も並行して楽しめる、今が一番熱い時期なのも知れませんね。
1000形です。
東急7200系の近縁ですが、全面非貫通非対称。下降窓のオールステンレスカーは1974年の地方私鉄にしてはとてもインパクトあるものでした。
導入当初はシンプルな銀1色であったこの車ですが、1986年頃からオレンジなどの帯色が入り、2000年すぎにはスカートもつけられています。その姿のモデル化です。
如何にもな地方私鉄の2連。この題材が似合いそうな小型レイアウトとか考えたくなります。住宅地とか茶畑とか。
ドア配置窓配置は省略無しで。窓は横組み。
ステンレス車体の表現はレンガブロックの裏面使用です。静鉄1000の時代だと未だリブの細かい古典的なステンレス車なのですが、腰板に関しては窓下のタイルも含めてリブを増やしているのが印象的です。違和感のない表現に繋がっています。
屋上機器は集中式クーラー。
デビウ当時は非冷房でしたが(東急7200系も非冷房)、増備途中で冷房車になり(分散式)、初期の非冷房車も集中式で改造された由。
真正面。前面のラインは斜めなので、窓を挟んでずれているのですね。なるほど!
やや惜しいのは前面の折れ角の位置でしょうか。モデルではヘッドライト上で折れ角がありますけども、実物は折れ角はライトの下なのです。
1000形の動画です。現地取材あり!
変わって新型A3000形。2000を飛ばして3000形。
こちらは窓配置など東急7000系(二代目)に似ておりますね。
編成ごとにカラーバリエーション持たせているそうですが、これは第二編成の「いちご」。赤が鮮烈で、また可愛い。
前面は二段階の角度つけが巧いです。また丸みの表現に1x6アーチ使ってるのがユニーク。
ライトは点灯。そしてスカートへのラインが綺麗です。
前頭部は側面から絞り込まれて、実物同様の流動感がありましょう。
2連の落ち着きです。フル編成でも2連ではありますが、しかし、複数編成の色違いを作る楽しさもありそうなのですよね。
やはり、側面は窓配置ドア配置に割愛無しで。広窓がゆとりもった窓柱を挟んで並ぶのでちょっと優雅な感じもあります。
静岡のインタアーバンにしてLRTなこの路線の代替わり、見守って上げたいものですね。
【追記】
A3000形の動画です。