九州新幹線800系は新八代〜鹿児島中央間の暫定開業時に導入された九州島内専用車。水戸岡鋭治デザインのインテリア・エクステリアは新幹線の中では際立ったものでしたね今なお色褪せず(個人的には一番好きな新幹線営業車でもあります 次点が100系)。
800系は700系ベースであるのですが、あのブサイクな前頭形状を水戸岡氏が認めず(!)、メーカー(日立かな確か)のボツ案を復活させたってエピソードもありますね。
おかげで、700系と違う、シンプルなラインの持ち主ではあるのですが。
しかし、レゴでの難度はさらっと高いです。
以前のsauseiji氏の作品ではかなりの物量で表現しておりましたが、超豆茸様作品では解像度もコントロールされているため力押しは出来ません。
そのためか、直線ベースの解釈となっています。これはこれでシャープな印象です。また、低いノーズが特徴であることがわかる造形です。
(個人的には、もう少しふくよかさが欲しいかもですが)
ライト点灯があります。ライトはニクル目の部品ですね。この部品は使ってみたくなる部品です。
6連でフル編成となります。
屋根の色は迷うところですが、新茶(レディッシュブラウン)でもそれらしくみえるもの。
集電装置周りは防音カバーなどがなく、今どきの新幹線にしてはシンプルです。
800系の動画です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
そして、N700系7000/8000番台。新大阪への直通用。7000番台がJR西。8000番台がJR九州の所属。
流石に車体形状はN700系に揃えざるをえなかったのでしょうが、インテリアには十分にJR九州らしく。
カラーリングは青磁色と言われる独特の極薄の青系統の色なのですが、この色はレゴの「ライトアクア」では濃すぎます。ライトアクアは伊豆急の上半分の色ですからね。
……白に割り切るのは正解でしょう。
前頭部は先のN700系(JR東海)とほぼ同じですが、塗り分けが少し違うだけでかなり印象も変わってくるものです。
極めて複雑なN700系の前頭を無理なく再現されているのは前作(JR東海仕様)と同様。凹凸の多い形状ゆえにメリハリが付きやすい……?
ダークブルーの帯は「ちょっと違う」印象を出すのに成功しています。ダークタンの要素も入ってくる帯色ですが、流石に割愛されています。ここ、うまい表現があればよいのですが。
車端部のロゴマークも大事ですね。装飾がないように見える新幹線も、ロゴマークは結構意識されている部分ですから。
もちろん、8両のフル編成です。
山陽筋は8連口が個性派揃いで面白いですよね。現行でも500、700RS、九州700が共存しておりますから。まぁ関東民は東京から北東方面を見ると、負けずに個性的なのを思い出すのですけども。
先に800系を見ると、パンタ周りのカバーなどごっつい感じがしますね。
ここも300系で一番カバーが大きくなりましたが、カバーそのものが空気抵抗ゆえ、進化し続けてく場所なのでしょう。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
そして。
これまで造られてきた東海道・山陽新幹線作品の並びです。原則としてスクラップ&ビルドなスタイルの超豆茸様でしたが、今回は撮影用に?片方の先頭車だけは保存されていてようです。
左からN700S、N700、800、923、700(レールスター)、700、500 ですね。
良い感じのラインです。
あれ? ブサイクな700系の顔も美人に見えなくもないような……? 鋭角感が素晴らしい。またこうして並べるとブサイク700系と美人な800系のラインに共通するものがあるのが分かりますね。
真正面から見て破綻していないデザインです。
ブサイクとか称した700系も(誤解しないでくださいね、実物の形状が、です)、こうしてみると「あり」に思えてしまいます。超豆茸様作品の中では一番上手いかもしれません。
その700系動画です。
700系新幹線の動画です。https://t.co/b5s5cRqdiw
— 超豆茸 (@kosenLEGOmaker) April 23, 2019
凝った撮影と編集です。ご覧あれ。