モデルは数少ない現役のスチームロータリー、レーティシュ鉄道Xrotd。1912年に2両が導入されたもの。
この種の除雪車は一般には非動力車ですが(日本の蒸気時代のロータリー除雪車は概ねそれですね)、このXrotdはなんと自走式。二組の足回りにはそれぞれロッドという凄くユニークな姿を持っています。瑞西人のメカは良い意味で変態極まれリ。
その上、車体は木造。
https://de.wikipedia.org/wiki/BB_R_1051%2B1052
何より驚くべきは100年を経て「現役」ということでしょうか。
瑞西自体で、蒸気動力の車両の現存は少ないものですのに。

8幅の車体。足回りのロッドは流石にダミーです。でも楽しさ伝わってきます。
羽根車はダミー? 車輪連動やモーター搭載で回転させることは可能ではありましょうが……? でもポチスロ使った立体造形が良い感じです。
小さなテンダも似合ってます。なかなかメルヘェンな世界でまとまってるではありませんか。

動力車は9850形。ケープゲージのマレー式。
メーターゲージの除雪車は意外と似合うものです。良い意味で大仰で、雪に立ち向かう力強さのある編成……といえましょう。


ターンテーブル上にて。

羽根車上の小さな投雪口がかわいい。前部窓は丸窓です。
フードの肉薄もいいですね。
瑞西ナロー系(瑞西メーターゲージ系)の題材が少ないままですが、sauseiji氏の氷河急行や、なも氏の一般客車・電機とも雰囲気合いそうです。何時か共演の機会ありますことを……。あと、ウチの瑞西電機な西武E52とも合わせること出来たらと思うのでした。