iL様によるその解決策が理にかなったものでありますので、記事に纏めさせていただきます。
8幅大型前提ですが、機構的には6幅への援用もできそうです。
……とはいえ、この種の機構は実制作でのテストを経てみないとわからないことも多いのが難しいところです。
振り子式車両は個人的には以前は余り興味がなかったのですが(自分好みの旧型車両とは無煙ですから、如いてあげればクモハ591とキハ391の試作車コンビですが)、然し、今や381系が希少形式になっちまいましたし、351系みたいな廃形式もあります。キハ2000も古くなってきて置き換えばなし云々。旧型車と言えるものが増えてしまいましたよね。
何れ、手を出したかったりするのです。
車体傾斜装置です。 pic.twitter.com/HpbGMoqKyU
— iL (@iL313692) 2019年3月25日
横圧対策は以下の通りです。
— iL (@iL313692) 2019年3月27日
1枚目
台車の旋回と車体下部の傾斜を利用する場合、
θ>0となり横圧が発生します。
θ=0は参考。
2枚目
曲線侵入・脱出時に車体を上下させ、
通過中は傾斜を維持するように車体下部の形状を工夫します。
曲線侵入・脱出時は横圧が発生しますが、通過中は発生しません。 pic.twitter.com/QUs6NhDdum
θが大きくなると横向きの力が増加するので、横圧の低減にはθが小さくなるように、
— iL (@iL313692) 2019年3月28日
つまりなるべく緩やかな傾斜を使い車体の上昇量を少なくすることが重要です。
直感的に理解するにはペンを用意して、
青いペンを動かしたときに黒いペンがどのように動くかを観察することで力の加わり方がわかります。 pic.twitter.com/1oh3uHw8j9
E353系です。
— iL (@iL313692) 2019年3月24日
付属編成の完成イメージです。
横圧対策をした車体傾斜装置が完成したので編成にしました。
車体傾斜装置は走行試験で動作確認済み、傾斜角度は2〜3度です。
純正品のカーブ、ポイントを通過可能です。
いつも気動車ばかりなのでパンタグラフの制作は難しかったです。 pic.twitter.com/X0GYmWtSHZ
実装予定の353系。付属編成の3両編成でもまとまるのも魅力ですね。
究極的造形ゆえ、機構もさることながら外見的にも楽しみなのです。