
久々の自動車系です。
レイアウトのアクセサリーに徹した、「リアルティのある」「1960-70年代前半設定の」小型貨物車両です。
池袋鉄道模型芸術祭のレゴモジュールレイアウトの雰囲気に合わせているのもありますけども、それ以上に、普段の鉄道系作品の世界観に合うものを狙ってます。


軽3輪。Mugen様の作品をコピーさせていただいたものです。
写真見て何とか作り方を割り出しましたが、優れたルックスでありつつも実はシンプルな構造に驚かされる。これなら、色替え仕様替えでの量産だって出来てしまうかも知れません。オート三輪、1960年代という時代の記号感が凄く大きな車種なんですよね。安易ですが便利な存在でありましょう。
それにしても、Mugen様の元作品は「ライトアクア」「新茶」なのですよね。対して拙作は「新灰」(……詰まんねぇ色だ!)。
でも、要領は掴んだので、次はもっとカラバリがんばりますよ(タンは手持ちでも行けそう。夢はダークグリーンやダークタン。アズール系)。無蓋に幌アリに有蓋。消防車や衛生者などの特装車……夢は膨らみます。
……取り敢えず3輪用タイヤ部品の発注掛けました。

小型トラック。ピックアップなんて洒落た雰囲気になる前の代物。というか名車サニートラックのつもりで作りつつ、フロントはもうちょっと古い車のイメージですかね。古い分には困らないのでこれで正解。
4輪になりゃ仕事の効率だってアップです?

もちろん、荷台周りはいろいろバリ展が考えられるってものです。
色はおとなしく青ですが、仕事車だと青とか白になっちゃいますよね日本だと。
赤や黄色がありえない感じでしょうか……。いやまて、赤は郵政(「便乗禁止」)という大口ユーザがおりますよね? また営業車・サービスカーだと意外と派手な塗り分けも有ったりします。ナショナル特約店仕様なんか考えたくなります。

そして2t車。プリンス・クリッパーの二代目(1960年代末〜1970年代前半)の再現モデルではあります。あのプロペラグリルの鮮烈なイメージ、たまたま読んだ「高速有鉛デラックス」みたいな有害図書で思い出してしまったじゃないですか!
ライトは4灯なのを2灯に割切。
肝心のグリルはシャフトペグで再現。内部で固定してます。
目立つプレスラインは差し色(新灰)で表現です。
キャブは小さめになるようにしてあの時代のトラックっぽく。とはいえキャノピーで制約される4幅車の難しさはあります。もっと時代が下った車に見えてしまうリスクはありますね。
でも、取り敢えず先輩格の某知人(アメ車3台持ち。関係ないけど)が「あのプリンス・クリッパー造ったのだれ?」とか云ってくれたので成功ではあるのでしょう。

荷台はシンプルに。泥除けはポチスロ使うMugen様の方法を真似させていただきました。これ、ディテール面でハッタリ効くので有り難いです。
なお、この種のトラックも無限にバリ展は可能ですね。
ベース車造ってしまえば、「はたらくくるま」の夢膨らむのでした。

取り敢えず、3台。
オシャレすぎない街のリアルティに? 作業着的な車は必要ですよね。

より充実な、昔の車な世界観。
ボンネットバスが1950年代な仕様なので、1970年代のモノコックリアエンジン車あたりも課題になりますねぇ。
自動車というのは記録写真などで時代を雄弁に語ることがあるので(鉄道車両や建築やましてや自然物に比べて代替わりが激しいので)、うまく使っていきたいアクセサリであります。