私が数年差で間に合わなかった、ちょっと羨望溢れる世界です。鉄道模型の世界では今も人気のあるテーマですね。

(AP様撮影)
先ずはAP様の撮影から。ご自宅での落成時写真です。
機関区としては小規模なものです。倉は20m級が(あるいはF級電機が)収まらないものであり、此処に居るのは私鉄の小型電機(ED31等)や、それらを置換えた国鉄の初期輸入機(ED17やED18、ED19)などであるのでしょう。ED62も小柄な機関車でしたね。
端っこに留置の荷物車は救援車代用でありましょう。
鋼製の20m級ですが、その先任は木造国電の改造の妖しげな車だったのかもしれません……。
時代的にはもう小型車の時代は終わって、高度経済成長時代の輸送力増強に迫られF級電機が大量進出……なのでしょうね。飯田線でも南部ではEF10が結構活躍しておりましたし、EF58さえ入線してましたから。先輪付の旧型電機は軸重でも横圧でも軌道に優しい機関車でありました(総重量は重いけど)。
故に、この雰囲気にEF56(EF57 1?)も、EF18も、EF13も似合うのです。一線級の機関車でないがゆえ、買収線区のクラに屯してる光景が自然に見えましょう。


(AP様撮影)
ジオラマとして、不自然になりがちな分岐器を避けた悠然とした雰囲気を狙われているのが分かります。AP様のややフルスケール寄りの車両が様になりますように。
一方で、複線間隔はイレギュラー承知でリアルティの追求です。
地面処理はタンベースにバラスト新茶色。あの時代の雰囲気が出てきますね、茶色は鉄粉錆びた色ですから。
細身の木製架線柱。鮮やかな緑のビームが印象的です。
肝心の機関庫建屋。下見板の処理が堪りません。これは2幅プレートの片方にタイル張った処理ですね。意外とコスト面で現実的?且つ強度もありそうです。サンドグリーンの中にオリーブグリーン混ぜてるのも良効果でありましょう。
屋根はシンプルにプレートですが、ここに瓦屋根表現とかあると「疲れる」かもしれません。機関車の舞台装置としては適度な引き算も必要に思えます。

(AP様撮影)
渡り板とか、機関庫内部がチラ見えするのが嬉しい。

(AP様撮影)
珍客その1。関山作の瑞西電機並び。
都落ちして生き延びた?ED54と、近隣の?私鉄から乗入てきた払い下げ済のED12(西武E52)。
この雰囲気に似合わないわけもなく。

(AP様撮影)
来客その2。隼様のC62とDD51。SL列車の入線でもあったのでしょう。

(AP様撮影)
名古屋火曜オフでは、隣接して客車区というレイアウトでした。

以下関山撮影分です(2月18日 火曜レゴオフにて)。
西武E52とEF13。
Ap様の新作、EF13凸形は足回り不調で走行拝めなかったのが残念無念でした。せめて形式写真撮って置けばよかったと後悔です……。
然し、この並びだと武蔵・多摩の何処かという雰囲気になりますねぇ。背後に八高線の気動車とか、西武の電車とかが似合いそうな(笑)。

私鉄払い下げの輸入機と、戦時型国産機の顔合わせ。

機関庫内部。
敷石の張り方が綺麗ですね。木箱や工具も。<<続きを読む>>