個人的にはものすごく苦手なのですけども、対象年齢の、元来のユーザーが遊ぶことを考えると致し方ない作りではあるのでしょうね。
その部品を使った高速列車のアイディアは幾つもあるのですが、しかし、このmieshin様のはなかなか魅力的なのでした。

カラーリング。見事にE5/H5ですね。
もちろん、E5/H5のあの複雑な造形ではなく、もっとシンプルなライン。然し、200系から100系の流れで理解できる「新幹線らしい」造形です。
整って見えるのは、前頭部下半の造形でありましょう。
汎用部品で一体成形部に上手く合わせるのは難しいのですが、見事に解決。
ニクル目のヘッドライトも格好良いのです。
スカートも凄く綺麗な形で、鉄道車両らしい造形です。
雰囲気は最高速度260km/h以上の新幹線……というよりは、最高速度160km/h程度の「在来線の中ではむちゃくちゃ速い方」かもしれません。その解釈ならスカート前端に連結器や連結器カバー、あるいはジャンパ栓などあっても良いかも知れませんね。
また、近年の新幹線ほど極端なスタイルにしなくても問題は無さそうです。
カラーリングは「新幹線に合わせた!」で納得できそうです。新幹線に合わせたカラーリングの在来線車両の例は少なくありませんし。接続するフィーダー輸送用と思えば自然に思えるのです。
側面は大きめの側窓の連続窓です。新幹線ほどシビアな条件が課されなければ、やはりこのデザインが納得できましょう。窓まわり黒く処理して連続窓風は定番のデザイン手法でsありますね。最近は廃れつつありますけども……。でも、それが平成初期らしい「味」でもあります。
……とか記しましたが、在来線用とすると床下スカート・台車スカートはオーバースペック? でも、格好いい。カラープランへの配慮で、ロングスカート有っても重苦しい印象になることは逃れています。

3面より。
どの角度から見ても破綻がありません。
飛行機(旅客機)の屋根部品、案外8幅の鉄道作品に使えるかもしれませんね。大量の入手ができればですが。あと灰色・新濃灰などは確かなかったと思います。白なら入手性良いでしょうけども。

8巾のメリット。運転席もゆったりしたものです。客席は作られていないようですが、左右に1列づつとか出来そうですね。
この作品、一応は試作? 編成化の予定は未定?
でも、面白いし美しい。3-4両編成程度でも実現したらと思わされるのでした。